67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

パリのエスプリを感じるホーキンスのVik盤

2007-10-31 07:08:30 | jazz & vocal
The Hawk In Paris/Coleman Hawkins with Manny Albam and his orchestra
(Vik LX-1059)


 アメリカのジャズが初めてパリに渡ったのは1932年のサッチモであったと言います。これから遅れること3年,ホーキンスはフレッチャー・ヘンダーソン楽団の一員としてパリの地を踏みます。サッチモがバンドリーダーとして渡欧したのと比べホーキンスはバンドの1playerに過ぎず,サッチモのような評価が得られたわけではないですが,熱心なパリのファンにはホークのプレイは既に話題になっていたと言います。それから20数年を経て,Manny AlbamのオケをバックにVikに初録音したのがこのアルバムです。ストリングスも加わった,分厚いサウンドをバックに男性的トーンで吹く甘いフレンチソングが聴きモノのアルバムです。美しいパリのエスプリを感じるLester Bookbinderのこの美しいカバーもかなり魅力的で素晴らしく思います。

 バックのManny Albamのバンドは10ピース前後のオケですが,有名どころではNick Travis(tp), Urbie Green(tb), Hank Jones(p), Barry Galbraith(g)等がクレジットされていますが,彼らのソロスペースはほとんどない短い演奏が中心で,ホークの豪放かつ繊細なバラードプレイが楽しめる内容です。中でも,A面の"April IIn Paris", "Under Paris Skies", "La Vie En Rose",B面の"La Mer", "I Love Paris"は原曲の美しさを生かした好トラックと思います。

 所有盤はVikのモノラルオリジナルのプレビュー盤で"NOT FOR SALE"とラベルにプリントされています。こう言うリラックスした巨匠のプレイも良いモノですね。

過小評価のバイブラフォニスト、RED NORVOのブルース集

2007-10-30 07:14:03 | jazz & vocal
Red Plays The Blues/Red Norvo
(RCA LPM-1729)


 バイブラフォンの話になるとたいていはハンプ,バグスを中心に話が始まりますがこう言った古いプレイヤーの中で最も過小評価されているのが、レッド・ノーボではないかと思います。あの風貌でカバーに堂々と登場するのが,ジャケ買いファンの方々からは敬遠される傾向にあるのではないかと思います。本日アップのアルバムはノーボのRCA盤の一枚でBluesにスポットを当てた好盤です。

 ノーボのバイブはバイブ固有の金属製のサウンドと言うよりはソフトで独特な味があって、日頃メタリックな堅いサウンドに耳がなれている方々にもとても新鮮に感じるのではないでしょうか?このアルバムはコンボとオケの2つのセットで演奏されていますが,各セクションに好プレイヤーを配した編成は玄人好みの一枚と言えるのではないでしょうか。コンボはRed Norvo(vib), Jimmy Rowles(p), Bob Carter(b), Bill Douglass(ds), Ben Webster(ts), Harry Edison(tp)のセクステットです。スローなbluesでのBenのスススとすすり泣くテナーはいつ聞いても最高に味があります。一方,オケのほうは13人編成で鋭いアタックを見せるDon Fagerquist(tp), 艶ややかなトーンのWillie Smith(as), タイトなサウンドで迫るHarold Land(ts)のソロが聴きモノです。また、ビッグバンドをドライブするメル・ルイスのドラミングも注目ですね。そして,目玉は2曲で聞かれるブルースフィーリング溢れるHelen Humesのボーカルです。レッドの歌伴のうまさはダイナ・ショアとの共演などで既に良く知られていますよね。演奏曲はブルースばかりですから割愛しますね。

 所有盤はRCAのモノラルオリジナルと思います。本当に聴きどころの多い好アルバムだと思います。レッドのバイブは再評価してみても良いように思いますよ!

67年式なのにカードでバトル?

2007-10-29 23:14:06 | Volkswagen

 VW campmobile clubの岡山イベントに参加したのですが,尾道のminatoさんちのS君が急遽参加を取りやめ,カードバトルをたのしみにしてカードを持参したうちのカード王T君はやや、落胆気味。でもS君の代打,同じ広島チームのOさんの息子さん(T君と同じ5年生)が箱一杯のカードをもってイベントに参加しておられました。日頃,ママにカードゲームのことでいつも嫌口を叩かれているTは、この日ばかりはと我が67camperの奥座敷を占領し,ほぼ2日にわたりカードゲームに熱中しておりました。

 声をかけても”アー”、“ウン”としか返事が帰って来ないのは高知も広島も同じようです。

 おめーらなぁ,どうせやるなら年代を考えてメンコにしろ!!!

