学年末,忙しくなってきましたね。
あっという間に3月も中旬に差し掛かります。
この学年末っていう時期は,各学級のまとめの仕事も多いですが,各方面から依頼される仕事も多いんです。
生徒指導部から頼まれる「今年の情報モラル教育に関するアンケート」
研修部から頼まれる「今年度の研修の反省と来年度の希望調査」
教務部から頼まれる「2月に実施した学力検査の分析と考察」
管理職から頼まれる「3学期の学校評価」
6年部から頼まれる「卒業文集への寄せ書き」
PTA執行部から頼まれる「学校便り最終号へのコメント」
などなど。
もちろん依頼されたからには,必要な文書を作成し,期限までに提出しなくてはいけません。
この時期,学級や校務の年度まとめの仕事と並行しながら,こういった提出文書づくりも進めなくてはいけないことが多いです。
ここで仕事術。
考えたいのは
「この文書,作ったら誰が読む?どれくらい読む?」
ひいては
「この文書,どれくらい重要なんだ?」
ということ。
それをよくよく考えたとき,「うん,多くの人が読む」とか「これからに大きく影響する」とか,重要な文書であることももちろん多々あります。
しかし一方で,残念なことながら
「ほとんど,誰も読まないだろう」
というものもあることに気付かされます。
学校における莫大な仕事の中には,実際こういうものもあるのが現実なんです。
形式的に職員室の先生全員から集めなくてはいけない文書で,そこで作成される一つ一つはほとんど何にも影響を与えないというものも。
依頼された仕事には真剣に,精一杯取り組むのが理想的ですが,本当に重要な仕事にしっかりと時間と労力をかけられるようにするためにも,そうでない仕事はサッと済ませるということも大事な仕事術でしょう。
依頼されたその場で,時間をかけず,たいして知恵も使わず,すぐに作り上げる。
そして一番に提出する。
依頼した側の人もすぐに応答があるというのはうれしいことです。
仕事の重要性を見極める目を養って,重点の置き方やバランスを考えながら取り組める仕事人であるべきです。
特にこの時期。