67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

こんな名手もウエストコーストにはいますよね!

2009-03-31 05:52:17 | jazz & vocal
Eight By Eight/Don Fagerquist
(Mode MOD-LP#124)


 ウエストコーストジャズはイーストに比べて編成の大きいバンドが多いように思うのは自分だけでしょうか?そのトランペットセクションにはきらりと光る好プレイヤーが何人か存在します。彼らはリーダーアルバムが少なく知名度の点ではイーストのコンボのトランペットプレイヤーには劣るかも知れません。一昨年、仙台カウントで初めて聴いたドン・ファガーキストのモード盤もそんなリーダーアルバムの一つです。この流麗できれいな音色のトランペットは、思わず自分をボックス席から立たせレコードの方に歩ませた事は言うまでもありません。最近、このアルバムをオリジナルで手に入れたので今回アップしたいと思います。

 メンバーはDon Fagerquist, Ed Leddy(tp), Bob Enevoldsen(vtb), Vince Derosa(frh), Herb Geller(as), Ronnie Lang(bs), Marty Paich(p), Buddy Clark(b), Mel Lewis(ds)と9人がクレジットされています。おそらタイトルの”Eight By Eight"というのはオクテット(8人)で8曲をという意味だと思うのですが、メンバーはどう数えても9人なんです。どういう事???まあ、硬い事は言わずこのスタンダード8曲の演奏を聴いてみましょう。ややファンキーなメルのドラミングから繰り出されるすばらしいスウィング感とファガーキストの美しい音色、ホーンセクションによる厚いアンサンブル、各自のソロが実に心地よいですよね。8曲はA面が"Aren't You Glad You're You", "Easy to Love", "Smoke Gets In Your Eyes", "All The Things You Are", B面が"The Song Is You", "Time After Time", "Easy Living", "Lullaby Of Broadway"という皆さんご存知の曲ばかりです。個人的には"The Song Is You"がベストトラックですね。ゲラー、エネヴォルドセンの好演も光りますね。

 前述のように、周囲が赤の黒ラベルのモード、モノラルオリジナルと思います。モードと言えば、Evaのイラストカバーが有名ですが、このアルバムのようなBill Boxのモノトーンのイラストカバーもこのレーベルの顔だと思います。

PS:仕事から帰って、自分のblogを見ていると、なんとjazz&vocalのカテゴリが1000になっていました。偶然気がついたのですが、よくぞここまで続いたものですね。これからもコツコツとアップを積み重ねていきたいものです。

久しぶりのJリーグ観戦

2009-03-30 00:35:39 | フォトライフ

 土曜日は、足摺帰りで自宅に帰ってくると日本VSバーレーンの大一番を中継していました。俊輔の一発でほぼWC出場を決めましたよね。WBC優勝に沸く日本ですが、サッカーもいいですよね。29日の日曜日、久々に松山ニンジニアスタジアムで行われた愛媛FC/セレッソ大阪のJ2公式戦を見に行って来ました。ギリギリで試合開始時刻の14:00に会場に到着しましたが、予想通り駐車場がなく、スタジアムから遠く離れた臨時駐車場にNEW BEETLEを駐車し徒歩でスタジアムに行きました。



 さて、3月最後の日曜日、風が凄く強く寒かったですよね。厚着で毛布をかぶっていてもやっぱり寒かったです。寒気が入り、東北以北は雪でしたよね。



 セレッソ大阪の8番と言うと日本代表の若手MF、香川真司です。昨日の代表の試合には、香川選手は出てなかったようなのでひょっとしたら愛媛で出場するのではと期待し見に行きました。若いですが、やっぱり代表常連はひと味違います。一人、切れが違う感じで、後半に彼のドリブルからの見事な右足でのゴールもみせていただき、セレッソが勝ちました。



 寒くて、写真どころではなかったですが、スポーツモードの連射を中心に撮影して来ました。画像はゴール前での攻防ですが、連射はやっぱりいいですね。決定的瞬間が撮れそうな予感がしますね。望遠は200なのでこれが限界ですが、50D、結構使えるような予感がして来ました。

キャノンボール、ファーマーのリバーサイド異色盤

2009-03-30 00:26:15 | jazz & vocal
John Benson Brooks' ALABAMA CONCERTO
Featuring Cannoball Adderley

(Riverside RLP12-276)

 リバーサイドはハードバピッシュな演奏が多いですが、中でも異色のアルバムが本日アップのアラバマコンチェルトです。アレンジャーとして有名な、John Benson Brooksが作編曲した4つのパート(ここではmovementという。)に別れた組曲風のアルバムで、異色アルバムと認識されあまり話題に上る事がない作品と言えるのではないでしょうか。

