34Leftで

チャリオで20分
羽田空港が子供の頃からの秘密基地
ハンバーガーとモンブランが大好きで時々オリーブも

ラブストーリーは突然に・・・の はずだった その後

2016年03月11日 | 恋愛
オリーブ(女房殿)に 命を賭けてフラれ、数ヵ月後 カナダはエドモントンへ修行の旅に。
しかし 父危篤の報に一時帰国。
3ヶ月ぶりの日本、浦島太郎になった様な感覚。心はカナダへ置いてきちまった。
でも 親父殿の容態が安定するまで日本で働く事に。
そんな ある日 一本の電話が(当時 携帯電話は無かった時代)
その声の持ち主は オリーブ! おいらを気持ち悪い男だとか
同じ空気を吸いたくないだとか、挙げ句の果てに付き合う位なら死んだほうがマシとか。
散々 おいらの事を貶した彼女、どこでどう聞き間違えたのか 風の噂で おいらが死んだと。
安否確認の電話だったのだ。
でも 初めての彼女からの電話に 今までの経緯を機関銃の如く 一方的に話す おいら。
カナダで3日3晩 メシにありつけなかった事
山で熊に遭遇し 日本から持参した桃屋の「江戸むらさき石狩」に命拾いした事
酒に溺れ 自分を見失った事も。
20分位話していたら受話器の向こうから 寝息かイビキの様な声が・・・寝ている。
お~い! 寝ているんかい(怒) おいらが一生懸命話しているのに!

すると あっ アタシにはどうでもイイ事だから、と。
でも おいらが経験した話を聞いてもらいたくて、一度だけ会って話す機会を。
来てくれるまで ずっと待つと言い 一方的に電話を切った。

19の秋 この階段を上がってきたオリーブは あきらかに輝いていた。

横浜駅西口駅前 天理ビル前
がっ 彼女の後方 およそ数メートルに初老のご婦人が
そう 彼女の母上だったのだ。
娘が危ないヤツと会う というので付いてきてしまったのだ。
相鉄ジョイナスのキャロットと言うレストランに入り
話の続きをするも、後ろの席には 興信所の探偵のように耳をそばだてている母上。

別れ際、母上に呼ばれた。我が家は代々続く家柄、アナタとは住む世界が違う、
娘には 幼い頃より重い持病があり、毎年 入退院している事、
30までしか 生きられないと主治医から宣告されている事も。
余生を娘と過ごしたい、だから これ以上 娘に付きまとわないで下さい。

おいらのスイッチが入った瞬間なんです。

お互いの家から猛反対されたからなのか、オリーブも意固地になったのか
なぜか 振り向くと 側に居てくれる関係に。

そして彼女の生きる証を手伝って・・・・

それは また別のお話し