67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

2014年、お世話になりました!

2014-12-31 11:42:45 | jazz & vocal

Oscar Peterson & Dizzy Gillespie (Pablo MW2165, jp. reissue)

 2014年もあと12時間あまりです。いろいろありましたが、自分自身に関してはは健康にも仕事にもめぐまれた一年だったと思います。周りでは、義父が入院したり母親が骨折したりで大変でしたが、がんばれる奴が支えるしかないのです。まだ、大晦日になっても家の掃除はオンゴーイングの状態、にもかかわらずこんな時間にPCに向かってブログを書いている自分を見つけられると大ひんしゅくなのかも知れません。

 さて、今年最後のアルバムは以外にも?パブロです。パブロと言えば、モノクロ、年老いたジャズメンの大写しのジャケ写が有名ですが、考えてみると天然色(カラーとも言いますね)では見るに耐えない老いぼれを何とか商業ベースに載せるための苦肉の作だったのかもしれません。でも、こんだけ何枚も出せばレーベルイメージとしてのジャケ写としてある意味完成しているのかもしれません。勿論、若かりし時代にジャズの屋台骨を支えた名手ばかりですから、演奏は力強さ云々ではなく、枯れた味や円熟味をふんだんにいかしたプレイであり、寛いでジャズを聴くには却ってもってこいと言ったところです。パブロジャズメンの中心的存在、レーベルピアニストと言っても良いオスカー・ピーターソンはこのレーベルに5人のトランぺッターとそれぞれデュオアルバムを録音しています。Clark Terry, John Fadis, Harry Edison, Roy Eldridgeそして本日アップのDizzy Gillespieの5人です。

 録音は74年、ロンドンです。選曲も寛ぎには欠かせないスタンダードばかり(Caravan, Autumn Leaves, Close Your Eyes, Alone Together, Con Alma etc.)で、ディジーの喉も生かせるように長尺のblues, "Blues For Bird"を収録し、バランスがとれた編成です。言うまでもなく、DizzyとOPの2人だけで綴って行きます。OPのスイング感は急速調でもスローでも抜群、からむガレスピーのラッパもミュート、ボーカルを交えて歌心満載です。こんなリラックスした演奏がやっぱり楽で良いですね。

 録音が良いのもパブロの特徴ですよね。所有盤はポリドールがリリースした国内盤です。そういえば、年末に久々に針交換しました。少し、雑音が減っていい音になった気もしますが、いかんせんタコ耳ゆえ・・・。新しい針先はなかなかに美しいものですね。最後に、ブログを覗きに来てくれる皆さん、今年もお世話になりました。ジャズ、ワーゲン、自転車、キャンプ、ファッションなど、どれをとってもネタ切れは否めませんが思いついたら少しづつアップして行こうと思います。来年も宜しくお願いいたします。


鳩屋が明日閉店だってね!

2014-12-29 06:02:24 | ファッション

 50数年も生きていると県都高知市の変遷もずいぶん見て来たなぁって思います。高知市って言うのは自分の生まれた街からは40KM弱、東に位置しています。小学生の頃は、年に1−2回しか訪れることのない高知県最大の都市です。中学入試で高知市の某中学に通うことになったので繁華街もよく通ったものです。この繁華街に京町って言う商店街がありますが、はりまや橋からワンブロック北の交差点を西に向かって高知大丸までつづくアーケード街です。この中に、VANを扱う鳩家がありました。中学校で通い始めた頃は、現店舗ではなく商店街の南側にあったと記憶しています。小遣いをためてBDシャツをはじめVAN製品を買いに通ったものです。その鳩屋が明日をもって閉店だと言います。やはり、不景気と郊外大型スーパーと安売りファッションの影響ですよね。昔は、中学・高校生がVAN製品を購入するのはそれなりに高価で結構勇気がいることでしたね。画像は28日の高知新聞の記事です。最近は自分も店内に入ることはなかったですが、やっぱりサプライズです!当時の隆盛を知っているものにとってはさびしいかぎりです。そういえば最近は若い奴がショップに群がっているのもみないしね・・・。VANの紙袋をもった高校生も見かけないし・・・。高知市内では地方都市にめずらしいと言われていたルイヴィトンの路面店があったのですが、この撤退も決まっているようです。景気や消費が改善している要素は全く感じない年の瀬ですね。


弦とカポを新調しました!

