毎年繰り返される御大の「クリスマスは苦しみます」という手垢のついたセリフを、軽く笑顔でかわさなければならない我が家のクリスマスは、取り立てて何もしないのだが、唯一恒例となっているのは、本をプレゼントし合うことだ。
プレゼントする本を選ぶ時には、選ぶ側の心情も現れるが、受け取る側の状況を念頭に置くものなので、逆に もらった本には、選んだ人のどのような想いがこめられているのかと深読みしてしまう、そんな時間も又楽しい。
そんな本のなかに一冊、自分では絶対に買わない種類の本があった。
「無敵の言葉 超訳」(ベンジャミン・フランクリン 編訳 青木仁志)
本のなかに心の血肉となるような言葉を探すくせのある私だが、実は格言だけを並べたてるような本は、苦手だ。
まして、自己啓発書の類は、まったくといっていいほど読まないのだが、それを十分に知っている家族をして、本書を読ませたいと思うほど、今年の私は弱って見えたのだろうか?何と本書の副題が「弱さに一瞬で打ち勝つ」なのだから。
そんな風に振る舞っていた自分を反省しながら、ぱらぱらページをめくっていると、目に留まった言葉があった。
basic morals17
『時間は決断の質を保証しない
簡単に手に入れられたものが、非常に価値あるものだったりする』
basic morals17にのよると、「考えた時間をムダにした、と思いたくないから、たいていの人は、考えれば考えるほど素晴らしい答えが生まれる、と勘違いをしているだけで、本当に良い答えというものは、目的と情報が確かに揃っていれば瞬時に導かれるもので、時間がかかるということは目的も曖昧で情報が不足している証拠なのだ」という。
ふ~ん、なるほど。
私は石橋を叩いても渡らない口なので、原文『Ask and have, is sometimes dear buying』も超訳も理解が難しいのだが、その一側面を窺わせる記事を見つけた。
<「一目惚れ」で結婚すると離婚しないって本当?> All About 2017年12月24日21時15分配信より一部引用
■「一目惚れ婚」なんて本当にうまくいくの!?
アメリカで「一目惚れして結婚したカップル」1500人を対象に調べた結果、実際に一目惚れを経験した約半数の55%がそのまま結婚したそうです。
ビックリするのは、そのリサーチでの離婚率です。男性の場合でもわずか20%、女性に至っては10%以下という驚くべき数字が出ています。アメリカでは、結婚した夫婦の約半数が離婚するという恐るべき現実を踏まえると、やっぱり「一目惚れ結婚」って理想のカタチであると実感せざるを得ないデータと言えます。
出逢ってすぐの結婚は周囲の一部から反対されやすいですが、この数字だけ見れば、やはりその第一印象や直感はとても大切だということです。自分に置き換えてみれば、実際に付き合えるか別として、そもそも恋愛の対象か否かは、やはり見た目や会ったその日の印象で9割近く決まっているかも知れません。
この記事は、リサーチ結果に加え、「男性からの一目惚れの方が離婚しにくい!?」「女性が一方的に追いかける一目惚れはやっぱり危険?」という独自の考察も加えているが、これを読みながら、ふと学生時代の知人を思い出した。
彼女は、「学歴は顔に張るわけにはいかないけれど、顔は四六時中目の前に突き付けられているものだから絶対に妥協しない! 人は見た目が一番」と豪語していたのだが、さてはて彼女は、思い通りの見た目の人に出会い、一瞬にして恋におち、平和な家庭生活を築いているのか?
アメリカのリサーチと、それを元にした記事の正しさを検証するだけの情報を、私は持ち合わせてはいない。
ただ、人生においても長考が過ぎる自らを顧み、「下手な考え休むに似たり」が何事にも当てはまる万国共通の箴言なのだろうかと考える、苦しみますなクリスマスである。
プレゼントする本を選ぶ時には、選ぶ側の心情も現れるが、受け取る側の状況を念頭に置くものなので、逆に もらった本には、選んだ人のどのような想いがこめられているのかと深読みしてしまう、そんな時間も又楽しい。
そんな本のなかに一冊、自分では絶対に買わない種類の本があった。
「無敵の言葉 超訳」(ベンジャミン・フランクリン 編訳 青木仁志)
本のなかに心の血肉となるような言葉を探すくせのある私だが、実は格言だけを並べたてるような本は、苦手だ。
まして、自己啓発書の類は、まったくといっていいほど読まないのだが、それを十分に知っている家族をして、本書を読ませたいと思うほど、今年の私は弱って見えたのだろうか?何と本書の副題が「弱さに一瞬で打ち勝つ」なのだから。
そんな風に振る舞っていた自分を反省しながら、ぱらぱらページをめくっていると、目に留まった言葉があった。
basic morals17
『時間は決断の質を保証しない
簡単に手に入れられたものが、非常に価値あるものだったりする』
basic morals17にのよると、「考えた時間をムダにした、と思いたくないから、たいていの人は、考えれば考えるほど素晴らしい答えが生まれる、と勘違いをしているだけで、本当に良い答えというものは、目的と情報が確かに揃っていれば瞬時に導かれるもので、時間がかかるということは目的も曖昧で情報が不足している証拠なのだ」という。
ふ~ん、なるほど。
私は石橋を叩いても渡らない口なので、原文『Ask and have, is sometimes dear buying』も超訳も理解が難しいのだが、その一側面を窺わせる記事を見つけた。
<「一目惚れ」で結婚すると離婚しないって本当?> All About 2017年12月24日21時15分配信より一部引用
■「一目惚れ婚」なんて本当にうまくいくの!?
アメリカで「一目惚れして結婚したカップル」1500人を対象に調べた結果、実際に一目惚れを経験した約半数の55%がそのまま結婚したそうです。
ビックリするのは、そのリサーチでの離婚率です。男性の場合でもわずか20%、女性に至っては10%以下という驚くべき数字が出ています。アメリカでは、結婚した夫婦の約半数が離婚するという恐るべき現実を踏まえると、やっぱり「一目惚れ結婚」って理想のカタチであると実感せざるを得ないデータと言えます。
出逢ってすぐの結婚は周囲の一部から反対されやすいですが、この数字だけ見れば、やはりその第一印象や直感はとても大切だということです。自分に置き換えてみれば、実際に付き合えるか別として、そもそも恋愛の対象か否かは、やはり見た目や会ったその日の印象で9割近く決まっているかも知れません。
この記事は、リサーチ結果に加え、「男性からの一目惚れの方が離婚しにくい!?」「女性が一方的に追いかける一目惚れはやっぱり危険?」という独自の考察も加えているが、これを読みながら、ふと学生時代の知人を思い出した。
彼女は、「学歴は顔に張るわけにはいかないけれど、顔は四六時中目の前に突き付けられているものだから絶対に妥協しない! 人は見た目が一番」と豪語していたのだが、さてはて彼女は、思い通りの見た目の人に出会い、一瞬にして恋におち、平和な家庭生活を築いているのか?
アメリカのリサーチと、それを元にした記事の正しさを検証するだけの情報を、私は持ち合わせてはいない。
ただ、人生においても長考が過ぎる自らを顧み、「下手な考え休むに似たり」が何事にも当てはまる万国共通の箴言なのだろうかと考える、苦しみますなクリスマスである。