67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

カリフォルニア

2006-10-31 05:05:34 | jazz & vocal
California Dreamin'/Wes Montgomery
(Verve MV4003 jp. reissue)

 自分にとって,最も身近な外国はやっぱりアメリカであり一年弱生活させてもらったLAです。初めてカリフォルニアに興味を持ったのは,振り返ってみると70年代なかば雑誌”ポパイ”の発刊や、いわゆるヘビーデューティと呼ばれるUCLAを中心とした西海岸ファッションの日本への紹介からだと思います。92年についにカリフォルニアに渡るチャンスを得て、実際のカリフォルニアを体験できた事は、ママスアンドパパズの“夢のカリフォルニア”が現実になった一年だったと思います。仕事柄、再度訪問の思いはずっとありますが果たせないまま14年が経過してしまいました。

 さて今日は,このママスアンドパパズの“夢のカリフォルニア”がジャズとして取り上げられ、巷ではイージーリスニングジャズの名盤としてしられているウェス・モンンゴメリーのCallifornia Dreamin'です。パシフィック,リバーサイドとその類い稀であったオクターブ奏法でjazz guitarの最高峰の地位を確立したウェスは、リバーサイドの終わりにはストリングスやブラスアンサンブルを駆使したアルバムを発表するようになります。そしてVERVEにうつりドン・セベスキーのアレンジで制作された人気盤がこのCallifornia Dreamin'です。バックには結構有名どころが参加していますが,中でもハービー・ハンコックのピアノ,レイ・バレットのコンガの活躍が見事で自分の愛聴盤です。A-1のタイトル曲は、自分のカリフォルニアへの憧れを募らせた演奏ですし、続く"Sun Down"のジャジー演奏も秀逸でレイ・バレットのコンガが効いていますし,ハンコックのロングソロも楽しめますね。B面の"Sunny"もコンボと考えられる演奏でウェスのオクターブの音の厚さが楽しめる好演です。

 アルバムはポリドールから出た¥1500のいわゆる廉価盤ですが、ジャズを聴き始めのごく初期から所有する最初に購入したウェスのアルバムでもあります。

ロッククライミング(小松イベント番外編)

2006-10-31 04:09:45 | Volkswagen

 愛媛まで66BUGにのって参加の我が家の最年少”うーちゃん”です。
車?生まれた時から,ワーゲンしか乗った事ないのです。
夏の暑さもクーラーなくてもヘッチャラ。冬の寒いバスでも超厚着で乗ってます。うちのパパから,”くるまはこんなもの”と教えられているので、こんなに元気です。旅行に行ってもホテルには泊まった事がなく,テントか良くてコテージ,キャンパーのハンモックでもバグの後部座席でもどこでも寝られる女の子です。

 このロッククライミングの勇姿を見てくで~!!!霊峰石鎚山さながらです。会場内にあったアスレチックでのワンショットです。ビンゴゲームはBINGO出来なかったけど、帰りのくるまのなかで全部番号あけて記念にもって帰ってきました。ちっちゃいのに宝投げ(お菓子がステージから投げられる)にも参加してたくさん拾っちゃいました。これで暫く駄菓子屋さんに行かなくても大丈夫!
パパは”うーちゃん”が押しつぶされるんじゃないかとヒヤヒヤでしたが・・・。
何はともあれ怪我なしで良かった良かった!

こんな車もいたぞ~!(小松イベント第2弾)

2006-10-31 03:52:21 | Volkswagen

 このイベントは主に国産旧車のイベントですが参加台数もおおく、ハコスカや240Zなど過去の名車が一同に会し、くるま好きには大変興味があります。いつもワーゲンばかりじゃ仕方がないので個人的に”ナイスフィニッシュ”と思わせた車を紹介しますね。



 まずは37年間,ワンオーナーで乗り続けておられる高知の○○大吉さんの69年式ladybug(てんとう虫)です。大吉さん、全国てんとう虫の会に所属されていて、ご高齢だと思うのですが,見た目も気持ちもお若いオーナーさんです。以前高知のイベントでお会いしたときには、奥さんが後部座席にすわっておられたのですが今回はお一人で参加です。フロントフードのなかに、“○○灯油”なんて書かれたボロボロのスーパーのポリ袋の中に覗くホワイトリボンのスペアタイヤが粋ですね。



 こちらも凄くきれいなフィニッシュのマツダキャロル。レディースオーナーでしょうか?現在の軽自動車には味わえない抜群の味があります。お見事!



