67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

リプリーズのシナトラならコレだ!

2011-02-28 06:06:16 | jazz & vocal

I Remember Tommy.../Frank Sinatra
(Reprise R-1003)

久々にシナトラを聴いてみます。シナトラのリプリーズ時代と言うと、どうもピンと来ないアルバムが多いですよね。ご存知のようにリプリーズレコードは1961年カリフォルニア州バーバンクにシナトラが自ら設立したレーベルとして知られていますよね。コアなシナトラファンはいろいろとご意見がありましょうが、個人的にはこのトミー・ドーシーのトリビュート盤が最も好きですよね。トミー・ドーシーは偉大なるバンドリーダーであるとともにシナトラをスターダムにのしあげた超本人でもありますので、シナトラにとっては特別でレーベル設立とともにトリビュートを考えたのかも知れませんね。

63年録音で演奏はコレまた旧友のサイ・オリバーです。トミーとのコラボで十八番だった"I'm Getting Sentimental Over You", "Imagination", "I'll Be Seeing You"などの再演が聴けます。シナトラは50才を迎える前の歌唱ですが例のドライで迫力のある歌唱は健在ですね。

所有盤はリプリーズのオリジナルです。この凝った窓開きgatefold coverが最高ですね。窓の中にシナトラ,にっこり笑うトミーのイラスト、カッコいい!!


カラクイが折れちゃった!

2011-02-27 18:12:29 | アコギ

ここんとこ忙しくて久しぶりの更新です。で、いきなり痛々しい画像です。愛用している沖縄三線の中弦(なかじる)の糸巻き(カラクイ)がバキッと根元から折れてしまいました。三線は沖縄から入れた個体でしたが,地元の楽器店でも販売しているので,てっきりパーツもあるだろうとタカをくくっていたところ、TELして唖然!弦はおいてますが,カラクイは取り寄せです。取り寄せとなると削りや弦を通す穴をどうするかなどなかなか厄介なオプションを決めなければなりません。高価なものではないですが,ないと調弦(ちんだみ)出来ないし演奏もできないのです。現在は下の画像の状態です。とほほ。

結局,インターネットで沖縄の三線専門店にオーダーをかけました。弦の穴作成済みのカラクイ3本セットです。届いてから,自分で削って調整が必要です。今まで,弦を取っ替えたこともなかったのでどんな構造になっているのかイマイチわかってませんでした。届いたら自分で削ったカラクイを入れてみますね。暫く三線はお休みです。


ジョージ・シアリングのクールなライブパフォーマンス

2011-02-22 19:24:58 | jazz & vocal
Shearing On Stage/George Shearing
(Capitol T1187)

盲目の英国人ピアニスト、シアリングはスタンダードである「バードランドの子守唄」の作曲者としてジャズファンにはおなじみですが,異色の楽器編成のコンボ出の軽妙洒脱な演奏もこのバンドの個性として広くファンに知られているところですよね。本日は南カリフォルニアのクレアモントカレッジでの実況録音盤をアップいたします。

録音は1958年メンバーはGeorge Shearing(p),  Emil Richards(vib),  Jean Thielemans(g, harmonica), Al McKibbon(b), Percy Brice(ds)の五重奏団にArmando Peraza(perc)が2曲のみ加わっています。演奏は洗練されたクールなスタイルでシアリングといえばという「九月の雨」で幕を開けます。軽妙なメンバー紹介に交えて自分の名前をエロール・ガーナーと紹介し笑いを取るあたり,ライブならではの楽しい雰囲気が伝わって来ますよね。勿論ガーナースタイルのピアノも披露するあたりはさすがです。B面トップの「四月の想い出」も有名ですが,個人的にはこのメンバー紹介が聴けるA面が好みです。ランディ・ウェストンの「リトルナイルス」も良いですしシールマンスのハーモニカが活躍するエリントンナンバー「キャラバン」と続くくだりは最高に楽しいですよね。

