巨人・大鵬・卵焼き

1960年代の子供達が好きなもの・・・
「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉がある。

私は、巨人と卵焼きは好きだったが、大鵬の記憶はない。
横綱といえば、北の富士(横綱在位'70～74)
そして輪島(横綱在位'73～81)、北の湖(横綱在位'74～85)だ！

私の記憶にある最強の横綱。
当時、憎らしいほど強い！と言われた北の湖(優勝24回)。
その北の湖をはるかに超える、32回も優勝しているのが大鵬だ。
まさにレジェンド。

その大鵬の記録が塗り替えられようとしている。
2015年初場所11日目が終わって全勝は白鵬ただ一人。
日馬富士が破れて二敗となったため
白鵬の33回目の優勝が現実味をおびてきた。

1971年1月場所に大鵬が32回目の優勝をして以来
44年ぶりにその記録が破られようとしている。

生前、大鵬は白鵬に対して
記録は破られるためにある。
横綱としてしっかり闘え！とエールを送っている。

日本の国技である相撲で
外国人に記録が破られるのは正直、少しさみしい。

しかし、2000年に若乃花が引退して以来
日本人の横綱が存在しない現状を考えれば
この日が来るのは時間の問題だったのだろう。

むしろ、ここまで相撲に精進し盛り上げてくれた
外国勢に感謝をしなければならないのかもしれない。

今の私たちに必要なのは
2004年、イチローが84年ぶりにジョージ・シスラーの年間最多安打:257本
を更新した時のアメリカ人のスタンディングオベーションだ。

まだ少し早いが、白鵬に心からの拍手を送りたい。