小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

時には先生もいじわるな一言を

2012-06-26 22:17:49 | 授業中の攻略法

授業を乱すほどのやんちゃぼうずだっているものです。

先生が毎回手を焼く元気者。

「どうしたら太郎は落ち着くんだろうか」

そのことが頭から離れません。

言うまでもなく,きっと太郎とのバトルは一年間続くのです。

気長にやっていきましょう。

太郎が教えてくれることもあるはずです。

太郎が気付かせてくれることもあるはずです。

太郎の成長がとてもうれしいはずです。

前向きに,楽しみながらやっていきましょう。

・・・とは言え,その日その日の授業を毎回太郎に乱されるわけにはいきません。

他の子に迷惑をかけっぱなしなんて状況を許してはおけません。

ここぞという場面では,先生の一言でバシッとしめつけなくてはいけません。

声を荒げたり

厳しい言葉を投げかけたり

先生だって,自分のできる精一杯で向かっていくはずです。

そんな努力を続ける先生に,時に役立つ1フレーズ。

ちょっと太郎にはいじわるな言葉ですが

「太郎くんが~したら,始めましょう」

的な言葉です。

「太郎くんが体育座りをきちんとしたら,サッカーを始めましょう」

「太郎くんがこの黒板の字を写したら,次に進みましょう」

「太郎くんが先生の方を向いたら,説明を始めます」

これは,やればできるのに,ダラけてしっかりしていない太郎に向けて投げかける言葉です。

「太郎くん!早く座りなさい!」

の言葉がマンネリ化してきたときに,少し変化をつけるものです。

太郎の態度はクラス全体を巻き込み,しっかりせざるを得なくなります。

ダラダラとしたままだと,周りの友だちから厳しい視線が次々と太郎に刺さってきます。

それはまずいと,太郎はサッと態度を正す。

それがねらいです。

これは少しいじわるな言葉のようにも感じますので,厳しい顔でこの言葉を投げかけ,太郎がきちんとできたあとにはすぐに,ニコッとした笑顔で

「太郎くん,よくできました」

と,あげてあげましょう。

手ごわい子どもと戦う先生にはユーモアも必要です。

こんなやりとりを楽しみながら,気長に付き合っていきましょう。

※「やればできる子」に言う言葉であって,こんな言葉が適さない「席にもつけない子」もいます。そこはしっかり見極めて。