小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

「休み時間後,授業に遅れるな」の言葉の重さを知る

2012-01-22 22:29:20 | 学級生活の攻略法

子どもと一緒に遊ぶから共感してあげられることって多い!

・教師にとっては授業が絶対に一番だけど,子どもにとっては同じくらい休み時間が大事だということ

・休み時間にこそ表れる,それぞれの子の本性

・休み時間にしか見られない,子どもたちの人間関係

・遊びから見る今の子どもたちの流行り

・遊びから見る今の子どもたちの問題

・授業が終わり校庭に飛び出す瞬間のうれしさ

・校庭の場所取りに燃える必死さ

・休み時間の残り時間が少なくなってきて,時計を気にしだすときの焦り

・休み時間終了のチャイムが鳴り,やむなく教室にダッシュするときのやるせなさ

・夢中になりすぎて授業に遅れてしまったときの動揺

・そこで注意されるときのブルーな気持ち

・なんらかの行事で休み時間をつぶされたときの怒り     ・・・・・・

こんな気持ちは,私たちだって子どものころそうだったから,みんな大人も忘れてはいないはずです。

分かっているはずです。

休み時間に夢中になって授業に遅れてきた子を叱る先生だって,分かっているはずです。

でも「分かっている」と「共感している」は違うんですよね。

子どもの側から見て,

「先生も分かってくれている」

これが大事です。

それこそ共感です。

何度も言っていますが,子どもにとって休み時間は,遊びは,本当に大事なもの。

学校生活の意識のうち,相当な割合を休み時間に置いているものです。

教師のそれとは比べものにはならないほど。

そこの意識の中に先生も入っているかどうか。

それはとても大きいはず。

子どもにとって,先生は休み時間後の教室で,授業のために待ち構えているだけの存在ならば,それはお互いの関係としてとてもさびしいことでしょう。

先生がどれだけ熱心に授業をしても,お互いの関係として,なかなか縮まらないものがあるように思います。

息を切らしながら,授業に遅れてやってきた子たちを叱るとき,いつも遊びを共有している先生なら,温かみのある叱り方をできることでしょう。

子どもたちからしても,その先生に叱られるなら,心に届くものも多いことでしょう。