どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

七〇歳年下の君たちへ

2018年12月07日 | 読書・歴史
五木寛之氏は1932年生まれ、86歳になる。

その五木氏が灘高校の生徒に、
自らの人生と考え方を語り、
さらに質疑応答をする。

その内容が、実に興味深い。

小説家には、物事を観察する力と
表現する力が求められる。

そして、それらの深みというものは、
人間としての生き様が反映される。

発する言葉は、繊細で温かいが、
時に、力強いエネルギーを感じた。

それは、目の前の若者に対して、
同じ目線で正面から向き合う真摯な姿勢の表れであり
精一杯のエールでもある。

さらに世代を超えて、
すべての”日本人”に対するメッセージにも思えた。
(書中では、何をもって生粋の日本人というのか、
またステレオタイプの日本人というくくりで物を考えるのは
時代遅れだとの指摘もあるが・・)

読み進んでいくと、
私も講演会場にいるようなライブ感を覚えた。

教科書に載っていない、歴史や人間論。

九州もんの、気概を感じ、心地よい。


七〇歳年下の君たちへ: こころが挫けそうになった日に
クリエーター情報なし
新潮社
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