所有盤はキャピトルレインボウのモノラル盤です。過小評価のシアリングですが,重厚さは求めなければ充分に楽しるアルバムに仕上がっていますよ。

「いぶし銀」という言葉がピッタリのセルダンの一枚

2011-02-21 22:58:13 | jazz & vocal
The Seldon Powell Sextet featuring Jimmy Cleveland
(Roost LP 2220, FSR reissue)

銀を燻すと艶が失われ、味わい深い灰色になることから「いぶし銀」という言葉は実力があっても華やかさに欠けるものに対して尊敬の念を持って冠せられることが多いように思います。実力があっても売れちゃあいけない,プロ野球で言うなら古くは広島の古葉,中日の高木守道,南海の小池,あたらしいところでは西武の辻とか巨人の川井といった所でしょうか。不思議と二遊間の選手が思い浮かびます。話しがジャズからそれましたが,テナー奏者では本日アップのセルダン・パウエルももそんな味わいのプレイヤーのような気がしてなりません。本日アップのROOST2220は以前にアップした日本制作盤のB面に収録されたセッションです。

元々日本制作盤を所有していたのですが,このFSR盤のカバーをみたとき,購入意欲が黙々とわき上がりカウンターに差し出したことを思い出します。帰宅して国内製作盤と比較し同じ曲の収録と気付き半ばがっかりしたことを思い出します。ジャケの渋さもさることながら,メンバー自体も『いぶし銀s』と言える通好みで固められています。フロントがセルダンとJimmy Cleveland(tb), リズムはFreddie Greene(g), "Hac" Hanna(p), Aaron Bell(b), ドラムはオシーとガスのジョンソンズがピックアップで担当しています。A面の”Woody'n You"やB面の"Undecided"等のスィンガーも良い感じですし,A面の"She's Funny That Way" や”I'll Close My Eyes"、B面の”Sleepy Time Down South"のバラードでも実にスムーズで良く唄うテナーを聴かしてくれます。”Hac"Hannaは勿論Roland Hannaですが彼の明快なタッチも見逃せませんね。暖かみのあるジミー・クリーブランドも名手にふさわしいプレイですし,スウィンガーでのグリーンのコードワークの巧みさにはいつもながやられっぱなしです。

前述のようにFSR盤ですが,思わずジャケ買いしたクールなカバーも含め,サウンド,メンバーといぶし銀にふさわしい味わいの一枚と言えそうです。

弱ったバッテリと空気圧低下。更に・・・。

2011-02-20 21:25:26 | Volkswagen

先月にも書いたのですが,カフェオーレ(69conv.)、やはりバッテリがよわっているのかなぁ?・・・。2/19(土)に通勤で使おうと思ったら、またしてもシュルシュルのセル音のみで点火しません。3度やって諦めムードでキーをひねるとブオーンとかかってくれました。確かに2週間いや1ヶ月かもエンジンかけていなかったのが災いしたのかなぁ・・・。家の周囲を一回りして職場へ。以後は一発始動です。2/20もカフェオーレ出動でしたが、一様一発始動しています。やはり毎週乗らないと調子が悪いのですかねぇ。これからシーズンなのに・・・。帰りにガスステーションで燃料補給をしましたが,このときタイヤの空気圧をみてもらいましたが前輪0.7kg,後輪1.1kgとデフレイトしていました。トホホ。前1.3kg、後1.9kgまでインフレイトしてもらいました。バイアスの空気圧低下,やっぱりありますね。マメにチェックしないとダメですね。

カフェオレにあまり乗らなかったのは寒さもあるのですが,昨年末から続くガレージドアの不調があるのです。木製ガレージドアをチェーンで巻き上げる構造なのですが,この動力となるモーター(Lift Master社製)が10年もすると弱るのだそうです。途中まで閉じかかって再び開いたりで、時には手動式になります。まったく気まぐれでボタン操作に反応することもあります。施工業者が倒産していますので知り合いにヘルプのお願いをしたところ原因はモーターということでebayで注文することになりそうです。ebayってこんなものも売ってるのか!!!さて今後どういう展開になるものやら・・・。丁度このガレージ側にカフェオーレを収納しているもので,ついつい引っ張りだすのが面倒になって乗らなくなってしまうのです。知り合いも忙しいようで,まだ手つかずです。まったく悩みが尽きませんね(涙)!


