小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

研究公開を振り返る 5 ~公開授業後、子どもたちはというと~

2012-12-04 22:48:00 | 教師力UPの攻略法

公開授業を終えて、また普通の授業に戻ります。

公開授業の次時の授業がやってきました。

このときって、担任としてはなかなか微妙な感じがするものです。

公開授業は精一杯の熱を込めて、準備をして授業をしました。

そしてそれをやりきって、もちろん気持ちはほっと一段落します。

しかし、何もその単元学習が終わるわけではなく、すぐに次時の授業が来るわけです。

正直、公開授業ほどの準備やテンションをもってくるのは難しい。。。

それができれば立派な先生なんでしょうけど。

かといって、公開でがんばったから少し楽にしよ~ なんて授業はしたくないし、やっちゃいけない。

そんな姿は子どもたちは一発で見抜くでしょう。

「先生って、そうなんだ」なんて思われたら、一気に子どもの信頼を失います。

だから、先生は一旦ダウンした気持ちをもう一度奮い立たせるためにがんばる授業になりますね。

さて、子どもたちはどうでしょう。

先生ほど公開授業だからどうとか、普通の授業だからこうとかいう区別はないでしょう。

普通の授業に戻れば、これまでどおり普通の意識で授業にのぞむはずです。

ですが、ここに大事なポイントがありそうに思います。

ここに来るまでの研究授業で、子どもたちが何か得ているものがあるのなら、それも自然と残っているはず!

私たちの仕事は全て子どもの姿です。

それだけが成果も課題も、成功も失敗も表します。

そして、その子どもの姿っていうのはうそもごまかしもありません。

自然で、必然的で、リアルに表れます。

だから、公開授業のあとの、子どもの姿って、一つの大きなポイントだと思うんです。

研究の成果が出ているなら、公開授業のみならず、その後の子どもの姿にも変容が続くはずです。

そういう意味では、公開授業も大事だけど、本当はその後の授業に注目すべきものがあるとうことです。

さて、私のクラスはどうだったでしょうか。

内心ドキドキしながら次時を迎えました。

研究はがんばってきましたが、子どもたちの姿に表れているか、まだまだ自信が持てなかったからです。

そして授業。

公開のときほどの張り詰めた緊張感は見られないものの、私たちが「こういう子どもをめざす」として研究してきたこと、指導してきたことは、変わらず残っていました。

(緊張感がなさすぎて、1人渇を入れられた子もいましたが。。。。)

45分の授業の中で、何度も見所のある場面が見られました。

公開のための指導ではなく、子どもに届く指導ができていたことを確認できて、とても安心しました。

いや、安心するのはまだ早いですね。

その教科の、別の単元でも同様にそういった姿が見られなくてはいけません。

さらには、学校をあげて取り組んでいる研究ですから、公開授業をしたうちのクラスのような姿が、学校中の別のクラスにも見られるようになってほしい。

長い時間をかけて、そうしていくことが、公開を終えた次の私の役目だと思っています。

う~ん、そんなかっこいいこと言ってしまうと、自分の首を絞めてしまい休まる間もなくなりそうですが。。。

一呼吸おいたら、またその意識でがんばろうと思います。

・・・・3学期かな


研究公開を振り返る 4 ~自分の授業をビデオで見てみた編~

2012-12-02 12:55:21 | 教師力UPの攻略法

自分がした公開授業は、研究班がビデオ撮影してくれたので、それを改めて見てみることにしました。

自分の授業を自分で見るってなかなかない機会です。

正直照れくさい感じがして、あまり見たくないと思ってしまいそうですが、大切なことだと思います。

自分がどんな授業をしているのか。

それを客観的な目で見てみる必要はあるでしょう。

さあ、私も自分の授業をチェック。

再生、ぽち。

おぉ~

ほぉ ほぉ

わぁ~

照れくさい感じはぬぐえないままですが、授業をしている自分のことをじっと観察してみました。

立ち位置

姿勢

しぐさ

目線

しゃべり方

こういったものがよく見えます。

こういうのは、授業をしている最中に、自分はどうしているなんて分からない、というかほとんど意識もしないものです。

私も、私が授業をしている姿を見て、

(こんな風に授業をしていたのか・・・)

って、新鮮な感覚でした。

前にも何度か見たことはあるのですが、そのときとはまた違って見えました。

公開授業ということで、多くの参観者がいる中での授業に、いつもと様子が違っていたのかもしれませんが。

さて、

ビデオを見て、まず思ったことです。

自分は、授業中、思ったより早口!

これ、結構どの先生にも当てはまるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

私は、自分のしゃべり方は結構ゆっくりな方だと思っていました。

普段の会話ではそう言われることもあるし、授業中もゆっくりとしゃべろうと心がけているつもりで、それができていると思っていました。

公開授業でもそうです。

このときは、参観者が多かったためピンマイクを付けて授業をしましたから、声は大きく響いていました。

ビデオにもしっかりと記録されていました。

ビデオの中の自分が、子どもたちに言葉をかけています。

その口調が、まぁ早口なんです。

聞き取りにくい言葉もあるんじゃないかと思えるほどでした。

いや~ これには正直、反省させられました。

もっとゆっくりしゃべっていいんですね。

一度子どもたちに聞いてみようかな。

「先生は早口?それとも遅い?聞きやすい?聞きにくい?」

自分が授業する姿、客観的にチェックする機会を今後ももちたいと思います。