 最後は,自分が子供のときに自宅にあったトヨペットコロナです。丁度,これと同じです奴です。名古屋から自走で初めて四国に渡って来たと言うオーナーさんでした。自分が初めて,車という道具に触れた原点ともいえる車です。懐かしさで思わずパチリとシャッターを切ってしまいました。

クラシックCARニバル in小松2006

2006-10-31 03:29:29 | Volkswagen

 秋のイベント第2弾。10月29日(日)、愛媛県西条市(旧小松町)で行われたクラシックCARニバル in小松2006に参加してきました。9時頃の到着を目指して,7時にちょっと化粧直しをした66BUGに全員が乗り込み須崎東インターへ。タイヤを買えたので快調クルージングです。90KM巡航でも平気平気!(のぼり50KM,下り100KMはいつものとおり!5人乗車じゃ仕方ない。)
北四国に出るとポツポツと雨が。また雨か?富山の雨につづきどうも雨にたたられます。新居浜辺りでは土砂降り状態。一転して車内は暗い雰囲気・・・。でも会場に着くと段々晴れて来て、良いイベントになりました。



 化粧直しして出撃のうちのファーストカー,66BUGです。指定された区画がはじっこで来場者に触られ放題。知らないうちに、軽症ですが左フェンダーを擦られてました。



 興味もないけど暇なので、66BUGの”おもり”になって着いて来た4人組です。食ってばかりで帰路には重量オーバーです。
 全体で170-180台ぐらいの参加でしたが、VWは自分のを入れても10台程度でした。国産車の旧車が主体でしたが、オーナーの思い入れは充分に感じられる車が多く,この点ではVWイベントと同じです。でもオーナーは元”族”あがりじゃ?と思わせる強面もおおいのがVWイベントとのちがいですね。



70年代後半を席巻したキース

2006-10-30 05:18:13 | jazz & vocal
My Song/Keith Jarrett
(ECM PAP9101 Jp. reissue)


 70年代半ば以降に、ジャズ喫茶はもう一時の隆盛はピークを越えていたのかも知れません。この時代に,最もリクエストされたジャズアルバムはなんだろうと考えてみると一番に頭に浮かぶのはキース・ジャレットのケルンコンサートの一枚目のA面だろうと思います。なにせ4半世紀以上も前のことで,記憶があやふやなので自信はないですが、どこのお店に行っても良くかかっていたように思います。いや、友達の安アパートで覚えたての麻雀で卓を囲んでいたときに繰り返し聞いていたからかもしれません。

 当時のキースは何と言っても「フェイシングユー」,「ステアケース」、そして前述の「ケルン・コンサート」、更に無謀とも言えるジャズ喫茶の棚の肥やし、客寄せパンダ的な10枚組の「サンベアコンサート」ととにかくソロフォーマットが多かったですが、本日アップのアルバムは、ヤン・ガルバレクのリードの参加を始め北欧メンバーで構成されたカルテット編成【Keith Jarrett(p), Jan Garbarek(ts), Palle Danielsson(b), Jonで Christensen(ds)】で美しい旋律の叙情的な曲が多く当時の人気盤であったと思います。何と言ってもB-1の“カントリー”が有名ですよね。この旋律の美しさは、ずっと忘れる事が出来ません。必然的にこのカントリーを聴きたいがためにリクエストするので、B面しかあまり印象に残っていません。 ヤンの余裕を感じさせるテナーも大好きです。女の子2人のポートレイトが配されたカバーも好きでしたね。

 ECMの録音も素晴らしく,当時は輸入盤も買えたのですが,オリジナルなんて事は全く考えておらず、ジャケットのしっかりしたトリオ盤を購入した自分は馬鹿でした。ECMは記憶ではスティープルチェースのようなペラペラカバーでグリーンレーベルで結構高価でしたよね。日本盤より¥200-300高かったような・・・当時はこの¥200-300が重要だったのです。これでJAZZ喫茶に何時間も座れた訳ですからね!

