どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

人生の師

2018年12月22日 | 読書・歴史
盛和塾北大阪主催 論語講座。

講師は安岡定子先生。

本日のテーマは「人生の師」

孔子が70歳のころ、
20代の弟子たち:子游(しゆう)、子夏(しか)、子張(しちょう)、曽子(そうし)
に伝えたメッセージ。

君子(リーダー)とはどうあるべきか?
という問いに、それぞれ応えている。


特に印象に残ったのは、

曽子曰く、上(かみ)その道を失いて民散ずること久し。

もしその情を得ば、即ち哀矜(あいきょう)して喜ぶことなかれ。
(子張第十九)

解釈:獄官の長に任命されたものが、その心得を尋ねた。

上のものが正しい道を失い、民は貧しく心身とも疲弊して久しい。
罪を犯した者は、なぜそのようなことをしたのか
背景を理解する気持ちを持ちなさい。

やみくもに刑罰を実行し、裁きの件数・処理をこなし、
間違っても自分の仕事をこなしたなどと喜んではいけない。

また、子張に対して伝えた五美四悪。

「五美を尊び四悪をしりぞく」(堯曰第二十)

何が美で何が悪か・・ここでは割愛するが、

まさに孔子が、多くの弟子たちの人生の師として仰がれる
人間としての軸を感じる章句だ。

人生の節々で、相談できる人がいる。

それは、とても幸せなことだ。


終了後の主催者挨拶で、
わが社では”四悪”が散見している・・明日から改めるよう努めたい!
と、大阪ならではの自虐ネタで話されていたが、
悲しいかな、多くの組織や社会で、よくある光景だ。

2500年前のメッセージが、今を生きる人々の心を打つ!

今日もすばらしい時間だった。

本日の参加者は約40名・・みなさんとても真剣に聞き入っていた。


盛和塾は2018年末で解散することが決まっているそうだ。

盛和塾としての活動はこれで終わりとなるが、
論語講座は来年も継続して行うそうだ。

来年も、ぜひ参加したい。









コメント
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