今日もすっごい寒さでした。
今朝から雪が降り,本校にも影響がありました。
朝,半数ほどの先生が到着できませんでした。
雪のために,車が渋滞。
「家を出てから全く動けません!」
という連絡がたくさんあったそうです。
それで,今日は朝から補教体制を組むのにバタバタしていました。
私は幸いいつもどおりに到着できて,クラスを見ることができたのですが,お隣は担任の先生が留守。
私が両クラスを見ることになるかとも思いましたが,専科の先生が空き時間があるということで,入ってくださいました。
今日のように,(今日は極端ですが)クラスにはときどき「補教」の先生がやってきます。
自分が子どものころを思い返してみたも,覚えがあります。
「○○先生が来るって!どんな先生かな!」
担任じゃない先生が来ることが,子どもたちにとっては一大イベント。
ほんの一時間の代わりの先生ですが,その先生がどんな先生なのか,子どもたちは強烈な視線を送ります。
そして,その一時間の先生の印象が,子どもたちにはその先生の印象として残るものです。
子どもですので,単純です。
第一印象がズバリその人をつくります。(笑)
そのことを思うと,
補教に入るときは,ちょっとした工夫で子どもたちに印象づける!
そんな先生は,いいですねぇ。
子どもたちは盛り上がっていますが,先生にとっては,正直言って補教に入るってことになると「…仕方ないなぁ」と,若干テンションが下がっちゃうものです。
自分の仕事の時間を割かなくてはいけないわけですからね。
だから,そのままのテンションで教室に入ると,
「はーい,この時間は先生がみまーす。プリントを配りますのでー」
なんて,任されたことを淡々とやってしまいそうになりますよね。
そんな先生の姿を見て,子どもたちは
(なぁーんだ。つまんない先生なんだぁ)
って勝手な先生像を作り上げてしまいます。
そんな子どもたち相手ですから,先生も一工夫しましょう。
目新しい先生ですので,なにも大げさなことをしなくても,ちょっとしたことをしただけでも,子どもたちには面白く映ります。
何か,ちょっとした特技を披露するのです。
授業を始めるちょっと前に…
・黒板にへたなアニメの絵を描く
・子どもvs先生でしりとりをして負ける
・ヘンテコな絵描き歌をする
・ちっとも似てないものまねをする
・バレバレの手品をする
なんて,遊び心をこめた特技を見せてあげるわけです。
いつもの授業とは違う変化を求めていた子どもたちには,うれしい出来事です。
一気に子どもたちは「楽しい先生」「好きな先生」と映る可能性大です。
ほんのわずかなことで子どもにインパクトを与えられるの,補教に入る先生の特権です。
もちろん,調子にのって長々とやらないように気をつけましょう。(笑)
印象付けるのはほんの一瞬で十分です。
そのあとはきちんと,任された授業を進めること。
喜んだ子どもたちが「もう一回!もう一回!」なんて騒ぎだしたら,
「今からするプリントを10時まで静かにできたら,授業に終わりにもう一回しよう。」
ぐらい言っておきましょう。