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自然の中をロードバイクで走るのが大好き。現在の愛車ははPINARELLO GAN-RS(2016)。

輿石は駄目だ。

2011-08-30 | 世情

野田はなぜ輿石を幹事長に起用したのか?まったく理解できない。およそ考えられた選択肢の中では最悪の人選だ。
昨日の代表選挙の直後,野田は壇上で「ノーサイにしましょう。もう…」と芝居がかったセリフを吐いていた。見ていて気色が悪かった。そして今日,小沢の腰巾着=輿石を幹事長に起用するとは。聞いた瞬間しばし絶句。。。

いったい何のための代表選だったのか?これでは選挙をやった意味が無いではないか。わずか3日とはいえ,各人がとりあえずは政策「らしきもの」を掲げて曲がりなりにも選挙をやったのではないか?その一点から見ても,野田の財政再建論と,小沢=輿石の垂れ流し路線は「水と油」ではないか。

野田は「挙党体制」確立のために,とか言って輿石を幹事長に据えたらしいが,それが本当ならば甘すぎる。これで民主党は事実上小沢のものになるだろう。カネと人事,選挙の公認権を小沢の分身に握らせたのだから…。小選挙区制の下では政党助成制度と相俟って,党幹事長の権限は絶大。

小沢にとって政治イコール権力闘争。勝つ負けるか。潰すか,潰されるか。
彼は「日本改造計画」で新自由主義の政策を列挙していたではないか。新進党を立ち上げた時の政策も同様だ。しかし今は垂れ流し路線。いったい彼にとって政策とは何なのか?権力のための手段か?

今でこそ「俺たちは排除されている」とかいっているようだが,小沢が代表,幹事長だった頃にやってきたことこそ排除の論理ではなかったのか。子飼いの議員で脇を固め,自分の格に近づいてきた議員は容赦なく切る。小沢のシンパは当選回数が少ない議員が多いのはそのせい。自分を批判する者は徹底的に干し上げる。周囲の者が「そこまでやるのか…」と思うまで。

否,小沢は以前から言っている。政策を掲げて代表選をやるのだから,勝ったほう。つまり多数の支持を得た物に従うというのがルール。そrをゴチャゴチャ言う日本人は民主主義というものが分かっていない。
そう言っていた本人が夕べは「今後協力出来るかどうかはこれからの人事次第」と,暗にポストを寄こせと野田を牽制する有様。いったい何なのか…。

輿石を幹事長に据えて小沢が裏で党を支配するくらいなら,いっそのこと小沢に総理をやらせたほうが良い。そうして,増税をせずに…,無論復興税も無し,消費増税も無しで,子供手当てを満額支給してもらおう。高速道路を全国無料化してもらおう。年金をはじめとする社会保障の制度も守ってもらおう。彼らが言っているとおりに,マニフェストを完全実施してもらおう。彼らはそれが出来ると云うのだから。