Live Life/Kunihiko Sugano Trio
(Fun House PAP25024)
(Fun House PAP25024)
先日、ブログ仲間のkuirenさんが岡山から高知に来ておられたようですね。氏のブログを訪問してみると、見慣れたステージ~客席の画像が眼に飛び込んできました。下の方までスクロールすると、『こりゃ「ひろめ市場」じゃ!』。てなわけで氏が来高されていた事が確認された次第です。となると前述のステージと客席は高知では、いや完全に全国区になっていると思われるジャズ喫茶「アルテック」に他ならないですよね。最近は、かなりご無沙汰していますが高知市内在住時にはよく通わせていただきました。ライブも先日夭折したフレディ・ハバード、ピアノのデューク・ジョーダン、ナベサダなどビッグネームのステージもここで聴かせていただきました。kuirenさんはボーカルジャズに深い造詣を持っておられますが、何を隠そう菅野邦彦さんの大ファンでありらしいですね。菅野さんも高知アルテックでライブを何度かされていると思いますが、81年のここのライブはトリオレコードが録音しLPとしてリリースされています。本日はこのアルテックライブのアルバムをアップしますね。
メンバーは菅野邦彦(p), 稲葉国光(b), Jo Jones Jr.(ds)のトリオです。曲構成は各面3曲で、A面の「4月の思い出」、「枯葉」、「バーモントの月」、B-1の「朝日のようにさわやかに」までがアルテックのライブです。残り2曲は山口県徳山市の「キーストンクラブ」での演奏です。演奏の善し悪しは別としてライブらしい、徐々に熱気を帯びてくる彼のピアノが楽しめます。彼のピアノはフィニアス・ニューボーンあるいはエロール・ガーナーの影響を強く感じるのは自分だけでしょうか。このアルバムの録音とは別にアルテックでソロでライブをおこない、全曲聴衆のリクエストに応えてくれた事があります。自分もその場にいたのですが、彼にパーカーの「バルバドス」をリクエストさせていただきました。菅野ファンならご存知と思いますが、この難曲を彼はデビューのタクト盤でも演奏しています。ピアノではフィニアスのものが有名ですよね。おもむろに弾きだした「バルバドス」は本物、リアル菅野で感動しました。途中、指がもつれながらも弾ききってニヤッとこっちに笑顔を作ってくれたのが脳裏に焼き付いています。このときに彼からいただいたのが本日アップのアルバムカバーに見られるオートグラフです。
kuirenさん~アルテック~菅野邦彦でつながった本日のログ、「たまにはいいでしょ!邦人ジャズ」という感じでしょうか!