またしてもやって来る誕生日。この年になるとあまり嬉しいものではありませんが・・・。先日訪れた六本木アビーロードならパロッツの「BIRTHDAY」の生演奏とキャンドルサービスなんかも受けられるんですが,田舎の高知ではそんな粋なサービスもなしです(涙)。まだ誕生日には少し早いですが,キャンプ仲間&ブログ仲間のRUNさんからバースデイプレゼントをいただきました。トラッドメーカーとしては定番のJ-Pressのマドラスのハットです。これからのシーズンにはちょっと使いづらいので来春までお休みですが,自分が帽子フェチであることを良く知っている彼からの粋なはからいです。いつもありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。
Terry Gibbs/Terry Gibbs
(EmArcy MG36047)
白人バイブラフォニスト,テリー・ギブスは1950年から毎年のようにダウンビートの人気投票で50年代に結構活躍したプレイヤーですが当時の活躍はハンプやバグスの陰に隠れがちで本邦のモダンジャズファンは60年代のケニー・バレルと共演したインパルス盤を代表作にあげる方が多いかと推察いたします。ギブスのエマーシー盤というのは話題に登ることが少ないですが、好調50年代の涸れの姿を捉えた貴重な記録なのです。本日は名前がそのままタイトルになったエマーシーでのファーストアルバムをアップしますね。
メンバーはバイブ+3リズムのカルテットです。Terry Pollard(p), Herman Wright(b), Nils Bertil Dahlander(ds)のトリオがバックをつとめます。ギブスの演奏もいいのですが,とにかくもう一人のテリー(英文ライナーではリーダーTerry Gに対してTerry Pと紹介されています)のスウィンギーでノリノリのピアノが聴ける"Seven Come Eleven"一曲で価値があると思っています。どうやら,ピアノの後半部はマレットを置いたギブスが連弾したト謂われているシロモノです。ポラードはギブスがデトロイトで発掘した貴重な女流ピアニストで、ベツレヘム盤でご存知の方も多いかも知れません。
所有盤はブルー&シルバーのドラマーラベルのモノラル盤です。多分オリジナルかと思っているのですがパワフルな再生音は納得ですね。
今日は末っ子Uちゃんのスウィミングスクールの日。隣町まで30分のドライブです。涼しくなってカフェオレ(69conv)を駆るには絶好のお天気です。台風がいってからめっきり秋らしくなり,乾いた空気の晴天です。人気のさぬきうどん屋さん”藤屋”が混み始める12:00前に到着し,いまから食事です。ここまで、幌全開で走って来ていい気分。お店の前に駐車しパシャリ!久々の晴天ドライブにカフェオレもご満悦です。これから紅葉までがベストシーズンですね。
暑い夏と雨天でコンバチが車庫で泣いてた方,どんどん走らせてくり出しましょう!とは言っても店に入るとなると結構面倒くさいのがコンバーチブルですよね。サイドウインドウを上げて,クウォーターを調整しながら閉めて幌をかぶせる,全部手動!!ある意味贅沢な動作ですが面倒くさく思っているのは自分だけでしょうか・・・。
PS:食べ物屋さんでは食べる前に料理の写真を撮らなければ・・・と思っているのですが,今回も余りの空腹に(単なるボケ?)負けて写真撮影を失念です。でもってうどんの写真がありません。トホホ。
タイトルから行くと,ニュービートルの話しかと思った方もおられるのでは・・・???
今日はスニーカーの話しです。実を言うと,自分は相当なシューズマニアなのかもしれません。最近,パンツのウエストのきつさを感じてウォーキングなんて物をはじめたものだから,歩き易いスニーカーが気になるところです。やはり,定番だなと感じるブランドはニューバランス(NB)です。もともとボストン発のメーカーですが,最近はCHINA, VIETNAM, UKなどいろんなところで生産されていますよね。こういったものは比較的リーズナブルなお値段ですが,やっぱり”MADE IN USA"にこだわって576とか996とかをチョイスしたいところです。ただ値段設定が2諭吉超とスニーカーとしては少々高めですけどね・・・。ニューバランスは70年代のおわりに日本に入って来たと記憶していますが、その頃から576、996は愛用して来たスニーカーです。ひどいソールの加水分解も経験しいくつかダメにしましたが,このフカフカした履き心地はやはり異質のキャラクターを感じます。
現在も,愛用中の2足。コードバンの576とネイビーの996です。やや丸い感じで、ソールがタフでクロスカントリーユースを意識したものが576、細身でやや硬くてツルッとしたソールの996、やはり定番といわざるを得ません。
このシューズは加水分解したソールが経年変化で剥がれて行く運命にあります。大事にしまわずガンガン使用してあげましょう!デッドストックは観賞用ならいいですが,機能的には使いものにならないかもです!
