どうしてこんなに楽しいんだろう!

新しいことをはじめるって楽しいですね!美味しいお酒を飲んで、好きな音楽を聴いて、ヨカバンジャー!!

ウクライナろう者交流プロジェクト2024

2024年05月26日 21時55分04秒 | Weblog
中日新聞にて記事を見て参加した。
会場は名古屋市南文化小劇場。

受付に行くと、いきなり手話で案内された。
一瞬戸惑ったが、本日はろう者の交流会だと再認識し、
私も身振り手振りでチケットを購入した。

本日の登壇はウクライナろう協会会長:イリーナ氏、
ウクライナろう者ダンスチームリーダーの女性、
さらにウクライナから日本に避難しているろう者:ボズコ氏。

開演の2分前、案内のブザーと共に照明が点滅する。
なるほど・・ろう者は音が聞こえないので、視覚で案内するのだな。

会場内は”静かな会話(手話)”があちこちで繰り広げられている。
みなさんとても楽しそうだ。


本番がスタートし、司会者が登場すると、
全員が両手を上げパタパタと振りかざす。

なるほど・・これがろう者の拍手なんだな・・
人生初体験の状況に少し戸惑いながらも感動があった。

戦時下のウクライナ・・聴者でも不安なのにろう者はなおさらだ。

イリーナ氏の手話をスタッフが日本の手話で「通訳」し
さらに聴者のために音声で同時通訳がある。

たいへん不勉強ながら、
手話は、体で表現するので、
ある程度世界共通かと思いきや・・・
まったく違った。


イリーナ氏の後に登壇した
ウクライナのろう者でパントマイムダンサーの女性。

彼女の手話はウクライナの手話らしい。
それをイリーナ氏が国際手話に通訳し、
さらにそれを日本スタッフが日本の手話に通訳する。
そして、その日本手話を聴者のために音声で同時通訳をする。

なんともすごい光景だ。

私は最終の音声通訳しか理解できない。

現在群馬県在住のウクライナろう者避難民:ボズコ氏の講演の後
質問タイム。

多数の挙手があった。
みなさん質問は手話。
それをスタッフが国際手話に通訳する。

Q:「ウクライナとロシアの手話は違うのですか?」

A:「違います。6割くらいは共通の部分がありますが
戦争が始めッて以降、ウクライナ独自の手話を重視するようになりました。」

日本でも手話は地方によって異なるようだ。

聴者のいう方言があるように、
手話にも方言があるという。


第2部に登場した日本のろう俳優:砂田アトム氏。

手話の歴史、そしてすばらしい物語を手話と体全体で表現した。

「聴者に言いたい。手話はうまい下手ではなく、結局は人間性が問われるのだ」

彼の手話(言葉)に深い共感を覚えた。

デジタルの流れはこれからも止まらないだろうが、
最後はやっぱり人間なのだと再認識した。」





コメント
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