2014-12-28 06:21:11 | アコギ

 さんざんだったクリスマスコンサートも終わり、MartinD-18の弦を新調しました。キラキラと輝きのあるphospher bronzeの新しい弦は見てくれも良いものです。古い弦はフレットにあたるところが結構変色していますよね。ついでにhead, 指板も一斉清掃です。家の大掃除もまだなのにギターの掃除をしている相変わらずのお天気者です(爆)。で、音は変わったか?タコ耳なのかいまいち実感できてないのが正直なところです。1970のD-18なのですが、マホガニーではこれが限界なのかもです・・・。先日アップしたように、長く使っていたKyserのカポが金属疲労でバネ折れで使用不可となりましたので、これも新調です。前回は高知の楽器堂さんで購入しましたが、今回はお得意のAmazonさんでGETです。2000円近くもディスカウントされており、ダダリオのフォスファーブロンズ、012のライトゲージ3パックが只みたいなモノでした。

 

 弦をはじめとするアクセサリはネットのものですね。こんなに、ディスカウントされているのを知らなかったのは自分だけ?・・・


Herbie~Ron~Tonyのデビュー盤というのも重要ですよね!

2014-12-27 15:28:00 | jazz & vocal

Seven Steps to Heaven / Miles Davis (Columbia PC8851)

 60年代に入ってのマイルスはメンバーを入れ替えながら、独自の簡潔で余韻幅のある楽想と相反するようなハイブローなライブ録音をくり返して行きますよね。ケリー、チェンバース、モブレーがクビにされ、徐々に新しいメンバーを入れたり出したりして行きます。63年、旧メンバーのいれかえが始まった時期の演奏がこの"Seven Steps to Heaven"です。人材を求めて西海岸を訪れ、そこで白人ピアニストのVictor FeldmannとFrank Butlerに目を付けこのアルバムが録音されます。この時は既にレギュラーとなっていたGeorge ColemanとRon Careterをつれて西海岸を訪れたようで、この時の演奏は本アルバムで"Recorded in Hollywood"と裏ジャケに記載され、残りがギル・エバンスとのセッションがメインとなる"Quiet Nights"にわけて収録されています。一方、"Recorded in NY"と記載された演奏では、マクリーンのバンドにいたTony Williamsとドナルド・バードのバンドにいたHerbie Hancockが録音に参戦し、ついにHerbie~Ron~Tonyのマイルスクインテットの屋台骨となるリズムセクションが完成するのです。恐らくですが、このリズム隊のデビューはこの"Seven Steps to Heaven"ではないかと思います。

 NY録音の演奏はパーフェクトです。ハリウッドの方は、悪くはないですがまだまだバップ系の演奏です。一方、Herbie~Ron~Tonyのリズム隊が参加したA-2"Seven Steps to Heaven", B-1"So Near So Far", B-3"Joshua"の3曲はこの若いリズム隊との初録音であり、後に固定メンバーとなって行く訳ですから歴史的にも重要と言わざるを得ませんね。マイルスの(いやTeo Maceroのアイデアかも?)旧態からの脱却と7段先の新しいコンセプトをあえて一枚のアルバムで示した意図も感じます。

 あまり話題にのぼるマイルス盤ではないかもしれませんが、結構奥深い意味合いを持った好アルバムです。リスナーにとったら両方聴けるのがありがたい一枚でもありますよね。


チェットにはモノクロが似合いますね!

2014-12-25 23:46:57 | jazz & vocal

Chet Is Back! / Chet Baker (RCA RGP-1182, Jp.reissue)

 クリスマスも今日で終わり。明日からは新年に向けまっしぐらの1週間ですね。仕事は29日で一応終了ですが、恐らく三が日も出勤を余儀なくされる感じで、もうあきらめムードです。jazzでも聴いてくつろごうとクリスマスアルバムを探してみましたが2007年にまとめてアップした後、ライブラリーに増える訳でもなく、クリスマスと関係なしのアルバムで勘弁してもらうしかありません。久々にチェット・ベイカーでも聴いてみるかと取り出したのがこのアルバムです。別に演奏が嫌いな訳ではないですが、所有の国内再発盤のジャケ写がピンぼけで視覚的に耐えられないと思いが先立ち敬遠し続けたアルバムでもあります。チェットのアルバムはPacificが最も重要ですし、アンニュイなボーカルが人気が高いことは百も承知です。また麻薬で苦しんだジャズメンとして知られていますよね。60年代のチェットは麻薬の影響なのか?、決して好調とは言えないですがヨーロッパの活動拠点を設け作成したこのアルバムなどは往年のトランぺッターとしての実力を再認識出来るアルバムではないでしょうか。

