昨日に引き続き今朝も、ストーブをつけてしまった。
昼間は真夏を思わせる日差しでも室内はひんやりとしているし、朝晩の冷え込みは尋常ではないので、なかなかストーブを片付けられないでいたが、まさか6月になって使うことになるとは思ってもいなかった。
この寒さは異常だと思う。
人間だけなら重ね着ですますが、痛みでショック死しかねない箇所の神経痛持ちのワンコには思いがけない冷えは大敵。ゆるくストーブをつけると、指定席とばかりに陣取ってストーブ前から離れない。寒さを凌いだのはよいが、窓から空を見ようとして違和感が。
例年通り5月半ばには簾をかけて夏を迎える準備したが、今年はストーブにあたりながら簾越しに見る空。
簾をかける時いつも白居易の「香爐峰雪撥簾看」を思い出しては、感性の違いを感じていた。
国語の授業で習った清少納言の漢文知ったかぶり逸話のアレである。それを更に知ったかぶりで書くのも何だが、夏準備で簾をかける時いつも、中国では年から年中スダレをかけっぱなしにしているのだろうか、真冬に聞く風鈴の音と同じく無粋だと思ってきた。
が、簾をかかげて雪を愛でるという光景もおかしければ、ストーブにあたりながら簾越しに空を見るのもおかしな光景。
四季や季節感が狂ってくるということは、文化や習慣も狂うということかもしれない・・・・・などと悠長なことを言っている寒さではなかった。
ここ数日は顔を会わす老若男女皆、口々に「おかしい」「天変地異の前触れか」と言っていた。
急激な温度の変化を地震の前触れだという人もいれば、彩雲を見たという人もいて、「よそうはうそよ」と笑ってすますことの出来ない不安を誰もが感じているが、こんな異常と不安は日本に限ったことではない。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)の研究チームのよると「温暖化やっぱり進んでいた」そうで、6月2日現在インドを襲う熱波はアスファルトをも溶かし犠牲者は2300人を超えると伝えているなか、地球温暖化に消極的な国として日本が「化石賞」をとってしまったとニュースは心苦しい。
<日本に「化石賞」 温暖化対策に消極的>6月5日 4時59分NHKより一部引用
地球温暖化対策の新たな枠組みを話し合う国連の作業部会に合わせ、国際的な環境NGOのグループは4日、日本が今月決定した温室効果ガスの削減目標の案が不十分だなどとして、温暖化対策に消極的な国を対象にした「化石賞」を日本に贈りました。
二酸化炭素の放出が地球環境に悪影響であるのは確かなので、何らかの対策は必要だが「温暖化」という言葉で一括りにできない異常気象が起っている。
近年、「ハワイも含めてアメリカ全州が氷点下となる記録的寒波に襲われた」とか「ロシアを覆っているのはマイナス50度の大寒波」というニュースをしばしば耳にするようになり、この現象を捉えて「地球は小氷河期に入った」という人もおれば「世界各地の噴火が気温低下を引き起こしている」という人もいる。
その道のプロをして、地球の温度が上がっているのか下がっているのかすら分からないというのも、また異常。
この「異常」について、お誕生日の所感でふれておられるのが雅子妃殿下。
平成26年のお言葉より
これからの地球や人類の将来について考えていくことも大切なのではないかと感じます。今後,異常気象などによる自然災害の増加も心配されますが,自然への畏敬の念を忘れずに,かけがえのない地球を大切にしながら,どのような社会を作ることを目指していくのか私たち一人一人が考えていく必要があるのではないでしょうか。先月,殿下とご一緒に,愛知県で開催された「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」に出席しましたが,その折りには,持続可能な社会を作り,未来の地球を支えていくためにどうしたら良いのか,その担い手となる若い世代の子ども達が自ら考え取り組もうとしている姿を心強く思いました。
こんな日には、御病気の性質上寒暖の差や気圧の変化による影響を受けやすいという雅子妃殿下の御体調はいかがだろうかと心配になるが、お出かけの機会は限られていても世界の最高峰で学ばれた方だけあって、その視線は世界と未来に向かっておられる。
雅子妃殿下と御一緒に、地球規模で地殻変動の活動期に入ったと思われる時代を生きていく子供たちと敬宮様の未来が明るいことを、心をこめて祈っていきたい。
