春を告げて 糊こぼしの椿
糊こぼしの椿について
東大寺二月堂の「修二会(お水取り)」は、毎年3月1日~14日まで本行が行われます。
別火の練行衆が2月23日の「花ごしらえ」の日に作った造花の椿が
二月堂本尊十一面観音に捧げて祭壇に飾られる。
二月堂下にある開山堂の椿は、赤い花に白い斑点が入り、
写真はお借りしました。
練行衆が造花を作るときに糊をこぼしたようだと「糊こぼし」と呼ばれるようになったのですね。
奈良の和菓子店では、お水取りゆかりの椿に因む和菓子が作られます。
奈良では「お水取りが済むと春が来る」と言われ、
目に鮮やかな春を呼ぶ銘菓として親しまれているのですね。
見出しの作品は「糊こぼし」のお菓子を描いたものです。
下萌を分けて 春の兆し見ゆ
萌(したもえ)とは冬枯れの地面から草の芽が顔をのぞかせる様子です。
「草萌」「草萌ゆる」とも言い、まだまだ外気は冷たいが草はいち早く
春を感じ取っているのですね~~!
絵文の手本は季節先取り
今日は寒い一日でしたが
筆を執る気持ちは「春」
春を呼ぶ心で
楽しく描きました。
喜んで頂けると嬉しいな!
本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・
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