パーシー・フランスのBNデビュー盤

2007-10-29 06:43:15 | jazz & vocal
Home Cookin'/Jimmy Smith
(Blue Note BST84050)


 オルガンの話になると必ずやその第一人者はジミー・スミスでということになりますよね。ブルーノートレーベルに吹き込みが多いですが,他のアーチストのキラ星のように輝く名盤群の影に隠れて,スリーサウンズと並んで人気薄は否めません。1600、4100,4200というキリ番にこのスリーサウンズとスミスを持って来たことを考えるといかにこのレーベルがこのアーチストを重要視していたかがわかりますね。本日は,このスミスのtrio&quartetのアーシーな一枚をアップしますね。バタ臭い,いかにもアメリカらしいショップの前でレザーのショールカラーのコートを着てたたずむスミスを捉えたカバーフォトが大好きですね。

 メンバーはJimmy Smith(org), Percy France(ts), Kenny Burrell(g), Donald Bailey(ds)の4人です。聴きモノはNYC出身、ロリンズの高校時代のクラスメートでもあったフランスの参加です。この盤がフランスのBNデビューですが、オルガンとプレイするのが好きだと言うだけあってなかなかにアーシーでこのアルバムの雰囲気を決定づけていますよね。A面はマ・レイニーで有名なレイジーな"See See Rider"で幕を開けますが,A面最後の"Messin' Around"や”Gracie"のブルースでのソウルフルなプレイが印象的です。続く,バレルの"Come On Baby"のアーシーなスミスとフランスのプレイもさることながら,作曲者バレルのブルージーなプレイは相変わらずの健在ぶりで嬉しいですね。

 所有盤はNEW YORK USAアドレスのステレオ盤です。何べんみても美しいカバーでソウルを感じますよね!

VW Campmobile Club 10周年

2007-10-29 04:44:42 | Volkswagen

 今回のウエストミーティグの後,会員みんなに嬉しいプレゼントがありました。聴いて見るとこのクラブも10周年なのだそうです。こう言うノベルティは嬉しいですね。早速使っています!!!。
 会長のKさんと福井のKさん,そして富山のOさん3人で“VWとキャンプを楽しもう!!”を合言葉に始まったクラブですが,現在は全国からVW愛好者が入会されかなりの大所帯となっていると思います。春は琵琶湖、6月に静岡,秋はイーストが千葉,ウエストが岡山でキャンプイベントが開催されます。自分は,この岡山しか参加したことがないのですが,ネットの力もあって全国にたくさんの友人が出来ました。イベントは、タイプ2が多いですが、会員の皆さんの素晴らしいコンディションのVW達に会えますし,同時に感染したビンテージコールマン病の会員の皆さんとの交流は他のどのイベントよりも打ち解けたもので個人的に最も好きなミーティングです。
 これからも,クラブがますます繁栄されることを一会員としてお祈りしています。

楽しかった!CMC WEST MEETING 2007

2007-10-29 04:24:07 | Volkswagen

 運動会で昨年は参加することが出来なかったVW Campmobile ClubのWEST MEETING 2007が今年も岡山県赤磐市の吉井竜天キャンプ場で開催されました。今年のように10月末なら,予定で何とか休みをもらって駆けつけることが出来ました。会長のKさん,この日程にしていただきありがとうございます。金曜日までの雨模様から一転して快晴になった高知地方,借車庫に入れてあるウェスティを取りにいって朝から準備。天気もいいし心弾みますね~。楽しいVW仲間,紅葉が少し始まり夏の喧騒のないキャンプ場、そしてたくさんのワーゲン等、自分にとってはこの上ない楽しい週末でした。



 高知地方は快晴でしたが、突然現れた台風の影響で高知道はものすごい強風でした。このままだと瀬戸大橋が思いやられるなと思いながら瀬戸内に出ると雲が多く今にも降ってきそうな感じでした。岡山上陸は約3ヶ月ぶり。前回のKdFイベントでも雨に降られましたが、どうも雨にたたられます。今回もキャンプ場に近づくにつれて雨模様です。またか~。早く来られていた仲間に一通り挨拶し早速設営です。風が強いですが回復すると言う天気予報に従い純正テント設営,いつものレイアウトです。



