「続 モタモタすんな!」 「モタモタすんな!byワンコ」 「モタモタすんなbyワンコ②」より
16歳の女子高生スキーヤー ジェイド・ハマイスターが撮った写真が世界中で大きな話題となっているそうだ。
<16歳女子高生、南極点から「サンドイッチ」で反撃 ユーモアで差別に対抗、世界から賞賛>
NEWS 2018年02月05日 18時58分 JST配信より引用
16歳の女子高生スキーヤー、ジェイド・ハマイスターは「ポーラー・ハットトリック」という偉業を達成した。これは、南極点と北極点、グリーンランド氷床の3カ所をスキーで踏破するもので、16歳は史上最年少だという。
その彼女が撮った一枚の写真が、ネットで大きな話題を呼んでいる。
今年1月10日、37日間に及ぶ冒険の末、南極のアムンゼン・スコット基地にたどり着いたジェイド。セレモ二アル・ポールと呼ばれる南極点標識の隣で、誇らしげに国旗を掲げている。注目のポイントは、彼女が手に持っているサンドイッチだ。
一体なぜサンドイッチなのだろうか。
彼女は写真のコメントで、その秘密を明かしている。
「ほら、あなたのためにサンドイッチを作りましたよ(ハム&チーズ入り)。37日間、600㎞の距離をスキーで旅して南極点まで来られるんだったら、どうぞ召し上がってください 」
この"あなた"とは、彼女に対して性差別的なコメントをした、あるネットユーザーのことだ。
話は2年前にさかのぼる。
2016年に14歳で北極点へとスキーで到達して最年少記録を打ち立てたジェイドは、その時の体験をオンラインで世界配信されているビデオ講演会「TED」でスピーチした。
その動画に「俺のためにサンドイッチを作ってよ」「何人の男に手伝ってもらったの?」など嘲笑するコメントを残した人がいたのだ。
ジェイドは、現代社会にはびこる性差別について、TEDで次のように語っていた。
若い女性というだけで、否定的なコメントを浴びせられます。「女性は少食で、着飾らず、痩せて、身の丈にあった野望を持て」「いつか白馬の王子さまが来て、救ってくれるのを待ってろ」なんて言われるんです。それは、「女は強くない」っていう男性的な決めつけではないでしょうか。
そして、今回。彼女のユーモア溢れる「反撃」は、世界中の人たちの心を動かした。
投稿には「おめでとう!最高にかっこいい」「あなたは強さと意思の象徴ですね。心からインスパイアされました」「めっちゃ笑った」といった、賞賛コメントが無数についている。
16歳にして、世界中の女性に勇気を与えたジェイド。彼女はこれからも、きっと新たな記録を打ち出していく。
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/05/polar-hattrick_a_2335282
このところ「淳子のてっぺん」(唯川恵)について書いていたが、上記の記事を読んだ時、本書のある言葉が浮かんできた。
「女なんかに登れるもんか」
田部井氏は女性だけの登山隊を結成し、1975年エベレスト(8848m)女性初の登頂に成功するのだが、田部井氏に女性登山隊を結成させたのは、「エベレスト? 女なんかに登れるもんか」という男の言葉だったという。
上記の記事を読む限り、世界もそう大きなことは言えないかもしれないが、21世紀に入るなり、いと高き処が率先して男子の命のみ重んじる姿勢を鮮明にしたのだから、日本は1975年から変化がないどころか後退している感すらある。
だが、「サンドイッチを男のために作っておけ」と言われようが、「女なんかに出来るものか」と言われようが、女はへこたれることなく、南極もエベレストも制覇してしまうし、昨日2月25日閉幕した冬季オリンピックも、我が国では女性アスリートの活躍が目覚ましかった。(スキージャンプやスピードスケートで女性のメダルラッシュが続いたし、頭脳と体力を要するカーリングという競技で、日本に初めてのメダルをもたらしてくれたのも、女子チームだった。)
声高に完全なる男女平等を訴えるつもりは毛頭ないが、人口減社会に入った日本だからこそ、もうそろそろ大きく舵を切らねば何事も間に合わない事態になると思われる。
田部井氏の「モタモタすんな!」に、カーリング女子の「そだね~」を重ね、女性の活躍を力強く応援していきたいと思っている。
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ところで、氷上のチェスとも云われるカーリングは、試合時間が三時間を超えることもあるため、ハーフタイムで軽食を取ることが認められている。これが世に云う「おやつタイム」で、女子チームが銅メダルを獲得した際の「おやつ」は巨大なイチゴだったと思うが、男子チームは とらやの一口羊羹を食べていたそうだ。
・・・あの とらやの羊羹が絶品なことは確かだが、激しい運動や緊張感で唾液が少ない時には、あまり向かないような気がしなくもないような、気がする。
山では少なくとも、とらやの羊羹よりも、適度な水分でぷるぷる感のある葛羊羹の方が向いていると、両方を試したことがある私は思っている。
