文集づくりで,目にした,耳にした失敗談です。
前回の続きということで
ミス③ 完成が修了式に間に合わない!
これは初歩的なミスのように思えますが,私,これまでに2度見たことがあります。
(幸い自分では経験したことありません…)
1つは,間に合わずに春休みに先生が印刷・製本を一人でするはめになり,さらにクラスの子たちの家を回り配っていました。
すごく辛い状況ですね。
もう1つは6年生の卒業文集でした。
6年生は学年末に企画することが多いですよね。
文集づくりに加えて,さよならパーティーだのクラスマッチだの謝恩会だのタイムカプセルなど・・・
そのクラスは残念ながら文集が間に合わず,保護者が文句を言いに来たようでした。
もちろん文集の紙も学級費で買っているものなので,文句を言う権利はあるんですよね。
その担任の先生は自分の転勤も重なっていて,かなり辛い状況になっていました。。。
あぁ 恐ろしや。恐ろしや。
こんなことにはなりたくないですよね。
文集づくりは綿密な制作計画のもと,完成を見通して作る!
当たり前のことですが,大事なことは
「子どもが作る」
ということです。
どれだけ先生が計画的に,余裕をもって作業を進めていたとして,その作業に加わる子どもたちが計画的にできていなければ,結果として文集は期日どおりにはできません。
子どもは先を,ゴールを見通す力がまだ備わってません。
子どもは予期できるミスも,予期できないミスも犯します。
子どもは欠席することもありえます。
そんな子どもの特徴をも踏まえた上での「綿密な制作計画」が必要だということです。
まずは,かなり早く始めること。
そして,作業の時間をきちんと確保すること。(やっておきなさい ではできない)
さらに,責任者を明確にするとともに,フォロー体制も万全にしておくこと。
そういうことでしょうね。
年度末のこの時期は学校内の多くのクラスが文集づくりをしています。
ということは,印刷室が込み合っている可能性もあります。
印刷機のインク切れや故障も起きやすくなります。
そういうことも想定して,早めに。計画的に。