6月も中旬に入り,連休もなく,学校の行事もひと段落しているところですので,久しぶりに授業のことを考えます。
6年生。
国語の授業で「パンフレットづくり」をしています。
(あ,うちもしてるしてるっていう6年生担任多いはず)
自分の暮らす町を紹介するパンフレットを作る設定ですが,私のクラスでは紹介したいものの幅をもう少し広く選んでよいことにして作っています。
※この手の学習は,ただ量を書かせて終わりってならず,きちんと書くことの目的を認識した上で指導しなきゃな… ってつくづく思います。基本ですが。
さて
ぼちぼち作品を完成させる子たちが出てきました。
けっこうな時間をかけたので,
「先生,できました」
と持ってくるその顔は,やりきったいい顔をしています。
中をめくりながら,
「面白いこと書いているね」
「これは先生も初めて知ったな」
「この書き方ナイス」
なんてコメントをすれば,また子どもたちも表情を明るくします。
そして,見事に
「合格」
が出れば,子ども立場万々歳です。
ホチキスで端をとめて,完成。
そしてそのあとは
できたての子どもの作品は,すぐに黒板に掲示する!
ようにしています。
普通はできたパンフレットを先生が預かり,トレイなどに束ねていくところですが,これじゃもったいない。
「一番いいページを上にして,マグネットで黒板に貼っておいで」
こう言って渡すと,
「え~どのページかな~」
なんてうれしそうな顔をしながら,自分の作品を誇らしげに黒板に貼るものです。
こうすることで
・がんばって作った自分の作品がさっそくドカンと掲示されてうれしい
・まだ作成途中の子にとっては,参考作品となりためになる
・クラス全体の提出状況が誰の目にも把握できる
というメリットがあります。
先生はなんの苦労もしていないのですが,子どもを喜ばせる,意欲を高める一工夫だと感じています。
もちろんパンフレットに限らず,作品と呼べるような子どもの提出物は,できたてほやほやの状態で黒板にパチッです。