67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ロゴデザインによる秀逸カバーの代表だ!

2008-05-31 06:42:02 | jazz & vocal
In 'n Out/Joe Henderson
(Blue Note BST84166)


 60年代になるとコルトレーンの影響を受けたテナー奏者が続々と現れてきますが、ジョー・ヘンダーソンもそんな一人ですよね。名門ブルーノートが積極的に売り出したコルトレーン派、新主流派テナーの第一人者ですよね。本日は、駄作なしと言われるBNの第3弾"In 'n Out"をアップいたします。

 メンバーは、McCoy Tyner(p), Richard Davis(b), Elvin Jones(ds)のリズムセクションにケニー・ドーハムを加えたクインテットです。A面幕開けとなるタイトル曲からうねるヘンダーソンのテナーが炸裂します。続くマッコイのチャラチャラチャラチャラと途切れることのないマッコイ節も健在です。また、次に出る盟友ドーハムの美しいラッパの音色はこの激しい曲調にはミスマッチにも思えますが、実際は絶妙なアクセントとなっています。続く"Punjab"もヘンダーソンの曲作りのうまさを示した佳曲ですね。B面にはドーハムのオリジナル"Short Story", "Brown's Town"の2曲が取り上げられています。"Page one"をはじめ、ヘンダーソンの売り出しにドーハムが大きく関与したことがわかりますよね。

 所有盤はジョーヘンのアルバムでは最初に購入したもので、当時新品、♪ラベルですが、石丸電気新潟店のエサ箱で発見したこのレタリングを全面に押し出したカバーの格好良さに度肝を抜かれた記憶が甦ります。演奏はどれも優劣が付けがたいBN盤ですが、カバーのすばらしさでは抜きん出ていますよね!

エリス・レジーナもいいぞ!

2008-05-28 20:54:12 | jazz & vocal
Elis &Tom/Elis Regina &Antonio Carlos Jobim
(Philips 6349 112)

 万人が認める女性ボッサシンガーのスタイルはアストラッド・ジルベルトに代表されるささやきスタイルだろうと思います。最近人気の小野リサさんのスタイルもそうですよね。一方、ボッサというには?って感じのビート感、エレクトリックサウンドにもぴたりと嵌ったスタイルで主流のアストラッドとは両極端とも思えるシンガーがエリス・レジーナです。本日アップのこのエリスと巨匠ACジョビンとの共演盤は、2005年刊の”ボサノバCD100選”で「ボサ史上、もっともよく知られたアルバムの一枚」と紹介された名盤です。

 なんと言ってもA-1の"3月の水”の存在が大きいですよね。ブラジル音楽の中でも最も知られたバージョンと言われています。“3月の水”というとジョアンのポリドール盤が知られていますが、これと双璧とも言うべきボーカルを聴けます。ジョビンとのデュエットは掛け合いの妙、笑い声まで聞こえる楽しいボーカルが印象的です。全曲ジョビンの作曲ですが、アレンジがエリスの夫セザール・カマルゴ・マリアーノの主導権で行われているところがポイントです。ジョビンの美しいメロディはどんなアレンジが入っても不滅であり、"So Tinha De Ser Com Voce", Triste",  "Corcovado(Duo) "や"Chovendo Na Roseira"等のエリスのボーカルもすばらしいですよね。

 所有盤はブラジル、Philips盤のオリジナルでgatefold coverです。1973というやや新しめの録音ですが、ボッサ史上に燦然と輝く必聴盤です。

梅雨入り前の「かんかん照り」

2008-05-26 06:17:55 | Volkswagen

 土曜日は雨の中、井上陽水のライブを楽しみましたが、日曜は一転していい天気です。久々に66bugを洗車して、新たな週に備えます。暑い一日で、水をかけてもすぐに乾いてしまいます。まさに「かんかん照り」ですね。

 暑くても、子供は元気。次男坊と末娘が自転車に乗りにカヌー場に行こうというのでキャンパーの登場です!ここは市のオートキャンプ場でもありますが、この日曜日には誰もいませんでした。キャンパーを高台まで上げて、一枚撮影しました。青い空、緑の山、静かな浦ノ内湾、景色にとけ込むウェスティと、あまりにきれいな絵ハガキのような写真が撮れたのでWebのトップページにも採用してみました。

 梅雨入り前の晴天ですね。エアコンのないVWは季節の移り変わりを肌で感じさせられるクルマですね。

生の陽水はやっぱり凄かった!

