もうすぐ一年で最後の学級PTA。
明日が学級PTAというときに,絶対にチェックしておかないといけないことがあります。
(明日,じゃ実際遅いですが…)
学級PTAのときは,必ず学級設営を刷新しておく!
まず,授業参観や学級PTAでクラスにやって来られた保護者の方々は,何気に教室を見渡します。
保護者の方々にとっては,学校に来ること自体が珍しいことですから,そこにある色々なものが目新しいものです。
まるで,ちょっとした美術館にやって来たように,教室や廊下の設営をながめます。
そして,我が子の作品に注目します。(うちの子はがんばってるかな…)
言うまでもなく,それらの設営の作品たちは,無言で授業の良し悪しをアピールしています。
だから,先生や子どもにとっては,毎日当たり前に目にする学級設営も,たまにしか学校にこない保護者の方々にとっては,重要なものなのです。
設営が大事になる理由に,もう一つ。
保護者の方々にとっては,設営をながめることが,ちょっと空いた時間の,時間つぶしにもなるというか,手持ちぶさたを解消することにもなるようです。
学級PTAが始まるちょっと前の空いた時間などがあると,おしゃべりをするか,設営をながめるくらいしかすることがない。(という言い方はちょっとさびしいですが)
だから,人によっては,普段先生や子どもも見ないような,端っこにずいぶん前から掲示されているポスターなどをマジマジと眺めていたりもします。
(ありゃりゃっ,それを見られたら恥ずかしいな…)となってしまいそうです。
ですので,保護者の方々にとっては,こうやって眺める設営は,前回来たときのものとは違っていてほしいのは当然ですよね。
設営が刷新していれば,クラスが動いているように感じ,設営が止まっていれば,クラスが止まっているように感じるでしょう。
とは言え,設営は前日の一日で刷新できるようなものでもありませんから,やはりここは少し前から計画的にやっておく必要がありますね。
学年会を利用して,隣のクラスと何を掲示するかを話し合っておいてもよいでしょう。
実はこの記事はずいぶん前にも一度投稿させてもらったのですが,そのときに印象に残るコメントをいただきました。
それには
「学級文庫で並べられている本が,前回来た時と同じだと,それだけでもがっかりします」
とご意見をいただきました。
正直,担任として「学級文庫」に並ぶ本を,時期ごとに刷新している人はかなり少ないんじゃないかと思います。
「置きっぱなし」「並べっぱなし」なものが多いのでは。
しかし,学級に来られる保護者の方で,見る方はそこまで見ているのだということ。
それは紛れもない事実ですので,そこまで担任は気を配る必要もあるのだということ。
勉強になります。