ロリンズの映画音楽

2006-10-29 04:37:38 | jazz & vocal
Original Music From The Score "Alfie"/Sonny Rollins
(Impulse A-9111)


 ロリンズについてはもう、何も言う事はないでしょう。イマジネーションあふれるアドリブ,豪放でたくましいトーン、作曲の才能,すべてにおいて抜きん出た力は他のテナーサックス奏者とひとくくりにはできないタレントです。コルトレーンみたいに難しくないですし、自分が最初にライブで聴いたジャズジャイアントでもあり愛着があります。テナーサックスをゾウの鼻のように持ち上げながら吹奏する姿、サックスのベルに付けたマイクで喋る姿(彼はステージで動き回ります)など,自分の頭の中には、”無音のロリンズの動作”が焼き付いてます。

 サキコロ、ウェイアウトウエスト、バンガードは彼の3大ヒットでしょうが,これと肩を並べる程好きなのが、本日アップのアルフィーです。みなさんご存知の様にマイケル・ケイン主演のイギリス映画のジャズバージョンです。といってもサウンドトラックではなく、ロリンズがこの映画のために書いた曲をインパルスからジャズバージョンとして発表したものです。岩浪氏によるとサウンドトラック自体はレコード化はされていないとのことです。オリバー・ネルソンのアレンジの素晴らしさも光るスモールビッグバンド編成で、メンバーも素晴らしいですね。フィル・ウッズ,ネルソン(as)、ロリンズ,ロバート・アシュトン(ts)、ダニー・バンク(bs)、JJ、ジミー・クリーブラント(tb)、バレル(g)、ロジャー・ケラウェイ(p)、ウォルター・ブッカー(b)、フランキー・ダンロップ(ds)の11人編成です。A-1のタイトル曲"Alfie's Theme"この一曲のためだけに購入価値のあるアルバムと思います。ダンロップのドラムのフィルインから始まりロリンズの音で始まるテーマでいってしまいます。ホーン陣のユニゾンにわたされ、バレル,ケラウェイとソロが入りますがこの二人のソロも完璧です。そしてロリンズのアドリブに入りますが、独特の音色で、次から次へと現れるイカしたフレーズの嵐!これぞロリンズの真骨頂!!!バックのダンロップの乾いたドラミングもいい味を出しています。B面最後にも同じく"Alfie's Theme Differently"がありますが蛇足です。片面聴きですから用事はありませんよね!



 インパルスの再発盤ですがgate fold coverで映画のシーンがちりばめられた見開きページも映画音楽らしくって良いですよ。RVGの録音が素晴らしく,オリジナルはどんなか興味がある盤でもあります。

66bug at night

2006-10-28 09:07:19 | Volkswagen

 昨夕,仕事を終えて出てくると,もう外は真っ暗! けなげに職場のParking Lotで待ってくれていた自分の1stカーの66bugです。金曜夕方でみんな引き上げるのが早いのか,駐車場には66bugだけ。暖気運転のあいだにパチリとワンショット。光る"D"サインの中の金属ステーが影になるのが今イチです。リプロなので仕方ないか・・・。  



 明日は愛媛・西条での旧車イベントです。  
 先日,富山に行こうとしてスリップサインが見つかり,タイヤを換装しました。同じようにファイアストンのバイアス1インチリボンタイヤ(560-15)です。タイヤの履き替えと同時にフロントフードのペイントの痛みを再塗装しました。地図のような白い縞が出ていたのですが,Flatpowerさんのおかげで化粧直し完了です。5年間も職場の雨ざらしの駐車場で自分を待ってたための痛みです。つらい出費でしたがやむ終えません。何と言っても自分の足、ファーストカーですからね。
明日はこれで6時起きで出撃です。ケイタイでの画像も何とか使えそう!

フュージョンスター/チャック・マンジョーネ

2006-10-28 03:51:52 | jazz & vocal
Hey Baby!/The Jazz Brothers
(Riverside RLP371)


 「フィール・ソー・グッド」(A&M)で優しいフリューゲルホーンを聴かせ爆発的ヒットを飛ばしたチャック・マンジョーネは60年代初頭,兄のピアニスト、ギャップ・マンジョーネと組んでジャズブラザーズの名でリバーサイドに3枚の録音を行いました。さらにチャック自身リーダーアルバムを傍系ジャズランドにも録音しています。

 本日アップのアルバムはこのジャズブラザーズのリバーサイド第2弾で61年の録音です。60年代中期には,JMのトランぺッターでもあったチャックはフュージョン時代からは想像もつかないハードバッププレイを聴かせます。彼に最も影響を与えたトランぺッターはディジーであったと言います。



 マンジョーネ家を訪れたディジーが専売特許ともいうべき“アップ・ドゥ”(ベルが45度上向きに曲がったトランペット)をプレゼントしたと言う事実を"The Brothers"の日本語ライナーで上條直之氏は指摘していますが,裏カバーをみるとこの“アップ・ドゥ”を吹くチャックの姿が捉えられており当時の彼の愛器であったコトが見て取れます。メンバーはチャックとギャップのマンジョーネ兄弟に、R&Bバンド出身のテナー奏者Sal Nistico, ベースにコルトレーンとの共演でも知られるSteve Davis, ドラムはRoy McCurdyという五重奏団です。A-1のタイトル曲はチャックのオリジナル,A面には"Bag's Groove"と"The Night Has A Thousand Eyes"の2つのスタンダードがB面はサルとチャックのオリジナルが各1曲と"Just You, Just Me"と"Old Folks"のスタンダードが配されバランスのとれた選曲です。やや線が細いですが、鋭い突っ込みを見せるチャックの若々しいトランペットとたくましいトーンのサルのテナーが全編にフィーチャーされています。

