に願いを。
遠く煌めく星々を見上げて「願いを」込める。ロマンチックな習わし。
その七夕。
願いを書く、五色の短冊・・・その色の由来に付いてちょっとまとめてみました。
「五色(ごしき)」とは、中国の陰陽道から生まれた自然を表す
「五行説」に因んだもので、色は「青」・「赤」・「黄」・「白」・「黒」
青が緑の「木行」、
赤は炎の「火行」、
黄は大地の「土行」
白は土に埋まっている金属の材料となる鉱物の「金行」、
黒は命を育む水の「水行」を表しています。
木(もく)→火(か)→土(ど)→金(ごん)→水(すい)
と、覚えるように茶道の先生から教わりました。
さて、この五色。後から全てをまとめる「色」として、
古くから「最上の色」と言われていた「紫」が加わり、
その代わりに現在では。黒が使われなくなっているそうです。
◎平安の頃には「梶の葉」に和歌を書いて供えたとか。
安価で手に入れやすい「紙」に書くようになったのは、
もっと、ずっと後のことだったのですね。
◎江戸中期「裏千家十一代。玄々斎宗匠」発案による梶の葉による水差しの蓋。
七夕の頃だけの設えです。
歴史を踏まえた上での新しい「発想」柔軟な発想は、今に伝わって尚斬新です。
◎ハガキ・・・は葉書と書きますね。「葉」という漢字が使われる。
その訳・・・何となく分かるような気が致します。
ささの葉 さらさら
のきばに ゆれる
お星さま きらきら
きん ぎん 砂子
五しきの たんざく
わたしが かいた
お星さま きらきら
空から 見てる
障りだけの、ちょこっとまとめでした。
皆様本日もご訪問頂き有難うございました・・・・・・