どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

海酒

2021年04月06日 | 読書・歴史
「1日10分のごほうび」
NHKラジオで朗読され、好評だった作品を収録したものらしい。

小説家っていうのはすごいな。
文章が絵になって頭の中に広がる。

ラジオの朗読をイメージして、
私も声に出して読んでみた。

すると、また印象深い世界が広がる。

赤川次郎も良いが、私は江國香織の世界が好きだ。

そんなことを思いながら読み進めると、
田丸雅智(たまる まさとも)の「海酒」という短編にサプライズがあった。

初めて出会った小説家だが、
プロフィールを見ると愛媛県出身と書いている。

なんとなく親近感を感じながら、
数ページ読み進めると、三津という地名が出てきた!

愛媛県も広いが、なんと・・ピンポイント。
私が少年時代を過ごした場所だ。

三津は松山の港町。

もう30年以上訪れていないが、
小説を流れる風景の描写に、
私の少年時代の映像が鮮やかに蘇った。

ネットで田丸氏を検索してみると、
年は離れているが、中学校の後輩だった。

海酒というのは架空の酒のようだが、
この小説のエッセンスが、今宵の酒を海酒へといざなう。

久しぶりに昔の友に会いたいな。

そんな感傷にひたっている。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする