小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

ただの係決めなのに,涙を誘う…!

2011-01-11 20:42:23 | 学級生活の攻略法

3学期がスタートしました!

クラスにも元気な子たちが帰ってきました!

うーん,にぎやか!

うーん,さわがしい!(笑)

1年生の教室って,不思議と(ではないのかもしれませんが)独特な「におい」がしますよね。

なんというか,子どものにおいっていうんでしょうか。

あまいような,ほわんとしたような。

この若干なつかしいと思えるにおいも,帰ってきました(笑)

1時間目が始業式。

2時間目に3学期の大事な話。

そして,3時間目に係決めと一人一役決めをしました。

子どもたちにとっては,この決め事は結構大きなイベントなんですよね。

やたらと真剣で,やたらと盛り上がります。

まあ,学校の先生でいうなら校務分掌が決定するみたいなもんですから,そりゃあ重要ですよね。必死にもなります(違うかな 笑)

ここで間違いなく必要なのは

係決めは,確固たる,誰もが納得のいくルールのもと,行う!

ということです。

必死な子どもたちですから,そこも真剣です。

誤って,先生がてきとうなやり方で,あいまいなルールでやっちゃうと,これは暴動が起きかねません。

悔し涙をずーっとひきずる子だって出てきます。

私も,毎年,毎学期のことだから,色々とやってみました。

その中で,私が今の時点で一番「確固たる」「誰もが納得のいく」ルールだと思えるものを紹介します。

~係決めのルール~

①係を選ぶのは基本的に自由。好きな係の所で手を挙げる。

②所定の人数内であれば,手を挙げた子で決定。

③もし,所定の人数をオーバーしてしまった場合は,下のルールにのっとる。

 →前学期に経験していた子は,その時点で辞退する

 →別の子に「譲ってくれた子」は,次以降の係で,また自由に選択する権利がある

 →譲る子がどうしてもいない場合は,ジャンケンで文句なし。しかし,ジャンケンに参加して負けた子は,係決めが二順目になるまでは,他の係を選択する権利はない。(残りものしか選べない)

そして決めてはこれ。

 →「譲ってくれる子が,絶対にえらい!!」ことを先生が強調する。もし譲ってくれたら,その子にクラスみんなで絶賛の拍手を送る。

以上です。

いかがでしょうか。

ルール的には,公平で納得のいくものだと思います。

「勝負して負けたらそれなりの悔しさや不利益を感じる」という経験をさせること。

そして,「譲れる優しい子」を目立たせる方法です。

係決めの前にこのルールをしっかり説明して,「譲ること」を強調してのぞむと,単なる係決めでも,ドラマティックな場面に何回も遭遇することがあります。

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譲ってくれた子に,周りのみんなが

「なっちゃん!えらい!優しい!」

なんて。

そして,次以降,そうして譲ってくれた子には,不思議と別の子も「私が譲ってあげるよ」と優しくしてくれたりするものです。