担任をしていると,今時の子どもたちの流行りがよく分かります。
男の子がはまるアニメ・ゲーム・芸人・スポーツ選手…
女の子がはまる歌手・ブランド・ドラマ・キャラクターもの…
いつの時代もそうなのかもしれませんが,子どもたちはこういったものに強く興味をもって,憧れて,友だちと競うようにやりとりをしています。
でも,最近は特にその傾向が強いのかな。
これも情報化の影響でしょう。
どこでも,いつでも,簡単に好きな情報を得られるから,子どもたちにとっても流行りなものが身近なものになり,そして流行りはすぐに過ぎ去り,また新しい流行りが出てくる。
それについていけないということは,危うい状況に陥ることのように感じる子だっているものです。
友だちとの距離が開いてしまうことにもつながりますから。
流行りに遅れないように,今の子どもたちは忙しそうですもんね。
その子どもの忙しさにかまってあげないといけないのは,周りの大人ということになります。
親は金銭的な面も担うことになります。
子どもの流行りが多様になればなるほど,大変ですね。
そして先生。
子どもは自分の流行りを先生にうれしそうに語ってきます。
「先生!『キスマイ』知ってる!?昨日テレビ見た!?」
「は?『きすまい?』それなに?人?食べ物?」
なかなか子どもの流行りについていけない先生も多いのではないでしょうか。
私も最近は全然だめですね。
前からテレビはあんまり見ない方だったのですが,長女が誕生してから8ヶ月。
一層テレビは見なくなり,聴く音楽は童謡一色になってしまいました。(笑)
だから子どもに言われても分からず,
「え~!知らないの~」
なんて呆れられてしまいます。
だからといって,子どもも本気で残念がるわけではなく,こちらが肩を落とすわけでもないのですが
子どもの流行りに興味をもってあげて,いろいろ質問してみる!
ということをしてあげると,一つのフォローになりますね。
正直『キスマイ』に興味はないんですけど,「へぇ~かっこいいグループなんだ。何人いるの?どんな歌うたうの?」
なんて,興味ありげに二三質問するだけで,子どもは「えーっとね!」なんて,それに対してうれしそうにまた話をかぶせてきてくれます。
先生は年だし,知らなくても不思議じゃないけど,その先生が自分の好きなものに関心を持ってくれた。
その感触が子どもにとってはうれしいものですからね。
子どもの流行りにつねについていくというは難しいこと(私にとって,今は到底無理なこと)ですが,だからといってそれを遠ざけようとしてはいけません。
子どもの流行りに耳を傾ける,そんな姿勢は保っていたいですね。
またこうすることで,テレビをあんまり見ない先生でも流行りに首の皮一枚つながっておくことができます!