 本日アップのこのアルバムはコンセプト的にはいまいち理解できませんが、アラバマ、南部ですよね、多分奴隷制度もっとも根強く残っていた地域の黒人の生活を元にしたフォークミュージックをベースに組曲風に仕上げたものと考えていますが動でしょう?まあ、背景は別として、メンバーの素晴らしさとその卓越したアレンジ、アドリブに素直に耳を傾けるのがいいと思います。ソロイストとしても力量充分なキャノンボールのアルトとアート・ファーマーのトランペットがフロントでユニゾン、各々のソロを充分に聴かせてくれます。キャノンボールのふくよかなアルトとファンキーな味、ファーマーのリリシズム溢れるトランペットが最高です。支えるリズム陣はバリー・ガルブレイスのギターとミルト・ヒントンのベースでドラムレスカルテットという異色の編成です。アレンジのブルックスは3rd movementのみでピアノで参加Walter Williamsしています。ガルブレイスのリズムギターが実に心地よく、ヒントンのピチカート、アルコも十分なソロスペースがあり彼らの実力を改めて認識できるアルバムだと思います。

 所有盤はリバーサイドのモノラルオリジナル盤です。Walter Williamsの"Wildflower"を使ったジャケもなかなかの秀作のように思います。

ウエスティで行く花冷えの足摺サニーロード

2009-03-29 03:08:44 | Volkswagen

 そして今回の足摺観光の足はWestyでした。往復で300kmぐらいは走りましたが、好調そのものでした。足摺観光では四万十市から先は、国道321号線(足摺サニーロード)となりますが、土佐清水市街から足摺岬までの半島の上を走る足摺スカイラインは空冷ワーゲンにはちょっと難儀なアップダウンとヘアピンカーブの連続です。帰りは半島の東側を回る海岸ぶちの県道(岬めぐり・東)を利用しました。距離はやや長く狭いところもありますが、こちらがエンジン、ブレーキにも優しい感じです。



 高知は桜は見頃で、至る所で満開の桜に出逢えました。サニーロードの途中でWestyを停めて、桜とのショットを撮影です。この時期は曇天が多く、先週の家地川ダムに続いて天候には恵まれませんでしたね。また、花冷えで真冬のような気温(日中でも10℃以下)でしたので暖房が効きにくいWestyでのロングドライブ、結構寒かったです。一度でいいので抜けるような青空の桜を見てみたいものですね。

四国最南端、足摺岬へ

2009-03-28 23:20:58 | フォトライフ

 竜串を観光したご一行様は、ここまでくれば足摺岬まで行こうと土佐清水の街から足摺スカイラインへ。これが結構厳しい道です。どこまでも続く上り坂は、古い空冷ワーゲンには酷とも言えるヘアピン連続の山岳路です。何とか、到着。岬の狭い駐車場は、1000円高速の影響でしょう、県外ナンバーのオンパレードでした。



 いつも天気予報で見える景色を背景に記念撮影です。後方の岬のボケ具合が最高です。いかんせん、曇天が惜しいですよね。



 足摺と言えば椿ですが、もう最盛期を過ぎているのか遊歩道にはたくさんのハナが落ちていました。辛うじて、落ちていない椿もかなり花弁が痛んでいました。かなり近づいても解像力は申し分なし。ボケ具合もいいですね。さすがデジイチというショットです。



 そして、足摺観光の最後に訪れたのが四国霊場38番札所の金剛福寺です。今は車で回るお遍路さんが多いですが、徒歩で回られた時代のお遍路さん、よくもこんなランズエンドまで歩いて来たものです。



 自分も生涯で足摺観光は3回目でしたがこの金剛福寺の中に足を踏み入れたのは初めてでした。結構たくさんの観光客、参拝者が来られておりお寺の本堂もかなり立派なものでした。お参りも合わせてさせていただきました。



 ここでも被写体には事欠きません。暗いところの撮影も非発光でISO1600まで上昇し難なく描写できてしまいます。EOS50D、旅のお伴にはかかせませんね。

高速1000円、うちはDOWN TO THE WEST

2009-03-28 22:43:38 | フォトライフ

 全国的に高速1000円となった、3/28、とっても寒い日でしたね。ETCの設置が間にあわなかった我が家は渋滞必至の高速は断念し、西に向かいました。めざすは、足摺/宇和海海中公園、足摺国立公園。四国の最南端です。自分も20年以上は行っていない遠い遠い足摺です。途中の四万十町では気温8℃という真冬並みの寒さでした。

 土佐清水市大岐から林道に入り竜串へ。奇岩と熱帯魚が泳ぐ美しい海と海岸線です。残念ながら、曇天。でも高知に住んでいながら、訪れた事のない子供は興奮気味。レスト竜串で食事を済ませ、足摺海底館に行きました。



 皆さん、ご存知でしょうが所謂海中展望塔です。この海岸にこれはないだろうと思われる奇妙な形の施設には賛否両論ですが、海中レベルに降りていくと窓を通してですが、透明度が高い南国の海を泳ぐたくさんの熱帯魚を目の当たりにする事が出来ます。魚がよって来てギョッとするKの表情がいいですね。本日のベストショット!