ブラジルのカルロスさんいい人だった!

2011-02-19 14:38:33 | jazz & vocal

自分はジャズビニルのフリークで大学時代からコツコツとコレクションしたジャズのインストとボーカルのレコードが恥ずかしながら6000枚に達しています。初期のビギナーの頃は住んでる街のレコード屋さん(今は死語ですね。)で購入した国内盤の再発ばかりでした。で、必然的に有名盤のコレクションというのはこのように国内盤で占められています。社会人になって,少し小金が出来るとオリジナル盤とかにてを出すようになったのですが,当然のようにジャズはアメリカが母国であり国内で探すととっても高価です。でもってアメリカ,カナダのショップから購入すると幾分reasonableなお値段で購入出来ることがあります。といっても最近は海外オークションには多くの邦人が入札されますし,アジア諸国からの入札も多くなかなか納得いく価格での落札は難しいですよね。海外との取引は国内に比べると英語ベースである分,少々リスクもありますがいい人もいてトラブルが起こりかねない事態も未然に解消されたりすることもあるのです。

ジャズを聴いている上,少しギターもやるものでボサノバと言う地球の裏側の音楽にも興味が尽きません。今回ブラジルからボッサのオリジナル盤(demonstration copy)を購入したのですが,長い道のりを経て到着したレコードは無惨にも割れていました。早速,クレームのメールを出すと,間髪いれず返事が帰って来て『先方で1週間,同じレコードの同様のコンディションのものを探させてください。見つからない場合にはフルリファンドします。当方にはコストがかかることはないから・・・』というものでした。当たり前と言ったら当たり前だけど、レコード自体は残念ですが,なんだかとてもいい気分です。カルロスさん、ブラジルが,ボサノバがますます好きになりましたよ!


Bugs Up 2011

2011-02-17 00:00:17 | Volkswagen

今日は仕事を早く切り上げて,接触不良で入院中だったETCの回収にフラットパワーまで行って来ました。ETCはY社長の配線工事で完治です。エンジンフード内もみてもらうと,ファンベルトが緩いようで締め直してもらいました。オイルも減ってましたので,交換です。これで帰りのドライブはとても快適でした。

さて、少しづつ暖かくなって来ましたが関東ではジャンボリーなど大きなイベントが目白押しですが,四国中国地区ではこのイベントです。岡山県笠岡市で開催されるBUGS UPです。4月24日(日)、今回は当日エントリが出来るらしいのでギリギリになって決めれば言い訳ですが・・・。昨年はエントリーしておきながら,事情で参加出来なかったイベントです。KAZUさん今年一発目、タンデムで行きましょうか?!


泥臭さとは無縁ですが・・・

2011-02-16 02:32:04 | jazz & vocal
Like Previn!/Andre Previn
(Contemporary M3575)

コンポーザー,アレンジャー,音楽監督,指揮者、ピアニストなどマルチな才能を示すアンドレ・プレヴィンはジャズ界だけでなくアメリカ音楽界で最も成功したのヨーロピアンかもしれませんね。クラシックピアノの卓越したテクニックに裏付けされたピアノは泥臭さはまったく感じられませんがテクニカルで明快なタッチは安定しており駄作が少ないのも特徴ですよね。本日はコンテンポラリーに吹き込まれたレギュラートリオの演奏です。

録音は1960年2.3月。全曲,新曲,勿論プレビンオリジナルと言う構成はこのアルバムにかけるプレビンの意気込みすら感じますよね。メンバーはPrevin(p), Red Mitchell(b), Frankie Capp(ds)のトリオです。この時期プレヴィンにはビネガー+マンのトリオ作品もありますが,このセットと甲乙つけ難いスイング感を味わえます。特にプレビンに"Close to the ideal trio drummer"と言わしめたCappのスティックさばきも聴きものです。ロイ・デュナンのクリアな録音でプレビンのメかいなタッチを引立てているも見逃せません。さすがコンポらですね。

所有盤はコンテンポラリーのモノラル・オリジナル盤、Promotional Copyです。以前にもアップしたコロンビア盤や他のコンポラ盤などにも白人美女がジャケを飾っているのがありますよね。このアルバムのモンロー風の美女ジャケが印象的です!