 62年、ローマでの録音であり、サイドメンをすべて欧州人で占めています。あらためて紹介すると、Che Baker(tp), Bobby Jaspar(ts, fl), Rene Thomas(g), Amedeo Tommasi(p), Benoit Quwesin(b), Daniel Humair(ds)のセクステットです。この中ではチェットと並んでフロントを形成するジャズパーとjazzland盤で知られているトーマスの参加が重要ですよね。ジャスパーと言えば、ウィントン・ケリーの"Kelly Blue"でのプレイを思い出さざるを得ません。選曲もスタンダード中心でA面トップの"Well You Needn't"に始まり"These Foolish Things", "Barbados", "Star Eyes", B面に移って"Over The Rainbow", "Blues in The Closet"と自分好みの佳曲が目白押しですね。特にB面トップの"Over The Rainbow"のチェットのラッパが最高に唄ってて好きですね。

 カバーはいかしませんが、チェットファンなら必携の好アルバムだと思います。前述のようにフロントカバーはピンぼけでイマイチですが、B面のモノクロ写真が素晴らしいですね。チェットにはなぜかモノクロがよく似合います。クラクストンの影響なのかもしれませんが・・・。


MERRY CHRISTMAS!

2014-12-24 21:10:01 | Volkswagen

 クリスマスイブですね。皆さん、楽しくお過ごしですか? 67camperにおいては、のんびりクリスマスイブを楽しむわけにも行かず、バタバタ過ごしています。車で5分のところで暮らしている両親、父親は車椅子で母親が介護の老夫婦です。年末に介護役の母親が左手を骨折して手術になり、父親の介護をどうするかという岐路にたたされた訳ですが、何とか家族みんなの協力で自宅生活を続けています。当然、自分も実家の介護手伝い(母親は元気だけど手が自由に使えないのです)に参画することが多くなっています。買い物、ゴミだしなど結構やることがあって大変ですね。まあ、こうなることを想定してこの街で働くことに決めたわけだし・・・。

 でも、毎年同じようにクリスマスは確実にやってくるわけで、実家近くのイルミネーションもこの日のために輝いていてます。少しはクリスマス気分を味わえればって感じで実家に寄ったついでにイルミネーションと66bugで写真を撮ってみました。iphone cameraでの撮影なのでこのぐらいにしかとれませんよね。都会のイルミネーションに比べりゃショボい灯りですが、今年は何となく違った思いでこのイルミネーションを眺めているクリスマスイブです!


DR.K出場の横浪カップのサポートに

2014-12-22 04:53:46 | サイクルライフ

 いろいろあった今年も残り10日ですね。21日の日曜日は久々のキャンパー出動です。最近は、キャンプで使うよりももっぱら自転車運搬車両と化しています。これならパネルバンで十分なのですが・・・・それはさておき、20日の晩になって期末試験の終わった(結果はまだ出ていないのですが・・・)次男坊のDR.Kが「オレ、明日、ヤマネの横浪のレースに出るき」と宣言して来たのです。ご存知のようにサイクルショップヤマネさんと言えば、自転車の業界ではちと有名な全国区のショップです。高知のロードレーサーがほとんど、ここでオーダーしていると言っても過言ではないでしょう。そんなロードレーサーたちを相手に、30年前(もっと前かもしれない)のツノダのスポルティーフで出場というのだから根性があります。コースは横浪スカイラインです。車で走ったことのある人ならご存知のとおりの激坂、設計無視のカーブが連続する難コースです。大丈夫かな?とまあオヤジとして心配しながらレース前から疲労を蓄積させる訳にも行かず、スカイラインの竜の浜パーキングまでキャンパーで送迎です。キャンパーはクラッチ修理とプラグの自然抜け原復活し快調そのものです。パーキングに到着すると、まわりは自転車運べますっていう車ばかり。VWバスはちと場違いです。まあ車も古けりゃ、バイクも古い!!!

 早速、受付をしてライダースティングの後、スタートです。宇佐大橋から武市半平太の二段坂までの12.6KMの折り返しです。快晴ですが、北西の風が強く待ってても凍えそうなので一旦帰宅。レース後迎えにいくこととしました。12:30ごろDR.Kからコールがあり「迎えに来てくれ~~。完走したけど、坂が半端じゃなかった。足がヤバい。もう乗れん!」。「はいはい、迎えに行くぞ~。待ちよれよ。」ということで再びキャンパー出動です。浦の内灰方で回収し帰宅しました。

 出場は約30人で、順位は中程で走りきったようです。さてリザルトは・・・、ヤマネさんのウェブのリンクですがこんな感じの往路復路の結果です。DR.Kも凄い良い経験をしたのでは思います。またまた自転車熱が盛り上がりそうで親としてはちょっと不安になったりです。まあ、怪我なく完走してくれて何よりの日曜日でした。


インバーアランのシンプルなクルーネックも良いですよね!

