人間とは悪なのか？

ゴルフの練習場にて。

私の後となりのレンジに、
宮里聖志（きよし）のようなアスリート系の人が入ってきた。

いやだなー

あんまり上手な人に後ろから見られると
「こいつ下手だなー」と思われているようで・・
練習に集中できない。

私もいやらしいが・・・

すこし打席をはずし、
ストレッチをしながら様子をうかがった。

彼が打席に入り、数回ショットした。

大変失礼だが、私よりもかなり下手だった。
内心、ほっとした自分が、またいやらしく思えた。

そもそも、上達するために練習に来るのだ。
人のことを気にする暇があったら、
自分の練習に集中しろ！

もうひとりの自分がカツをいれる。


司馬遼太郎の「花の館」に次のような一節がある。

地獄からきた使者の会話・・・一部意訳。

「なんで、悪いこともせん、生まれて死んだだけの人間が地獄に落ちるんや。」

「この世で生きたということ自体が、悪や。」

・・・・・・・・・・

人間は生まれながらにして悪なのか？

物語の結末は、読書中なのでまだ見ていないが・・・

私はそうは思いたくない。

人は、それぞれ、
良い面も悪い面ももちあわせわて生きているのだ。

心の中で葛藤しながら・・・

私は、まだまだ修業が足りない・・・

もっと、おおらかな心をもたなければいけない。