リラックスした変則トリオ

2011-02-14 00:00:24 | jazz & vocal
The Easy Way/Jimmy Giuffre
(Verve MGV-8337)

昨日はBGをアップしましたがクラリネットつながりというか、実際にはクラリネットだけではないですが難解、独特なスイングしない感で知られるマルチリード奏者ジミー・ジュフリーをアップしてみます。ジュフリーのこの変則トリオはエサ箱の中では常にスルーされて行く傾向にあり,自分のような奇特なジャズファンから取り上げられるのを待っているのです。メンバーをみてエサ箱に戻されるか,脇にかかえられるかはその方の感性だが,このジュフリー3のジム・ホールのギターワークを聞ければって言う感じで一枚ぐらい家に連れて帰っても良いのかも知れませんよ。

という訳で今日はジュフリートリオの1959年録音のVERVE盤です。ジムのギターワーク、自分はコードバッキングが好きなのですが、暖かいサウンドも特徴的で,コレでスイングしない?ジュフリーを懸命に煽って行く様が何となく良いですよね。こんな演奏はアトランティックのウェスタン組曲でも聞かれましたが,ここではオスカー・ピーターソン・トリオで全盛期にあったRay Brownを入れることでより強靭なスイング感を生み出しているところが良いですね。スローな演奏では、ちょっと引いてしまうところがありますがミディアムスウィングではこのコラボの良いところが発揮されている感じがします。特にB面トップの”Ray's Time"の作者のウォーキングから繰り出される強烈なスウィング感は絶品ですね。スタンダードもありますがA面冒頭のまとまったタイトル曲と”Ray's Time"で決まりです。

所有盤はT字VERVEのモノ盤ですがレイのタイトで芯のあるベース音,暖かいジムのサウンドはモノ盤ならではですね。あまり話題に上るアルバムではないでしょうがレイ,ジム好きには堪えられない魅力があると思いますよ!

久々に聴くBG

2011-02-13 00:00:29 | jazz & vocal
Benny In Brussels/Benny Goodman
(Columbia CS8075)

ジャズ界においてBGといえば、「キングオブスウィング」の称号を持つクラリネット奏者Benny Goodmanですよね。ジャズを表舞台に引き出した功績はジャズ関係者誰もが認める国民的英雄の一人ですよね。本日は1958に行われたベルギーの首都ブリュッセルでの万国博覧会に参加したBGの演奏です。この万博は現代音楽と建築物のコラボレイションがテーマだったと言われ,クラリネットを吹くBGとともにべルギー国旗となんだかかわった建築物がそのジャケを飾っています。

アメリカの外交的配慮もあったかなかったか?それにしても有能なプレイヤーがなを連ねているのが凄いですよね。自分が聞き覚えのあるプレイヤーだけでもあげますと,Tuft Jordan(tp), Zoot Sims, Seldon Powell(ts), Roland Hanna(p), Billy Bauer(g)etc....勿論タコ耳ですからクラリネットのBGとハナのピアノぐらいしかわからないです。もう一人,伝説のブルースシンガー,Jimmy Rushing(vo)の歌唱が聴ける点も嬉しいですね。オープニングの"Let's Dance"が始まりBGの一音を聞くだけで会場に要る雰囲気に浸れる筈です。"Don't Be That Way"もBGらしいし,ハナのピアノが活躍する”Hallelujah"もいい出来です。ラッシングのヴォーカルをfeatureした“Brussels Blues"で締めるA面がお気に入りです。

所有盤はコロンビア6eyeのステレオ盤です。たまにはスウィングジャズもいいモノですね。