 末っ子のUも出てくる魚に戦々恐々、充分に楽しめたようですね。

かつてのジャズランド最大のコレクターズアイテム

2009-03-27 05:48:49 | jazz & vocal
All Members/Don Sleet
(Jazzland JLP945S)


 皆さんご存知のようにジャズランドは3大ジャズレーベルの一つリバーサイドの傍系ラベルであります。発足当時は、リバーサイド音源の廉価盤再発を主体としたレーベルでした。その後オリジナル音源も録音・リリースも初めて行きますが、おそらくJLP19のチャーリー・ラウズあたりからであろうと思われる。このレーベルの特徴は一発屋とも言うべき、単発リーダー盤が多いのが特徴です。これらは積極的な本邦の再発事業で殆どが国内盤で再発されましたが、それまでは多くがコレクターズアイテムとして幻化していたと言えます。当時、そのメンバーの良さ、内容の良さから最右翼と考えられていたものがこのスリートのアルバムかも知れませんね。

 メンバーがとにかく魅力的です。Don Sleet(tp), Jimmy Heath(ts), Wynton Kelly(p), Ron Carter(b), Jimmy Cobb(ds)のクインテットです。リーダーが唯一の白人ドン・スリートです。他のプレイヤーから言うと知名度は低いですが、抑制の利いたプレイはマイルス、ドーハム、ミッチェルの影響を感じさせるトランペッターで、バディ・チルダースに師事していたと言います。やはりリバーサイドのマイナー盤、ドラムのLenny McBrownの"Eastern Lights"での好プレイで 記憶に残っている方も多いかも知れませんね。演奏曲もSleetのオリジナル1曲、Jimmy Heathのオリジナルが1曲、3曲のスタンダード(Secret Love, Softly As In A Morning Sunrise, But Beautiful)、そしてテナー奏者Clifford Jordanのオリジナルが2曲というバランスのとれた構成です。特に素晴らしいのはB-1の"But Beautiful"で、彼のバラードに対する非凡な語り口、抑制の利いたサウンドコントロールには脱帽です。そして全編を通じて好ソロを展開するKellyのプレイはこのアルバムの価値を数倍高めていると行っても過言ではありませんね。

 所有盤は、オルフェウムのJAZZLANDステレオ盤でバーガンディラベルです。メンバー、希少度、プレイの充実度、録音、どれをとってもすばらしい「充実の一枚」と言えるのではないでしょうか?!

ウエストサイドストーリーはやっぱりOPトリオだね!

2009-03-26 02:19:58 | jazz & vocal
West Side Story/Oscar Peterson
(Verve V6-8454)


 もともとはロミオとジュリエットにインスパイアされ、アメリカ系とプエルトリカンの少年ギャング団の抗争、恋を描いたミュージカルですが、61年に映画化されジョージ・チャキリス、ナタリー・ウッドの主演でアカデミー賞を受賞した作品ですよね。個人的には、この映画の方しか知らないですが、チャキリスのダンス、ナタリーの美しさが強く印象に残っています。この挿入曲が素晴らしく、ジャズメンも好んで取り上げていますよね。パッと思いつくだけでも、アンドレ・プレビン、スタン・ケントン、マリアン・マクパートランド、そして本日アップのオスカー・ピーターソンなどがありますよね。中でもOPの円熟したトリオの演奏は素晴らしく個人的にはダントツと思っています。

 62年の録音で、OPトリオはOP, Brown, Thigpenの固定メンバーでVerveに次から次へと録音を重ねていた時代であり、OPのテクニカルでスウィンギーなピアノ、重厚なブラウン、スピード感溢れるブラシとシンバルが印象的なシグペンのドラムとどれをとっても全く穴がないですよね。A面冒頭の"Something's Coming"の三位一体のトリオの一糸乱れぬ快演に思わず頷いてしまいます。個人的には、B-1"Tonight"に於ける唸りを伴ってのスピード感溢れるOPのピアノが好きですね。登場人物の名を冠した"Jet Song"や"Maria"定番でトリオの息もピッタリの快演だろうと思います。

 所有盤はT字のMGMステレオ盤です。OPのミュージカルものではこれとMy Fair Ladyと揃えて所有したいものですね。

RCA時代のパウエルの名演

2009-03-25 03:57:41 | jazz & vocal
Swingin' With Bud/Bud Powell
(RCA LPM-1507)