2008-05-25 03:14:19 | アコギ

 自分等の世代には、拓郎、陽水、かぐや姫はやっぱり特別です。三木への途中で力尽きてから1週間、東奔西走の日々でしたが、昨夜は井上陽水の須崎のコンサートでした。いつのも職場の仲間とあこがれの陽水に会いに行ってきました。あの喉は健在ですばらしいライブでした。でてくる曲も馴染みのものばかり、「Make Up Shadow」からアンコールの「いっそセレナーデ」までぶっ飛ばしの2時間でした。陽水はギルドのD55とギブソンのJ45を交互に持ち替え、「氷の世界」と「夢の中へ」ではブルースハープも披露してくれました。J45のストロークから繰り出されるジャキジャキサウンドは本当にすばらしいですね。昔は確かヤイリのギターだったような・・・。「夢の中へ」では吹いたハープを客席に投げ込みました。受け取った人うらやましいなぁ・・・。自分たちは2階席の隅っこでしたが美しいステージと例の艶やかな声は充分に味わえましたよ。8000円も納得でした。2時間唄いっぱなしの陽水の体力に脱帽でしたね。



 上は、会場で先行発売していたCDで、タイトルは「弾き語りパッション」。昨年の各地のライブからピックアップしたコンピレーションです。Guild D55とGibson J45の音がなまなましく、やっぱりこういう小編成のサウンドが好きですね。記念になるCDですね。明日からワーゲンで聴きながら通勤です!

無念、高速にて力尽く!69カフェオーレ

2008-05-18 10:38:12 | Volkswagen

 ついにやってしまいました。本日は、BUG IN MIKI 2008の日ですね。自宅をAM4:40に出発。高知道を北進!一路、同行のKAZUさんのオーバルが待つ南国SAを目指します。快調そのもの。予定時間にKAZUさんと合流し、挨拶をかわし出発しまし。南国ICをすぎて高知道の長い上り坂にかかります。ご存知の方も多いですが、こののぼりが曲者です。瀬戸内までトンネル19本という難所ですが、2つめのトンネルあたりから、エンジンルームでカラカラという異音発生。徐々にスピードが落ち始め、ついに白煙が上がり力尽き大豊ICまで2Kmの津家トンネル入り口で路側帯へ寄せるハメになりました。

 JAF, 保険会社に牽引を依頼し、朝早くでしたがフラットパワーさんに連絡を取ることができ、積車にて入庫させました。

 さすがに吹き上げるフェルター内のガソリンと白煙を見たときにはがっかりしましたね。初めてのイベント出撃でしたのに・・・(涙)。何とか自宅に帰って来ましたが、無念!。KAZUさんはじめ、皆さんに迷惑をおかけし申し訳ありません。

カーバッジ搭載のカフェオーレ

2008-05-17 07:39:20 | Volkswagen

 明日は兵庫県三木市の道の駅で開催される"BUG IN MIKI 2008"です。久々のイベントでたくさんのVWオーナーの方々と交流できます。

 自宅4:30出発で南国サービスエリアで待ち合わせの十和のオーバル乗りKAZUさんと三木前の高速ツーリングの予定です。往復600km超ですが、69カフェオーレで安全運転で行きたいと思います。このイベントに向けて、この車のルーツ、南カリフォルニアのAAA honor memberのcar badgeを搭載しました。ステーをフラットパワーさんに作成していただきました。ちょっとアクセントになって、まずまずの出来でしょうか?

