Basie Reunion
(Prestige 7147)
(Prestige 7147)
Ellingtonバンド出身者はよくエリントニアンと言われますが、BasieバンドについいてはBasieites(日本語表記をあまり見た事がな いですがベイシーアイツでよいのかなぁ?)と記載されています。こういったBasieitesの兄弟盤がprestigeにスタジオ録音されています。も う一枚は"FOR BASIE(7172)"でありますが、カバーの秀逸さで行くと断然、こちらのBasieReunionに軍配が上がります。ネットの特性上視覚的要素が 優先されますので今回はこちらをアップする事にいたしました。 パーソネルは"FOR BASIE(7172)"とほぼ同じで、シャド・コリンズ(tp)、ポール・クイニシェット(ts)、フレディー・グリーン(g)、ナット・ピアース (p)、ジョー・ジョーンズ(ds)は共通です。ここではさらにバッククレイトン(tp)、ジャック・ワシントン(bs)が加わり、ベースがエディ・ ジョーンズに変わります。演奏は、御大ベイシー抜きの再開セッションと言った趣きでBasieitesのリラックスしたスタイルの演奏がとても聴きやす く、ナット・ピアースの御大を意識したプレイなどニンマリです。グリーンの作り出すザッ・ザッ・ザッのリズムが入るともうベイシーバンドそのものですね。 フロントはミュートを積極的に駆使するクレイトンのtpが好調です。また、このセッションにあわしてオクラホマから出てきたと言うジャック・ワシントンの ソロが聴ける点も特筆ものです。彼のソロはベイシーバンドではほとんどなかったと言われており貴重です。
ジャケは彼らの古めかしいポートレイトを使用したもので、こうした50年代のミュージシャンのファッションから当時のアメリカのジャズ事情を垣間みる事 が出来ます。prestigeの黄黒Bergenfield, NJのセンターレーベルで美しいコーティングカバーです。