どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

コロナ禍の失業

2021年04月24日 | Weblog
明日から東京では3度目の緊急事態宣言期間となる。
ただ、その内容はまだ不明瞭だ。

例えば図書館。
期間中、閉館となる所と開いている所がある。

また、開館している場合でも、
利用できるサービスと利用できないサービスがある。

要は直接そのサイトを確認するか連絡してみないと
わからないということだ。


日本人でも戸惑いを覚える事態。
外国人ならなおさらだ。

本日、日本語道場。
4人の外国人を担当した。

ひとりから質問があった。

ハローワークは開いていますか?

仕事を探すという、生活をするうえで欠くことのできない機関なので
緊急事態宣言下でも、おそらく開いているだろうと思ったが、

私にもわからないので
直接確認してみてください・・

と、伝えた。

すると、続いて・・
これ、何て書いていますか?

と封筒から書類を出した。

仕事を解雇となり、職場から送られてきたものだという。

ハローワークに提出する離職証明書だった。

すべて、日本語。
しかも米粒のような小さい文字で・・

内容も日本人の私でも、
問い合わせなければわからないようなものだった。

大変申し訳ないが、直接ハローワークで尋ねていただくようお願いした。

彼は複数の言語をしゃべれる優秀な青年だ。

観光ガイドとして活躍していたが、
外国人が観光で来ないことには仕事にならない。

おまけにオリンピックも外国人の受入れはNGとなり
まったく仕事の目途が立たなくなった。

日本語も堪能だが、
漢字や専門用語はわからないものも多い。
当然だろう。


日本は「おもてなし・・」というキーワードを世界に発信し
東京オリンピックを招致した。

おもてなしとは、いったい何なんだろう?

日本は外国人に対して住みやすい国家なのだろうか?
日本人は外国人に対しておもてなしの精神で接しているのだろうか?

苦境にある時にこそ、社会の真価が問われる。


私にできることは限られているが、
この日本語道場を通じて、
日本で暮らす外国人の声に耳を傾けていきたい。

ただ、この道場も明日から5月末までは休講だ。

後ろ髪をひかれる思いだ。


<離職証明書の書き方 OBC360 >

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする