Ballads For Night People/June Christy
(Capitol ST1308)
(Capitol ST1308)
クリスティといえば"Something Cool"というほどの超有名盤がありますよね。この「何か冷たいもの」は夏にはいいですが、こう寒くなってくるとどうもしっくりこない。ジューンのアルバムはどのアルバムも平均点以上の好アルバムがその他にもたくさんありますよね。本日は、クラブシーンを意識してバラードばかりを集めた「Ballads For Night People」をアップいたします。
勿論だがアレンジとテナーは夫君のボブ・クーパーがつとめています。2つのセットの伴奏が聴かれ小編成のFrank Rosolino(tb), Bud Shank(as, fl), Cooper(ts), Joe Castro(p), Red Callender(b), Mel Lewis(ds), Kathryn Julye(harp)のセプテットの演奏が主体で一部の曲でMel LewisがStan Leveyに変わり, Buddy Collette(cl), フレンチホルン、イングリッシュホーン、バスクラ、バスーンなどを加えたセットの演奏もありますね。A面ではオープニングのBewithedがすばらしいですね。ハスキーなヴォイスでスマートに聴かせるボーカルは最高ですね。また2つのエリントンナンバー、A-3の"Do Nothin' 'Till You Hear From Me", B-4の"Don't Get Around Much Anymore"のジャジーな語り口はクリスティならではです。ほかにも"My Ship"や"Make Love To Me"など選曲はボーカルファンには納得という感じでしょうね。
所有盤はCapitol, レインボーのステレオ盤です。バックカバーのイラストも粋な感じで大好きですね。