This is New/Kenny Drew
(Riverside RLP236, OJC reissue)
バードとディジー,モンクなどが集い完成させたビバップの後に現れたポストバップのジャズはアップテンポではよりファンキーにバラードではより甘美な味わいを持ちハードバップと言われ、モダンジャズにおいては鑑賞の中心となっていますよね。この時代には,ソニー・クラーク、ウィントン・ケリー,トミー・フラナガンをはじめ多くの優秀で人気のあるピアニストが登場して来ます。ケニー・ドリューもそんな一人です。有名なリバーサイドのトリオ盤をはじめ多くのリーダーアルバムが制作されました。勿論、こういったピニストにとってはトリオフォーマットの演奏が重要視されますが,ホーンを加えたコンボ演奏にもクール・ストラッティンやケリー・ブルーと言った超有名盤が生まれていますよね。本日、主役としたドリューにおいては,コンボではBNのアンダーカレントが最右翼だとは思いますが,やや前の録音である本日アップの”This Is New"もなかなかに興味深い一枚です。
フロントメンバーはドナルド・バードとハンク・モブレイ、リズムセクションはドリューにくわえWilbur Ware(b)とG.T.Hogan(ds)がつとめます。57年の録音であり,モブレイ,バードは絶好調,A-1のタイトル曲やマクリーンでお馴染みのA-3の"It's You Or No One"などファンキーナンバーでのドライブ感溢れるソロは納得ですよね。また、A-2の”Carol"やB-1の"You're My Thrill"での太いトーンのバードのソロは圧巻というほかはないです。ドリューのピアノも後のスティープチェイス盤で聴かれるようなイントロのルバート風のプレイや訥々としたバラードプレイなどドリューの個性を充分に発揮した好アルバムだと思います。
所有盤はOJCの再発ステレオ盤ですが,結構太い音で録れていてハードバップの熱気を伝える好録音のように思います。
さて、18日はかねてから連絡してあった関東VW界の若きエース,kubottchiさんとの弥次喜多道中です。神奈川に来て3年半、彼の行動力の高さには舌を巻いている友人も相当多いと思います。今回は前回の訪問時,下界が晴天だったのに拝めなかった富士山を近くで観たいというリクエストに応えてくださいました。いつも無理をきいていただき,すみません。自分の関東遠征には欠かせない存在なのですよね。彼の絶妙なタイムスケジュールに基づき,お任せのラクチン観光を今回もさせていただきました。AM8時、山の上ホテル出発で富士山をめざします。今回は,kubottchiさんの新兵器MB190Eでの旅です。2つの台風の影響で日本は全国的に雨(高知出発時は豪雨でした)、晴れた南関東は雲一つないですが,熱中症警報がでるような暑さです。今回エアコン付きの190Eのおかげで快適なドライブとなりました。ありがとうございます。20年前の個体ですが,ワンオーナーの190E、サイズ的にも嫌みがないしなかなかいいです。さすが,ベンツと言わざるを得ませんね。
快適なドライブで湘南方面に向かいます。連休の渋滞はやはり半端じゃありませんね。目的の富士山新五合目に向かう道路もやっぱり動きません。結局,五合目到達は断念しましたが、徐々に視界の中で大きくなってくる富士山を堪能出来ました。今回は雲がなくとて大きく,美しい山容を拝むことが出来ました。まさに、神が宿る山です。思わず手を合わしたくなりますね。一方、山体をよくみると大きなくぼみがあったりで、かつて活動した火山で自然の営みを感じますね。オリンパスブルーの空と美しい山容の対比が見事です。(結構近いんだけど,広角のパンケーキレンズのため遠い印象ですね。)考えてみると静岡側から接近したのは今回が初めてでした。
腹ぺこの2人をのせ190Eは沼津の街へ。kubottchiさんがピックアップしていた“弥次喜多”に到着です。ここの刺身と魚介のフライ,シジミのミソ汁の定食,弥次喜多定食はボリューム満点で腹ぺこなはずなのに全部食べきれないほどでした。魚は高知なみに新鮮でリーズナブルなプライス,東京から100KMちょっととなれば休日ドライブで来るには丁度のかんじですね。道理で混んでる筈です。はっきりいって『旨い』『安い』『多い』、刺身好きにはこたえられません。
あまりの量に東京に向かう東名高速では眠気が襲います。事故による渋滞がありましたがkubottchiさんの機転で下道を使いながらのドライブで羽田の最終便には余裕で間に合うことができました。毎度ですが,貴重な連休を一日つきあっていただきありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。
今回出張で土日を使って一泊二日で上京させていただきました。東京,久しぶりです。今回は目白の椿山荘での講演会出席でしたが、やはりステイはここしかありません。お茶の水の山の上ホテルです。日本のクラシックホテル界をリードする(ちょっと大袈裟か?)しぶいホテルです。都会の喧噪のなか、一筋入ったところにある閑静なホテルです。アウトドア,ギター,ジャズなんていう自分の趣味にビンゴな街、神田小川町からお茶の水駅にかけては何度訪れても飽きることがありません。
このホテルは勿論その立地条件もありますが,ホテル自体、華美なところはなんにもありませんが,老舗らしい凛としたたたずまいと素晴らしく教育が行き届いたスタッフのホスピタリティが味わえるところが大好きなのです。
