冬休みですね。
寒波のせいで,今日一日,教室でポツンと一人仕事をしていましたが,もう寒さのあまりに,心が折れてしまいそうになりました。(笑)
3学期の始業式が始まってすぐに、教師が追いこまれる仕事は,「冬休みの宿題チェック」です。
日記・漢字・算数プリント・作文・・・
夏休みと比べるとそれほど多くはないのですが,甘くみていると,あっという間に1月が過ぎようという時期になります。
できるだけ早めに,適切に処理したい仕事です。
そして,これらを全てしっかりとみるのにはかなりな時間と労力がいる。
しかし、冬の子どもたちのがんばりです。
てきとうにみて、あいまいな評価を返すようなことはしたくありません。
私は駆け出しのころ,すべてのページにしっかりと丸つけをし、必要なコメントを書き,スタンプを押しました。
結果、莫大な時間を要したことは言うまでもなく、おかげで学期スタート時に,他の重要な学級経営の仕事が大変遅れてしまっていました。
しかも、残念なことに、これだけの努力をしたにもかかわらず、子どもたちは(保護者も)あんまり一つ一つの丸つけやコメントを見ていない・・・
そりゃそうですよね。
わざわざ宿題を1ページずつ見返して,確認するほど感心な子なんて,そうはいないですもんね。
ついでに,これらの宿題はおうちに持って帰れば,きっと棚や箱の奥深くに眠ることになる…
となると,せっかくの担任の努力も虚しい!
あるときから、私は工夫しました。
今では,
丸つけはせず、すべての評価を一枚にまとめた「賞状」を一人一人に作ってあげる!
ということをしています。
作成は,もちろんパソコンで。
「賞状」とは言え、中味はしっかりとした文面で子どもたち一人一人に、一つ一つの宿題について評価を書いてあげています。
例えば,
①漢字の書き取り
・・・20ページの課題をすべてできましたね。よくがんばりました。きちんと読み仮名もつけているし、字も正しく書けています。冬休み後半に、少し丁寧さが欠けてしまったようですので、3学期には気をつけましょう。
②1行日記
・・・友だちと楽しく遊んだ日がたくさんありますね。とても楽しかったことでしょう。1月2日に親戚みんなともちつきをしたことは,すてきな思い出ですね。おいしかったでしょう。先生も食べたいなぁ!
③作文
④算数プリント
・・・
といった感じです。
これらの文面を,カットなどを入れて明るくレイアウトしたA4サイズの賞状に打ち込み,賞状の完成です。
「一人一人にそんな賞状をつくるなんて,大変すぎる!」と思われるでしょう。
しかし、これにはちょっとした裏技があります。
まず、漢字・計算 などは、決められた同じ課題をしてくるわけだから、ある程度、何通りかの評価に分類できます。
だから、その段階ごとに評価の文面を何通りか作っておくわけです。
「◎」の文面と「○」の文面と「△」の文面と。
そして、その子の宿題のできに応じて、その文面を「コピー&ペースト」すれば早いものです。
だから、あとは日記・作文・図工作品などの評価になります。
これらは,それぞれに個性のある宿題をしてきているから、個別に評価を書いてあげるしかありません。
このときのコツとしては、その作品全てをくまなくみるのではなく、印象に残る一部分について評価することです。
そうすることでみる時間も削れるし、子どもたちにとっても、分かりやすい具体的な評価ができます。
この、「冬休み宿題賞状」のよさは
①何より、みる時間と労力が大幅に削減される。
②賞状をもらうのだから、子どもはとてもうれしい。
③評価が一枚の賞状にまとめて書いていると、子どもも読みやすい。
④賞状は、あとに残る。冬休みの指導が、3学期以降にも生かせる。
⑤全ての宿題を出さないと、賞状は作れないわけだから、子どもたちも必死になってやり遂げようとする。
私は、初めてこの賞状を作った年、(本心、どんなリアクションが返ってくるかドキドキしましたが)子どもたちが喜んだことに加えて、保護者の方々に大変感謝されました。
「こんなもの作っていただけるなんて、初めてです!飾っているんですよ。一人一人に作るなんて、大変でしたでしょー」
言っていただいて,「やってよかったぁー」と思いました。
実は、そこまで大変ではありません。
冬休みが終わるちょっと前から、賞状のレイアウトと、評価文面の雛型を作っておくと、始業式からの作業も楽になります。
ぜひお試しあれ。