近々地域のドッジボール大会があり、うちのクラスもいくつかのチームを作って出場します。
1チームに監督やらコーチやら審判やらを登録しなくてはならないので、保護者の協力が必要です。
「やってもいいですよ。」
って自ら名乗り出てくれる人はなかなかなく、こちらから直接声をかけて回るしかありません。
これはなかなか手間のかかる、気疲れする作業です。
でももちろんそうも言ってられません。
時間のかかることを覚悟で、最初の声をかけることにしました。
ちょうどPTAの会で、学校に来ていた方がこれまでにも審判の経験のある方だったので、
「お願いがあるのですが…」
と声をかけてみました。
すると
「あ~ 私でよければ!」
と、そぐに快諾してくれました。
「よかった~ とりあえず一人は確保できました。」
という私のリアクションに、
「まだ何人か必要なんでしょ。山田さんはどうかな?あ、斉藤さんなら絶対引き受けてくれますよ。岡田さんも前にしたことがあるはず!私から連絡してみましょうか?ちょっと待っててくださいね。」ピピピ…
そこからは、この方が携帯でどんどん連絡をとってくれて、あれよあれよという間に、全ての役がバッチリ決まりました。
私はまさかの展開に唖然としながらも
「すごく助かりました…!まさか全部…!」
と言葉にならないほどでしたが、その方は笑顔で
「先生、こんなのは任せてください。この学校に長く居すわってて、顔が広いのだけが自慢ですから。」
と返してくれました。
なーんだ
最初からこの方を頼りにしてもよかったんだ
自分で下手に動くよりも、もっと適した人に任せるべきなんだな
こういうのは。
そう思いました。
自分がすべき仕事を保護者にお願いするなんて、とても気が引けることですが、人によっては、得意になって引き受けてくれることもあるんですね。
そんな心強い味方がもしそばにいるなら、上手に活用しちゃいましょう。
感謝の気持ちは忘れずに。
担任としての1つの仕事術ですね。