67camper's Blog

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鍵盤ジャケットの代表的一枚

2009-07-20 04:36:15 | jazz & vocal
Monk In Italy/Thelonious Monk
(Riverside 9443)


 ピアノはジャズを代表する楽器であり、数々の名盤のジャケットを彩って来た物です。ホレスシルバーの10インチ盤のように,直接的に鍵盤を撮影したものもありますし,ソニークラークトリオのようにイラストになってカバーを飾ったモノもありますね。本日は,セロニアス・モンクの鍵盤ジャケの一枚,"Monk In Italy"をアップいたします。何と言っても,ピアノに向かうモンクのサングラスに映った鍵盤を使うアイデアは奇抜で素晴らしいですね。

 録音は1961年,7週間にも及ぶヨーロピアンツアーの最中にミラノで録音されたものです。メンバーは当時のレギュラーカルテット,Thelonious Monk(p), Charlie Rouse(ts), John Ore(b), Frankie Dunlop(ds)です。ライブであり決していい録音とは言えないメンバー紹介,イタリア語のせいか音が遠い感じです。サイドAの"Jackieing"、"Epistrophy"、"Straight, No Cahser", サイドBの"Bemsha Swing", "Rhythm-a-ning"等のオリジナルで聴けるクネクネとうねりながらフレーズを重ねて行くラウズのテナー、強烈でタイトなビートを繰り出すダンロップのドラムが印象的ですね。モンクの不協和音と思われるスタイル,絶妙なタイム感覚はここでも言うことなしです。A-3"Body And Soul"におけるソロ演奏もモンクならではでこのアルバムの白眉と言えるトラックですね。

 所有盤はリバーサイドのステレオ,オルフェウム盤です。眼鏡を使った鍵盤ジャケの代表ですが,以前にアップしたアレックス・カラオのライブ盤にもみられます。果たしてどっちが先なんでしょうね?


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