もしも人生がパラレルに存在したら,もうひとつの人生は「落語」にどっぷり浸かってみたいな,~と時々考えたりするくらい,実は僕は落語が好きでして…。新宿末廣亭に入り浸っていたのは20歳の頃。東京を離れて地元に帰って就職したわけですが,東京暮らしが「いいなあー」と思う点は,寄席や落語会にすぐに行けること。
いいですよねー。好きな人は平日の仕事帰りなんかにもふらっと行けちゃうわけですから…。これはうらやましい。まったくもって羨ましいです。
そんなわけで,神楽坂の毘沙門天で二月に一度開かれる「七転八倒の会」は,たぶん10年以上前から時々行ってます。金原亭駒七(二つ目の時代)改め,蜃気楼龍玉さんは最も好きな噺家のひとり。いや,一番好きかも…。芸がキレイで切れ味もよし。例えて言うなら極上の純米酒の様。本当に上手いです。