 57年のパウエル。50年代後半においては、パウエルの体調は決して良かったとは言えないですが、好調時にはやはり無類の天才ぶりを発揮します。RCA時代のパウエルについては、この時代のブルーノートやヴァーブの演奏に比べると一般的には過小評価をけていると思われます。RCA時代には、「Strictly Powell」と本日アップの「Swingin' With Bud」がありますが、好調さという点では断然後者に軍配が上がるのではないでしょうか?本日はこの「Swingin' With Bud」をアップいたします。

 57年、NYCの録音です。メンバーはパウエル、ジョージ・デュビビエ、アート・テイラーのトリオです。A面オープニングはベースのデュビビエのオリジナルである"Another Dozen"です。明るい曲調をスィンギーに弾くパウエルの好調さが伺えます。A-3の"Salt Peanuts"のデュビビエの急速超のピチカートが聴きものですね。シアリングの"She"のウォームでマイナーな曲調は日本人好みでしょうね。B面トップのパーカー、ガレスピー共作の"Shawnuff"は好調さをしめしたバップトラックです。B-3のバラード"In The Blue Of he Evening"はパウエルのバラードの上手さを改めて認識させられる筈です。続く"Get it"はこのアルバムで最も好きな演奏です。スィンギーなパウエル、グイグイついてくるデュビビエのベース、最高のユニットの証です。

 所有盤は、RCAのブラックレーベル、Nipper Dog、小さい"Long Play"のモノラルオリジナルです。パウエルの赤みの強い横顔の国内盤も手許にありますが、このオリジナルの顔色はかなり自然な感じがします。オリジのデュビビエのベースはかなりビンビンに収録されている録音も楽しめますよ!

四万十川桜ツーリング2009

2009-03-23 05:40:20 | Volkswagen

 高知も桜がチラホラ咲き始めました。四万十の拓郎、79カブリオレ乗りのKAZUさんとかねてから計画していた「桜咲く頃のリバーサイドツーリング」を敢行しました。ポカポカの柔らかい春の陽光を受けてのカブリオレでのツーリングを考えていましたが、朝から嵐を思わせるよな雨天です。66bugにマーチンD35とキヤノンEOS50Dを積んで10時に自宅を出発しました。例によって、久礼坂は凄い霧です。フラフラバイアスタイヤと強い風の恐怖を味わいながら10分遅れで待ち合わせの道の駅に到着しました。KAZUさんはもう来られていてリニューアルした赤カブのフロントフード、幌ともに雨滴をはじいています。第一印象、「よくなったねぇ!」という感じです。



 昼まで時間があるし、雨も小やみになって来たので今のうちに桜の写真を撮影しようと昨年も行った家地川ダム(正確には堰、このくだりは前のログ掲載済み。四万十川にはダムがない。)に行きました。桜は5部咲き程度、天気が悪いですが、何故かこのときだけ雨が上がっていました。天気のせいで花見客もおらず好きなところにVWsを停めてEOS50Dで連写しまくりでした。やはり解像度は凄いです。このサイズではわかりにくいですが、雨滴の一粒まではっきり写る描写力には脱帽です。



 KAZUさんの赤カブ、幌をリニューアルしてグッと引き締まりました。桜の中の赤カブいいですね。この雨の中でも雨漏り知らず、KAZUさん独自のペイントも上手くいってて驚きです。あとはマッドフラップも黒にしてしまうと完璧ですね。



 こうやってテールの格好を見ると66と03の形の違いが全然違うのが面白いですね。



 撮影を終えて、いつもの喫茶店で昼食、ワーゲン談義、昔のアイビーの話でもりあがります。食事を終えて四万十川沿いを下流の十和(十川)までツーリングです。2台でもワーゲンで走るのはうれしいモノです。KAZUさんのリアガラスのVANのデカール、なかなかいいです。幌にモールがないのですが、このデカールがちょうど良いアクセントです。国道381号は予土線と平行する川沿いの国道です。上の写真は帰りに撮影したもので打井川駅を出た一両編成の列車を車から降りて川の対岸から撮影したものです。四万十川の桜シーズンの風景としていい感じです。



 約40分ぐらいで十川のKAZUさん宅にお邪魔し、KAZUさんのJ-45と自分のマーチンD-35で拓郎を中心に弾きまくって来ました。真ん中が自分の73年D-35です、両サイドはKAZUさんのJ-45。フックに自分のを掛けさせていただき撮影したものです。

 5時まで弾きまくり唄いまくりで、約1時間30分で自宅まで帰ってきました。帰りは雨も上がってましたが久礼坂の霧は相変わらず。視界不良で怖かったです。帰宅してBS2の拓郎特集をTVで観たのは言うまでもありません。KAZUさん録画したかなぁ・・・?