60年代日本ジャズのイメージ「金閣寺」

2008-05-17 07:27:09 | jazz & vocal
Jazz In Japan/Toshiko Mariano and Her Big Band
(VeeJay VJS-2505)


 日本のジャズの牽引者は今も昔もこの人「秋吉敏子」以外にないと言っても過言ではないですよね。敏子のアルバムは結構所有していますが、アメリカから見た60年代日本ジャズを捉えた”Jazz In Japan"をアップします。日本コロンビアのproduceで64年にTBSスタジオで録音されたアルバムでレナード・フェザーの監修というのも興味深いですね。金閣寺がジャケット写真に掲げられ 当時のアメリカ人から見た日本のイメージなのだろうと容易に想像がつきます。

 基本的にはビッグバンドで全メンバーの記載は割愛しますが、トランペットに日野皓正、伏見哲夫、アルトに鈴木重夫、テナーに宮沢昭、松本英彦、バリトンに原田忠幸のクレジットがあります。リズムは敏子、Paul Chambers Jimmy Cobbのトリオです。A-1は古くからのレパートリー「木更津甚句」です。鈴木(as)とJimmy Cobb(ds)がfeatureされます。カラフルなエキゾチックな楽想がアメリカでもうけたのでしょうね?。続く"Lament"はJ.J.Johnsonの有名なナンバーで敏子/Chambers/Cobbのトリオで演奏されます。ピア二スティックな敏子と重厚なチェンバースがすばらしい。自分が最も好きなのがAラスの"The Shout"です。夫チャーリーのアレンジによる12小節ブルースです。無伴奏で出る原田のバリトンサックスが印象的で敏子のソロもブルージーで最高ですね。B面は"Israel"で始まりますが、敏子の唸りを伴ったソロはまさに「女パウエル」のおもむきです。鈴木のアルトのソロもよいですね。続く"Land Of Peace"はレナード・フェザーの曲ですが、ここでは宮沢とスリーピー松本のテナーがfeatureされます。続く"Walkin"ではスリーピーはソプラノに持ち替えますがコルトレーンの影響を感じますね。最後の"Santa Barara"はチャーリーのオリジナルで伏見のトランペットのソロが聴かれます。確証は得ていませんが64年でChambers, Cobbがともに来日していたとなるとウィントン・ケリー・トリオが来日したときに合わせて録音されたものでしょうか???

 所有盤はVeeJayのステレオ盤、レインボウラベルです。ジャケは金閣寺をあしらったgatefoldカバーです。おそらく日本でも発売されているのだろうと思いますが情報がありません。ご存知の方がいればコメントいただければ幸いです。

ルイス・ボンファといえば黒いオルフェだが・・・

2008-05-16 06:57:38 | jazz & vocal
Braziliana/Luis Bonfa & Maria Toledo
(Philips PHS600-199)


 「黒いオルフェ」は「イパネマの娘」とともに、ボッサの名曲の中でも最も広く知られている曲だろうと思います。「黒いオルフェ」のサントラ盤もありますが、やっぱりゲッツをはじめマリガン、MJQ、ウェイン・ショーター等ジャズメンの演奏がジャズファンにはポピュラーですよね。この曲を作ったのがルイス・ボンファです。彼の演奏ももちろんありますが、それよりもこの美しいテーマをジャズメンが奏でるものに愛着がありますね。本日は、ギタリストとしても名高いボンファがアメリカ進出となったphilips盤をアップいたします。タイトルもズバリ"Braziliana"です。

 ここでは、当時の夫人のマリア・トレードとの共作となっています。全てオリジナルで占められていますが、美しいメロディ、ボンファのギターの妙も十分に味わえ、口笛やスキャットを使ったDuetも聴けたりでなかなか聞き所が多い作品です。編曲にマーキュリーの音楽監督Bobby Scottを加えストリングスも加えられています。A面の"Samba De Orfeu"が唯一の知られた曲ですが、A-4の"Pierrot"やB-2の"Sugar Loaf"の華麗なギターに耳が行ってしまいます。ボンファ/トレードのアルバムの中でも最も知られた一枚ですね。

