6年生の国語でレポート文を書かせています。
一時間の授業で書き終えるぐらいの量の,小レポートです。
毎回テーマを変えて,3時間やりました。
こんな活動をさせると,子どもたちはそれぞれで書くスピードが違うものだから,書き終わりの時間がバラバラです。
要領よく早く終わる子。
悩んで時間のかかる子。
授業をしてて難しいのは,この,早く終わった子とまだ書いている子たちが混在する時間です。
終わった子たちをどうするか。
まずいのは,
・何の指示も出さず,放っておくこと
・「待っていなさい」という無意味で冷たい指示
・「何度も読み返しなさい」という限界のある指示
でしょうね。
早く終わった子たちは,早く終わったがために学習の機会を奪われているようで,損しています。
やはり,早く終わった子たちには,さらにそれ以降も確実で意味のある学習の機会を与えることですね。
私はこうしています。
書き終わったら…
1 レポートを黒板に張る
→「私はできた!」ということを示すことになるし,小さな達成感につながる。
2 先に黒板に貼ってある友だちの作品をとる
3 自分の机に持ち帰り,読む
4 裏に感想やアドバイスを書いてあげる
→学びの交流が広がる
5 その作品を黒板に返し,また次の作品をとる
こうすると,早く終わった子も空白の時間を過ごすことはなくなるし,早く終わった分,友だちの作品に触れる機会もでき,学習を深められます。
そして,教室が騒々しくなることもなく,知的な雰囲気がほどよく継続されます。
新たな課題を準備しなくても済むし,先生としても,まだ書き終わってない子に回れるので,いいやり方だと感じています。