もう一度だけ、つづく
16歳の女子高生スキーヤー ジェイド・ハマイスターが撮った写真が世界中で大きな話題となっているそうだ。
<16歳女子高生、南極点から「サンドイッチ」で反撃 ユーモアで差別に対抗、世界から賞賛>
NEWS 2018年02月05日 18時58分 JST配信より引用
16歳の女子高生スキーヤー、ジェイド・ハマイスターは「ポーラー・ハットトリック」という偉業を達成した。これは、南極点と北極点、グリーンランド氷床の3カ所をスキーで踏破するもので、16歳は史上最年少だという。
その彼女が撮った一枚の写真が、ネットで大きな話題を呼んでいる。
今年1月10日、37日間に及ぶ冒険の末、南極のアムンゼン・スコット基地にたどり着いたジェイド。セレモ二アル・ポールと呼ばれる南極点標識の隣で、誇らしげに国旗を掲げている。注目のポイントは、彼女が手に持っているサンドイッチだ。
一体なぜサンドイッチなのだろうか。
彼女は写真のコメントで、その秘密を明かしている。
「ほら、あなたのためにサンドイッチを作りましたよ(ハム&チーズ入り)。37日間、600㎞の距離をスキーで旅して南極点まで来られるんだったら、どうぞ召し上がってください 」
この"あなた"とは、彼女に対して性差別的なコメントをした、あるネットユーザーのことだ。
話は2年前にさかのぼる。
2016年に14歳で北極点へとスキーで到達して最年少記録を打ち立てたジェイドは、その時の体験をオンラインで世界配信されているビデオ講演会「TED」でスピーチした。
その動画に「俺のためにサンドイッチを作ってよ」「何人の男に手伝ってもらったの?」など嘲笑するコメントを残した人がいたのだ。
ジェイドは、現代社会にはびこる性差別について、TEDで次のように語っていた。
若い女性というだけで、否定的なコメントを浴びせられます。「女性は少食で、着飾らず、痩せて、身の丈にあった野望を持て」「いつか白馬の王子さまが来て、救ってくれるのを待ってろ」なんて言われるんです。それは、「女は強くない」っていう男性的な決めつけではないでしょうか。
そして、今回。彼女のユーモア溢れる「反撃」は、世界中の人たちの心を動かした。
投稿には「おめでとう!最高にかっこいい」「あなたは強さと意思の象徴ですね。心からインスパイアされました」「めっちゃ笑った」といった、賞賛コメントが無数についている。
16歳にして、世界中の女性に勇気を与えたジェイド。彼女はこれからも、きっと新たな記録を打ち出していく。
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/05/polar-hattrick_a_2335282
このところ「淳子のてっぺん」(唯川恵)について書いていたが、上記の記事を読んだ時、本書のある言葉が浮かんできた。
「女なんかに登れるもんか」
田部井氏は女性だけの登山隊を結成し、1975年エベレスト(8848m)女性初の登頂に成功するのだが、田部井氏に女性登山隊を結成させたのは、「エベレスト? 女なんかに登れるもんか」という男の言葉だったという。
上記の記事を読む限り、世界もそう大きなことは言えないかもしれないが、21世紀に入るなり、いと高き処が率先して男子の命のみ重んじる姿勢を鮮明にしたのだから、日本は1975年から変化がないどころか後退している感すらある。
だが、「サンドイッチを男のために作っておけ」と言われようが、「女なんかに出来るものか」と言われようが、女はへこたれることなく、南極もエベレストも制覇してしまうし、昨日2月25日閉幕した冬季オリンピックも、我が国では女性アスリートの活躍が目覚ましかった。(スキージャンプやスピードスケートで女性のメダルラッシュが続いたし、頭脳と体力を要するカーリングという競技で、日本に初めてのメダルをもたらしてくれたのも、女子チームだった。)
声高に完全なる男女平等を訴えるつもりは毛頭ないが、人口減社会に入った日本だからこそ、もうそろそろ大きく舵を切らねば何事も間に合わない事態になると思われる。
田部井氏の「モタモタすんな!」に、カーリング女子の「そだね~」を重ね、女性の活躍を力強く応援していきたいと思っている。

二月下旬から他の花に先駆けて、いや自身の葉が芽吹くよりも先に、花を咲かせる黄梅
その花言葉は、期待
その花言葉は、期待
ところで、氷上のチェスとも云われるカーリングは、試合時間が三時間を超えることもあるため、ハーフタイムで軽食を取ることが認められている。これが世に云う「おやつタイム」で、女子チームが銅メダルを獲得した際の「おやつ」は巨大なイチゴだったと思うが、男子チームは とらやの一口羊羹を食べていたそうだ。
・・・あの とらやの羊羹が絶品なことは確かだが、激しい運動や緊張感で唾液が少ない時には、あまり向かないような気がしなくもないような、気がする。
山では少なくとも、とらやの羊羹よりも、適度な水分でぷるぷる感のある葛羊羹の方が向いていると、両方を試したことがある私は思っている。
もう一度だけ、つづく