11/22(日)に放映されたNHKスペシャル「いのち 瀬戸内寂聴 密着500日」は圧巻な番組でした。
瀬戸内さんの生命や創作活動に対するエネルギーはスゴイ。
しかも深刻めいたものじゃなく,ある意味あっけらかんとしたエネルギー。
90歳を過ぎて胆のうがんを宣告されて,手術。
普通の人だったらここで一気に弱ってしまうのに,瀬戸内さんは手術→退院後は理学療法士をつけてリハビリ開始。
歩けないくらいに弱った筋肉をみるみるうちに取り戻し, 家の中を普通に歩けるようにまで回復。
そして再び書斎で創作生活。
安保法案阻止のために東京まで出掛けてしまう。
胆のうがんで入院していた時も,「私はこの病気で自分が死ぬとは考えもしなかった」。
エネルギーの源は食にあり?
瀬戸内さんはとにかく食べる。しかも肉を食べる。
お酒も飲む。みんなで愉しく飲む。
野菜とか豆腐とか??「ああ,こんなのいいから肉を食べようよ」と,ステーキをぺロリぺロリと平らげる。
「ああ,美味しい」と言いながら・・・。
だから瀬戸内さんの脚は,93歳とは思えないほど発達した筋肉でパンパン。
老人のような枯れた感じがほとんどしない。
20代の秘書とお揃いの柄物のパンツを履いて運動する瀬戸内さんの脚は,お見事な程に充実している。
やっぱり人間は食べものなんだなー。
よし。自分も見習って肉を食べよう。
生き物は生き物を食べて命や肉体をを維持する。
真理は常にシンプルだ。