 マイクアンドリールのホワイトリバーサイドレーベルで、記載はないのですが、プレビュー盤でしょうかねぇ?以外と掘り出しモノのアルバムと思います。

カル・ジェイダーのマンボ・ジャズ

2006-10-27 02:24:21 | jazz & vocal
The Cal Tjader Quintet
(Fantasy 3232)


 西海岸を代表するバイブプレーヤーとなると,真っ先にあがるのがこのカル・ジェイダーだと思います。セントルイスの生まれで,サンフランシスコ大学で音楽を学び,最初はドラマーであったようです。バイブプレーヤーとしては1949年以降,ブルーベックグループ,ジョージ・シアリングのグループで名をあげて行きます。何と言っても50年台後半の,自身のラテンジャズコンボの演奏は、ジェイダーを語る上で書かす事の出来ない時代であったろうと思います。

 本日アップのアルバムは,このジェイダーのラテンフレイバーあふれるマンボジャズグループのファンタジー盤です。メンバーはManuel Duran(p), Carlos Duran(b), Luis Miranda(conga), Bayardo Velarde(timbales), そしてジェイダーのバイブと言う5重奏団です。ラテンジャズと言っても多くは,いわゆるジャズスタンダードであり、A面に"I Want To Be Happy", "The Nearness Of You"やチャーリー・シェイバースの"uundeciided", B面では"Flamingo", "Stomping At the Savoy", "Laura" そして元参加していたシアリングの"Lullaby Of Birdland”等有名曲が目白押しです。演奏時間は短いですが,見事にラテンフレイバーが加味され,思わずこう言うアプローチもありと思います。しかしながら,最大の聞き物はB面トップのTito Puente作の"Philaderphia Mambo"でジェイダーとピアノのマニュエルの好演が光ります。



 所有盤はファンタジーのモノ盤で、赤盤です。同時期のファンタジーには青盤もあったりしてなかなか凝ってますよね!コンガを抱えた足のカバーもイカしてますよね!

テナー奏者としてのOllie

2006-10-26 04:55:31 | jazz & vocal
Meet Oliver Nelson
(New Jazz 8224, Status reissue)


 ビッグバンドでのプレイやアレンジャーとしての仕事が表面に出て,そのプレイについてはあまり語られる事がないプレイヤーの代表格がこの"Ollie"ことオリバー・ネルソンかもしれません。彼は、アルトサックスやソプラノも演るマルチリードプレイヤーですが、彼のテナーでのプレイがジャズファンには比較的良く知られていると思います。というのも大名盤”ブルースの真実”でのプレイがあるからだと推測します。勿論,このアレンジも有名ですよね・・・。初期のビッグバンドでは主にアルトを吹き,アイドルはホッジス,カーター,スミスの御三家だったと言います。テナーのアイドルとしては,ロリンズ,コルトレーンを挙げていますが,ベン,ホーキンス,ドン・バイアス,ラッキー・トンプソンなどと言ったメロディックなテナーからも影響を受けているようです。

 このアルバムはNew Jazzが、ビッグバンドで活躍していたOllieに対して, おそらく初であろうリーダー盤録音のチャンスを与えた作品です。サイドメンには当時既にビッグネームであったプレイヤー達(ドーハム,ブライアント,ウェンデル・マーシャル、アート・テイラー)を起用し五重奏団で録音されています。Ollieのオリジナルが4曲,勿論このオリジナルも彼の作曲のうまさ,ブルースフィーリングを示した好演ですが、エリントンの"Passion Flower"と"What's New"の演奏がハイライトだと思います。"Passion Flower"はあまり取り上げられる曲ではないですが,ドーハムがミュートで付けるオブリガートに乗ってOliieのピュアなプレイが美しくサイドA の聴きものです。B面の"What's New"も彼のテナーでのバラードプレイがfeatureされており,彼の上記メロディックテナーからの影響が如実に現れた好演と思います。

 盤はプレステッジ傍系,再発レーベルのStatus盤ですが、heavy vinylでカバーのコーティングも美しいですね。