 夜は,カタリティックヒーターでも耐えられない寒さでした。風も強いし,さすがこの時期になるとキャンプも耐寒対策が必須ですね。でも皆さんなれたものです。関西チーム,広島チームには高知の「鰹のたたき」をお土産に持って行き食べていただきました。美味しかったでしょうかねぇ?こっちも尾道の「からさわアイス」(アイスモナカ)、恒例の「kubottchiうどん」など美味しいものを頂戴しました。





 それにしても相変わらず、みんな素晴らしいコンディションを保っていますね。上は会長のレイトキャンパー,tanukiさんのオーバル,滋賀のNさんのカルマンです。下はminatoさん,Oさん,Sさんの広島チームの顔と言うべきアーリーレイトキャンパーです。紅葉の始まった周囲の雰囲気にとけ込んで白い車体が美しいですね。



 サイトは広場サイトで関西,広島のチームが長辺にそって並べ,炊事棟近くに岡山のNさんのSO-34, 丁度対角に自分のSO-42の純正テントのアーリーキャンパーが陣取りました。これらが囲むスペースにもバス,ビートルが入れられ空冷村の誕生です。NさんのSO-34のテント,家具のレイアウトなども素晴らしいですね。そしてお決まりのビンテージコールマンです。



 翌朝は広島VW界の重鎮O氏の到着を待って恒例のオークションです。クラブきっての名MC、福井のKさんが来られてませんでしたが会長みずからのMCで秋の軟らかい日射しの中、どんどん落札されて行きました。赤いコールマンのガルウィングタイプのランタンケースほしかったなぁ・・・。みんな楽しそうですね!



 この間,女房がどんどん撤収してくれ(いつもすみません。)、12:00にkubottchiさんとキャンプ場を後にしました。またの再会を楽しみにしています。前を行くkubottchiさんの75Stdです。なんか夏に見た時よりきれいになってましたね。整備頑張ってますね。それともやっぱりロケーションですかねぇ!・・・。

Herb Geller ON JUBILEE

2007-10-26 05:48:11 | jazz & vocal
"Fire In The West"/Herb Geller
(Jubilee JLP1044)


 久々にジュビリーを取り上げてみましょう。今回は、LA出身のアルトイストHerb Gellerで行きましょう。このアルバム,例によってモノラルのカバーにステレオでカールを貼ってステレオ盤のカバーとするこの時代に良くある方式です。おそらくですがモノラル盤はJLP1044となっていると思うのですがこのステレオ盤ではDG が両面にあるブルーラベルでありながらSDJLP1044(下図)となっています。こう言った盤はオリジナルというのでしょうかねぇ?ジュビリーについては以前にアップしたIlene Woods, Mary Ann McCall, Gene Harrisなどでブログ仲間のNOTさんを中心にコメントの応酬があったことは記憶に新しいです。このステレオ盤についてもコメントあれば頂ければと思います。



 パーカーを追従するアルト奏者ではフィル・ウッズが有名ですが,ゲラーのプレイも卓越したテクニックとバラードプレイに見せる絶妙なムードは捨て難い魅力があります。一時,NYCに移りイーストの名だたるプレイヤーと共演しいますが,ジュビリーと言う点を考慮するとおそらくNYC在住時の録音でしょうかメンバーはKenny Dorham(Durhamとクレジット)(tp), Geller(as), Harold Land(ts), Lou Levy(p), Ray Brown(b), Lawrence Marable(ds)のセクステットです。A-1の"S'pacific View"から熱いアルトで迫るゲラーが最高です。村上春樹氏が絶賛したと言う"Jitterbug Waltz"と続くA面がいいですね。共演陣では,魅惑のトーンが相変わらず素晴らしいドーハムのプレイ,明快なタッチのルー・レヴィーのピアノが聴きモノです。そしてこれを見事に捉えた瑞々しいステレオ録音に耳を奪われてしまいます。