昼間は真夏を思わせる日差しでも室内はひんやりとしているし、朝晩の冷え込みは尋常ではないので、なかなかストーブを片付けられないでいたが、まさか6月になって使うことになるとは思ってもいなかった。
この寒さは異常だと思う。
人間だけなら重ね着ですますが、痛みでショック死しかねない箇所の神経痛持ちのワンコには思いがけない冷えは大敵。ゆるくストーブをつけると、指定席とばかりに陣取ってストーブ前から離れない。寒さを凌いだのはよいが、窓から空を見ようとして違和感が。
例年通り5月半ばには簾をかけて夏を迎える準備したが、今年はストーブにあたりながら簾越しに見る空。
簾をかける時いつも白居易の「香爐峰雪撥簾看」を思い出しては、感性の違いを感じていた。
国語の授業で習った清少納言の漢文知ったかぶり逸話のアレである。それを更に知ったかぶりで書くのも何だが、夏準備で簾をかける時いつも、中国では年から年中スダレをかけっぱなしにしているのだろうか、真冬に聞く風鈴の音と同じく無粋だと思ってきた。
が、簾をかかげて雪を愛でるという光景もおかしければ、ストーブにあたりながら簾越しに空を見るのもおかしな光景。
四季や季節感が狂ってくるということは、文化や習慣も狂うということかもしれない・・・・・などと悠長なことを言っている寒さではなかった。
ここ数日は顔を会わす老若男女皆、口々に「おかしい」「天変地異の前触れか」と言っていた。
急激な温度の変化を地震の前触れだという人もいれば、彩雲を見たという人もいて、「よそうはうそよ」と笑ってすますことの出来ない不安を誰もが感じているが、こんな異常と不安は日本に限ったことではない。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)の研究チームのよると「温暖化やっぱり進んでいた」そうで、6月2日現在インドを襲う熱波はアスファルトをも溶かし犠牲者は2300人を超えると伝えているなか、地球温暖化に消極的な国として日本が「化石賞」をとってしまったとニュースは心苦しい。
<日本に「化石賞」 温暖化対策に消極的>6月5日 4時59分NHKより一部引用
地球温暖化対策の新たな枠組みを話し合う国連の作業部会に合わせ、国際的な環境NGOのグループは4日、日本が今月決定した温室効果ガスの削減目標の案が不十分だなどとして、温暖化対策に消極的な国を対象にした「化石賞」を日本に贈りました。
二酸化炭素の放出が地球環境に悪影響であるのは確かなので、何らかの対策は必要だが「温暖化」という言葉で一括りにできない異常気象が起っている。
近年、「ハワイも含めてアメリカ全州が氷点下となる記録的寒波に襲われた」とか「ロシアを覆っているのはマイナス50度の大寒波」というニュースをしばしば耳にするようになり、この現象を捉えて「地球は小氷河期に入った」という人もおれば「世界各地の噴火が気温低下を引き起こしている」という人もいる。
その道のプロをして、地球の温度が上がっているのか下がっているのかすら分からないというのも、また異常。
この「異常」について、お誕生日の所感でふれておられるのが雅子妃殿下。
平成26年のお言葉より
これからの地球や人類の将来について考えていくことも大切なのではないかと感じます。今後,異常気象などによる自然災害の増加も心配されますが,自然への畏敬の念を忘れずに,かけがえのない地球を大切にしながら,どのような社会を作ることを目指していくのか私たち一人一人が考えていく必要があるのではないでしょうか。先月,殿下とご一緒に,愛知県で開催された「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」に出席しましたが,その折りには,持続可能な社会を作り,未来の地球を支えていくためにどうしたら良いのか,その担い手となる若い世代の子ども達が自ら考え取り組もうとしている姿を心強く思いました。
こんな日には、御病気の性質上寒暖の差や気圧の変化による影響を受けやすいという雅子妃殿下の御体調はいかがだろうかと心配になるが、お出かけの機会は限られていても世界の最高峰で学ばれた方だけあって、その視線は世界と未来に向かっておられる。
雅子妃殿下と御一緒に、地球規模で地殻変動の活動期に入ったと思われる時代を生きていく子供たちと敬宮様の未来が明るいことを、心をこめて祈っていきたい。