チェックインすると出てくるお茶とヨーグルトのサービス、こんな心遣いを味わえるホテルはあまりないのでは・・・。
クラシックホテルらしい厳選された調度品も落ち着いた印象で,清潔感も抜群です。デスクまわりも、さりげなく一輪差しがあったりで気が利いていますよね。疲れを癒すには最高の雰囲気です。
今回はアディショナルチャージなしで頼める朝食のルームサービスを頼んでみました。この味が,また絶品でした。トレイを運んでいただいたスタッフの方の笑顔、やさしさ溢れる対応,すばらしいです。リピーターってこうやって出来るんだろうなと改めて思わせてくれた3度目のステイでした。
タイトルを聞いただけで,ビートルズ▶A HARD DAYS NIGHTと連想される方は相当なビートルズマニアだと思います。解説すると,リッケンバッカーとは1960年代,ビートルズが愛用して人気を博したアメリカ製のギターですよね。例のヘッドに入ったRickenbackerのロゴと独特なボディシェイプが印象的なギターです。そしてあのA HARD DAYS NIGHTの強烈なイントロ。「ジャーン」という12弦のリッケンバッカーからくり出されるG7sus4、一発のイントロです。ここにくればコピーバンドとは言え相当に似ている「The Parrots」のライブパフォーマンスに出会えるのです。
場所はお決まりの六本木,いつも通りのにぎやかさです。夜の羽田はかなり照明を落として暗いのに、ここは不夜城です。今回も高知で職場に出入りしていたOさんの招待でここ”アビーロード”にやって来ました。久々に聞くビートルズナンバー,いいですね。ステージ5回分,出だしの”ASK ME WHY"から最後の”ROLL OVER BEETHOVEN"までわくわくの4時間半でした。最後にはメンバーのギタリスト,ジョージ役のバンビーノさん,ジョン役のチャッピーさんと記念撮影して店を後にしました。
Oさん、今回もありがとうございました。やっぱり,アビーロード,パロッツ最高です!また、お土産にいただいたサイン入り漫画,早速帰りの飛行機で第一巻を読み終えました。後4冊、楽しみです!永久保存版ですね。また上京時にご一緒出来るのを楽しみにしています。この場を借りて御礼申し上げます。
Doing Dixie Twist/KIng Curtis
(True Sound 15009)
Prestigeといえばモダンジャズを代表する3大レーベルの一つですが,ここには多くの傍系レーベルが存在します。最も有名なのが,New Jazzでここには多くのヒットアルバムがあることは皆さんご存じのとおりです。次いでMoodsville, Swingville, Bluesvilleとくる「~ville」シリ−ズです。このあたりまではジャズファンなら収集対象でしょうが、本日アップするTRU-SOUNDとなるとかなりコアなファン,ゲテもの好きでなければ辿り付けないですよね。このレーベルの大スターが本日アップのホンカー、King Curtisです。14枚のうち彼のリーダー盤が3枚と言いますから,彼のスタイルそのものがレーベルイメージになっていると言っても過言ではありません。R&B色の強いサックスで、ソウルフルな演奏を聴かしてくれます。
メンバーはKing Curtis(ts), Britt Woodman(tb), Paul Griffith(p), Billy Butler, Carl Lynch(g), Jimmy Lewis(b), Ray Lucas(ds)がクレジットされています。本アルバムではデキシーの名曲をダンサブルなR&Bスタイルで演奏したものですが,モダンジャズファンにはいささか戸惑いがあり,通して聴くにはやや根性がいる感じです。選曲についても、A面では"Sweet Georgia Brown", "Alexander's Ragtime Band", "St. Louis Blues", B面では”When The Saints Go Marching In", "St. James Infirmary"と有名曲が並びますが,期待しすぎると「?」かもです。
所有盤はTru-Soundのパープルラベル,ステレオオリジナルです。やはりケリーが入った親ラベルのSoul Meetingの方がおすすめかもしれませんね。
デイリードライバーの66bug、塗装の痛みは相当なものです。我が家に来てから11年,雨の日も風の日も職場の青空駐車場ですごした塗装はしらけてきて納車時のような美しさはありません。遠目から見てれば,まだまだ行けますが,近接すると痛みが眼につきます。屋根から水が流れるルートは水垢の蓄積,サビの進行が止まりません。画像の後輪のフェンダー,ビーティングに接する場所では上にシーブルーの塗装は載っているものの,下からサビがどんどん盛り上がって来ていました。この夏についに塗装が剥がれ,地金が見えるようになって来ました。そこから流れたサビ+水垢で変色しているのがわかります。
昨日の夜勤明けで今日は午後からオフとなったので,この塗装の剥がれをタッチアップしてみました。まあ茶色の地金は見えないようになったのですが悪化は避けられませんね。最終的には下地の作り直しが必須なのはわかっているのですが・・・。車庫に収容出来るようになれば,考えますが。今のところは乗り倒す方針でヤレたスタイルで維持して行くしかないですね。