私,今年度初めて「学年主任」を経験させてもらっています。
学年主任より先に「教務」を経験してきたという変わった経歴の持ち主でして(笑)
教務は小さな学校だったので経験できたということもあり,まだまだ駆け出しの私にとっては大変貴重な経験でした。
そこでも多くのことを学ばせてもらいましたが,今年の学年主任。
また一味違った仕事をさせてもらってます。
自分なりにいつも
「どんな学年主任であるべきか」
を考えながら仕事をしているつもりですが,やはりまだまだ新任主任の一年目。
「学年主任とはこうあるべきだ!」なんて,えらそうなことは言えません。
それを実行できる力が備わっていないので。
だから,今までどおり,学年主任の下について,学年主任にお世話になりながら仕事をする者の立場から,
「こんな学年主任がいたらいいなぁ」
を謙虚に探ってみたいと思います。
まず思いつくのが
いつも自分がしている仕事を見せてくれる学年主任がいい!
と思います。
学年主任になる立場の人は,仕事の経験的にも他の人よりベテランであることが多いです。
だから,短期的にも長期的にも「いつ,どんな仕事をするべきか」を心得ているものです。
ところが,経験の浅い学級担任にはまだそこが分からない。
だから,いつも学年主任がしている仕事を見せてもらって,真似させてもらえると,とても助かるものです。
(あ,主任はもう指導要録を書きだしてる!おれもそろそろ…)
(お,これは次の単元のワークシートだな!ちょっと参考にさせてもらお…)
(げ,学級で文集つくる計画を話し合ってる!そんな時期なんだ…)
(へ~,月末は保護者向けにこんな案内出してるんだ!いただいちゃお…)
こんな感じで,会話はなくとも,後輩は先輩から学ぶものです。
だから,先輩は後輩が学ぶ機会をつくってあげておくべきですね。
自分がする仕事で,同学年の先生たちも共通にする仕事であれば,自分がしている仕事の一端なり全部なり,オープンにして見せてあげましょう。
「ほら」って資料一枚渡してあげてもいいでしょうし,職員室の机に広げておくだけでもいいでしょう。
学級の板書を消さずに休み時間の間残しておいて,必ずそこを通る同僚に見せるという粋な方法もあります。
事細かに「○○先生!もう2月になったから~の準備をしないと…!」と毎度投げかけるよりも,後輩に気付かせるように仕向けた方が,キツキツな関係にならずに済むこともあります。
後輩も,毎回「あれしろ」「これしろ」を言われていると,気が滅入ったり劣等感を感じたりする者もいるかもしれません。
そんなところを気遣って,「仕事を見せてあげる」姿勢がある学年主任はいいですね。