2014-12-20 20:59:21 | ファッション

 アイビー世代の自分たちが思うに、ニットウェアというのは冬の定番ワードローブだったと記憶しています。最近はいろんなアウトドアブランドが世に出てきて、いろんな素材が開発されニットウェアの存在感がやや薄れた印象を持っています。現代で最も重宝されているニットウェアではインバーアランというブランドが最も有名かもしれません。特に、3Aと呼ばれる襟付きカーディガンは今や大定番と言っても良いでしょう。ブランドお抱えの二ッターが編んだ手編みのカーディガンで一つ一つ編み方が異なるためサイズ感が違うようです。一方、クルーネックのシェトランドセーターは機械編みでしょうが不滅のニットアイテムとしてこのインバーアランにもあるのです。自分のようなアイビー小僧の生き残りにおいてはクルーネックのシェトランドセーターって言うのは、ニットの代表選手で永久に不滅なんです。

 勿論、昔のシェトランドセーターはいくつかクロゼットにおいてるのですが、このカラーはなかったなと思い、久々にこの定番セーターを買ってみました。サイズは40、昔はこのサイズならザックリ感があったのですが、現在の自分にはタイトな印象です。通販で購入するのは楽に買い物が出来ていいですが、サイズで困ることが多いですよね。モデルさんが着用してる画像が出ているのですが、着用感というのは、個人の好みで変わりますし、時代によっても変わります。昨今はタイトなシルエットが主流ですから余計に難しいです。サイズ違いなら交換できるのでしょうが、結構面倒くさいですしねぇ・・・。でもって、この40というサイズはOKでしたが、1消費者としてメーカーによるサイズ表記のばらつきをなんとかしてもらいたいものですね。


Debut唯一のマイルス盤

2014-12-19 05:28:27 | jazz & vocal

Blue Moods / Miles Davis (Debut DEB-120, jp.reissue)

 帝王マイルスのレコードはどれも一定の評価を得ているアルバムが多い訳ですが、レーベル、メンバー的にもユニークで得意な存在感を持った作品がこの"BLUE MOODS"ではないでしょうか?時代的にはハードバップ宣言後の1955年、マイルスは絶頂期にあったと考えられます。このアルバムはレコーディング順で行けば6月ののワンホーンカルテット"The Musings of Miles"と8月の"Miles Davis and Milt Jackson Quintet Sextet"の両プレステッジアルバムの間で7月に録音されています。Debut recordsはいわばCharles Mingusの私的レーベルですよね。なぜ、こんな時期にDebutに録音する必要性があったのか?一説にはマイルスのミンガスからの借金問題があったなどと言われています。

 それはさておき、この時期のマイルスは前述のように絶唱期を迎えている訳ですが、特徴的なセンシティブでリリカルなミュートプレイを織り交ぜ好プレイを連発しています。ユニークなメンバーは、Miles Davis(tp), Britt Woodman(tb), Teddy Charles(vib), Charlie Mingus(b), Elvin Jones(ds)のピアノレスクインテットという編成です。テディとミンガスがそれぞれアレンジを行っているようで、2人の卓越した音楽センスを感じざるを得ない編曲も楽しめますし、この2人が随所に見せるメタリックなヴァイブラフォンと硬質なコントラバスのサウンドがマイルス盤特有の異様な緊張感をあおっているかのようです。演奏曲はA面が"Nature Boy"と"Alone Together", B面が"There's No You"と"Easy Living"の各2曲構成です。"Nature Boy"と"Easy Living"でマイルスのミュートが聴けますが、ガレスピーの影響下から脱した独特のトランペットは既にマイルスの完成されたリリシズムを十分に表現している演奏ですね。特に冒頭の"Nature Boy"の緊張感、清涼感が好きですね。

 所有盤はビクターが出した国内再発の廉価版です。概してDebut盤の音はしょぼい印象をもっているのですが、Debut盤のオリジナルはどうなのでしょうね。ジャケ写もやや地味な印象で周辺のマイルス盤が強烈な印象を放っていることもあり、あまり語られることがない一枚ですが、絶頂期のマイルスがしっかりいますよ!


歌詞が覚えられねぇ~・・・!

2014-12-18 02:57:23 | アコギ

 先の週末は連続の忘年会でバタバタしましたが、今度の週末は職場のクリスマスコンサートです。練習不足は否めませんが、「きよしこの夜」と「津軽海峡冬景色」でステージに上がります。でもって、職場に持ちこんでいるGuildF20SB(1966)にFishman Rare Earthを搭載しました。小振りなボディも関係なしの大音量です。いつも生音でポロポロ弾いているのが全く違ったリスポンスで返ってきますので新鮮です。本番まで2日しかないですが、『津軽~」の歌詞が覚えられなくて難儀しています。カンニングペーパーがやっぱり必要かなぁ・・・。