Losers, Weepers/Kay Starr
(Capitol T1303)
(Capitol T1303)
3月最後の日曜日は一日中雨になりました。関東方面ではVWジャンボリーがあり多くのVWオーナーが集結したことでしょう。ベスト16が激突する甲子園も雨ですね。せっかくの晴れ舞台に高校球児もかわいそうですね。奇しくも3/30は自分の結婚記念日、女房は覚えているのかどうなのか、まったく無関心。こっちは週末にやった仕事の残務処理が土日にたれ込み結局今日も出勤と相成りました。
こんな昼下がりにはジャズでも聴くしかないなって感じで雨のレコードでもと思い、取りだしたのがこのケイ・スターのアルバムです。年度末最後の涙雨って感じのタイトルが妙にシュールです。中身は恋愛の歌ばかりで、Van Alexanderのストリングスにのってケイのイージーでリズミックな歌唱がきける内容です。A面冒頭の"You Always Hurt The One You Love", 2曲めの"I Should Care"でのボーカルもいいですが、B-2の"Please Don't Take About Me When I'm Gone"のピアノとミューテッドトランペットを相手にした歌唱やB-4の"A Faded Summer Love"のテナーサックスを相手にした歌唱がジャジーで最高ですよね。恋愛そして雨となるとB面最後の"Into Each Life Some Rain Must Fall"でしょうが、ジャケットの雨をうらむように眺めるケイの表情とのマッチングが好ましい歌唱ですね。
所有盤はキャピトルレインボウのモノラル盤です。雨にぴったりのジャケが美しいですね。