 Si Leichmanによるサックスを吹くゲラーを描いたと思われる見事なカバーも忘れられません。ワンホーンではないですがゲラーを代表するアルバムと思います。

VW Campmobile Club WEST MEETING 2007

2007-10-26 05:27:27 | Volkswagen

 昨年は運動会と重なって参加できなかったVW Campmobile Club WEST MEETING 2007がこの週末、岡山県赤磐市の吉井竜天キャンプ場で開催されます。去年は,雨模様だったらしいですが今年は大丈夫そうかなあ。久しぶりのキャンパーでの参加です。
西日本在住のたくさんのVWオーナーと夜な夜なたのしい話が出来る久々のMEETINGです。

 今日の夜にはキャンパーを借りている駐車場から引っ張りだしてきて準備です。このキャンプ場は岡山の山間部で,この時期夜は結構冷えます。耐寒対策が最も重要ですが,ドームテントで5人入れば結構暖かいかななんて考えています。カタリティックヒーターは持って行こうと思います。ガソリン高騰ですが、寒いと淋しくなりますからね。今年はまだ紅葉は無理かもしれませんね。

 一昨年は,出発が遅くなり,買い出ししてキャンプ場につくとすぐランタンを付ける時間でした。今年は余裕をもって午後には到着するように出かけたいと思います。画像は一昨年のうちのサイトです。

Thielemansの最高傑作!

2007-10-25 05:15:55 | jazz & vocal
Man Bites Harmonica!/Jean Thielemans
(Riverside 1125)


 以前にもコロンビア盤をアップしたことがありますが,ベルギー人でシアリング楽団のメンバーでもあったハーモニカプレイヤーのThielemansはギターもプレイしますが,やはり哀愁を帯びたサウンドで迫るハーモニカのプレイにはいつも心惹かれてしまいます。本日アップのRiverside盤は、以前のwebに一度アップしていたのですがやはりこのブログでもみていただきたいとの思いで再アップいたします。

 メンバーはJean Thielemans(harmonica, g), Pepper Adams(bs), Kenny Drew(p), Wilbur Ware(b), Art Taylor(ds)の五重奏団です。収録曲もスタンダードが半分,オリジナルが半分(Thielemansのものは2曲のブルース)とバランス良く配されています。ThielemansはA-3の”18th Century Ballroom"とB-3の"Imagination"にはギターで参加,A-4の"Soul Station"ではハーモニカ&ギターをプレイします。他の5曲はハーモニカのみを演奏しています。白眉はA-1の"East Of The Sun"でしょう。やや訥弁気味に出るKenny Drewの乾いたピアノイントロに続いて出る哀愁に満ちたThielemansの音色に骨抜きにされてしまいます。この"East Of The Sun"と並びラストを飾る"Isn't It Romantic"でもThielemansのリリカルなバラードプレイが最高ですね。共演陣では,Drewの好調さもさることながらB-1の”Fundamental Frequency"に聴かれるようなゴリゴリサウンドのPepper Adamsのバリトンがしなやかなハーモニカと対称的でもあり演奏にアクセントを付けていますね。

 所有盤はリバーサイド,ブラックラベルのステレオ盤オリジナルです。このカットの素晴らしさも特筆モノで,カバーのコーティングも美しいですね。間違いなくThielemansの最高傑作と言えますね。

次男坊誕生日!

2007-10-24 23:11:04 | Weblog

 今日,10.24はうちの次男坊Kの誕生日です。ママは誕生日のケーキを始め料理で頭が一杯だったと思います。こっちはデイリードライバー66bugの車検が上がって来る日でした。プレゼントも買ってないし・・・。車検を終えた66bugを引き取りに行く時に久々に土佐市の関模型に行ってきました。プレゼントは66bugのプラモデル。次男坊にとっては初プラモなんです。うちの66bugのシーブルーに近いブルーの塗料も一緒に買ってきました。手伝わないで何とか作らせようと思います。男の子ですから,何とか一人でやり遂げてもらいたいものです。

  

 さて車検はと言うと結局12万円でした。問題なしと思っていましたが左前輪のショックがもう使えない,はずれかかりの状況とのことで入れ替えてもらいました。まだ症状が出てませんでしたが,備えあれば憂いなしと言うことで中古ショックと交換してもらいました。ブレーキもエンジンも問題なしで無事通過。また2年間、デイリードライバーとして活躍してくれることと思います。