グリーンブックとは、黒人が利用できるホテルや施設をまとめた
旅行ガイドブックだそうだ。
1962年のアメリカ。
今から、ほんの57年前の話だが、
当時の黒人は選挙権もなく、レストランやトイレ、バスの座席など
利用できる施設も白人と区別されていた。
特に南部では差別が激しく、黒人は、夜外出しているだけで
逮捕され、殺害されても罪に問われないという州もあった。
アメリカの黒人史でいえば、キング牧師が黒人の公民権を求めて
ワシントンで大行進をしたのが1963年。
この物語の翌年だ。
天才黒人ピアニスト:シャーリーは、その危険な南部でコンサートツアーを決行する。
その運転手として雇われたのがイタリア人(白人)のトニーだ。
場面場面で、ひどい差別や暴力を受けながらも、人間としての威厳を保ち、
非暴力で立ち向かうシャーリーの姿が印象的だった。
また黒人ほどではないにしろ、イタリア人(移民)であるトニーに対する差別も
表現されていた。
時代に壁というものがあるとすれば、その壁を打ち砕くのは
シャーリーのような勇気ある者であり、トニーのような人間味と
正義感を持った者たちである。
ということを改めて感じた。
この映画がアカデミー賞を受賞した最初の週末ということもあるのか、
映画館には多くの観客が来場していた。
引き続きたくさんの人に観ていただきたい映画だ。
<映画「グリーンブック」 official site>
旅行ガイドブックだそうだ。
1962年のアメリカ。
今から、ほんの57年前の話だが、
当時の黒人は選挙権もなく、レストランやトイレ、バスの座席など
利用できる施設も白人と区別されていた。
特に南部では差別が激しく、黒人は、夜外出しているだけで
逮捕され、殺害されても罪に問われないという州もあった。
アメリカの黒人史でいえば、キング牧師が黒人の公民権を求めて
ワシントンで大行進をしたのが1963年。
この物語の翌年だ。
天才黒人ピアニスト:シャーリーは、その危険な南部でコンサートツアーを決行する。
その運転手として雇われたのがイタリア人(白人)のトニーだ。
場面場面で、ひどい差別や暴力を受けながらも、人間としての威厳を保ち、
非暴力で立ち向かうシャーリーの姿が印象的だった。
また黒人ほどではないにしろ、イタリア人(移民)であるトニーに対する差別も
表現されていた。
時代に壁というものがあるとすれば、その壁を打ち砕くのは
シャーリーのような勇気ある者であり、トニーのような人間味と
正義感を持った者たちである。
ということを改めて感じた。
この映画がアカデミー賞を受賞した最初の週末ということもあるのか、
映画館には多くの観客が来場していた。
引き続きたくさんの人に観ていただきたい映画だ。
<映画「グリーンブック」 official site>