 所有盤は、フィリップスのステレオ盤です。そろそろBossaの季節ですね。

初モンクとなったマイルスの名盤

2008-05-15 05:54:06 | jazz & vocal
Bags Groove/Miles Davis
(Prestige 7109)


 プレステッジのマイルス・デイビスのセッションでは最も有名なものはコルトレーンを含むオリジナルクインテットによるマラソンセッションでしょうね。これとならんで有名なのがマイルスのハードバップ開幕宣言とも言うべきモンクとの競演でしられるクリスマスセッションですね。別名”喧嘩セッション”とも言いますが、一部は"Miles Davis And The Modern Jazz Giants"に収録されているのはご存知のとおりです。本日は、片割れの"Bags Groove"をアップいたします。超有名盤ですからみなさん所有されておられ、このアルバムにはいろんな思いを持っておられますよね。

 説明の必要はないでしょうが、A面は54年12月の録音で、マイルス、ミルト・ジャクソン、モンク、パーシー・ヒース、ケニー・クラークの五重奏団でタイトル曲がテイク1.2の順序で収録されています。B面はマイルス、ロリンズ、ホレス・シルバー、ヒース、クラークのメンバーでA面の約6ヶ月前の録音です。なんと言ってもA面全体を占めるタイトル曲の2つのテイクのスリリングな展開がすばらしいですね。曲はご存知の通りのミルトのマイナーブルースですよね。テーマから、マイルスのソロにうつりますが、モンクのコンピングを入れないように頼んだというアドリブです。ミルトのソロについで現れるモンクのソロは、自分にとっては驚愕の一言でした。多分これが初モンクだったと思います。斬新なタイム感覚で現れる不協和音的なサウンドの意外性に聞き惚れてしまいます。最初はこれに慣れなかったのですけどね・・・。慣れるよ病み付き!モンクが入ることにより、B面を遥かに凌駕する仕上がりになっていると思います。



 アップ盤はBergenfield, N.J.アドレスの2ndだと思うのですが、以前から所有していた国内盤に比べるとより重厚なサウンドと、上図(左がBergenfield, NJ, 右が国内盤)のようなグリーン系の背景色が微妙に異なり、国内盤に比べてより渋い趣がありますね。

Abbey Road

2008-05-14 23:22:36 | アコギ

 先日、六本木のビートルズ/ライブハウス”アビーロード”を案内してくれたOさんから、当日の写真を送られて来ました。こうやってみると、再びその夜の興奮が甦ってきます。品川プリンスホテルにチェックインしてから六本木にむかいましたが、平日4ステージの1セット目が既に始まっており, 入店時には"Ask Me Why"が演奏されていました。やっぱり美味しい料理を楽しみながらのビートルズの生演奏は格別です。楽器もリッケン、グレッチ、ヘフナーなど当時のビートルスが使っていたものと同じもので、ジョンレノン役のYさんのボーカルのうまさとメンバーのコーラスのすばらしさには脱帽でしたね。

 結局、12時近くまで4セット、最後の”プリーズプリーズミー”のアンコールまで堪能させていただきました。定番とも言える"Back In The USSR", "Day Tripper", "No Whereman", 自分がリクエストした"If I Fell"や"Till There Was You"等も聴かしていただき嬉しかったですね。



 案内してくれたO氏のはからいで、メンバーとの撮影もしていただきいい思い出になりましたね。画像はリーダーYさんとのツーショットです。彼も長く、演奏しているとはいえ、ほとんどの曲をコピーされ記憶しているところは本当に凄いです。ビートルズの曲は多様ですし、曲数も多いですからね。リッケンから繰り出されるサウンドがすばらしいのは言うまでもありませんね。
また行きたい!