![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/25/7f94349921f16e66e615998bbd1a05a3.jpg)
Dippin'/Hank Mobley
(Blue Note 84114 jp. reissue)
(Blue Note 84114 jp. reissue)
初めて聴いたのは中野のビアズレーと言うジャズ喫茶だったと思います。当時、4才下の弟は東京の大学(東大じゃないよ)にでてきて武蔵境に住んでいた関係で中央線プイッと行ける中野って言うのは割合みじかな街でした。ここで良くなっていたのが本日アップのモブレイのDippin'です。極めて印象的なオレンジのカバーには当時のジャズに対する熱い思いが一杯に詰まっています。ビアズレーのDippinは多分NYCラベルだったろう推測しますが、当時は国内盤はリリースされていなかったと思います。その後、新潟の中古レコード店ブラックライオンが開店して間もない頃、このDippin'の直輸入盤(NYCだったかリバティだったか定かでない)を店のプレーヤーで聴かせてくれたのを思いだします。もちろん売り物で6-7000円の値段がつていたと思いますが、当時食事代をきりつめてより多くのアルバムを聴こうと思っていた自分にはNYCでもリバティでも「そんなの関係ねぇ!」でした。そしてほどなくキングから国内盤が発売されたと記憶しています。そのとき購入、やっと手に入れて嬉しくてたまらなかった想い出がありますね。てなわけで今日はDippin'で行きましょう!
メンバーは言わずと知れたLee Morgan(tp), Hank Mobley(ts), Harold Maybarn Jr.(p), Larry Ridley(b), Billy Higgins(ds)の五重奏団です。後期モブレイでどうしてこのアルバムだけが傑出した人気盤になったのか?それはモーガンの参加と、A面の"The Dip"と”Recado Bossa Nova"の人気曲、そしてこのテーマでソロをとる モーガン、モブレイ、メイバーンの華麗なプレイにある事は明白です。 内容は皆さんご存知の通りのA面盤です。
blog仲間のNOTさんの「モブレイのBN盤は1568を除いて全てオリジナル」と言う記事を読ましていただいたが、うらやましいなあ。モブレイのオリジナル盤の異常人気は自分なりにもわかっていますし、今後もオリジナルに変わる事はないだろうなぁ・・・。まあ、この再発盤コレクションはそれなりに熱いパッションを感じるアルバム群である事には違いないのですが・・・。
拙ブログで何度か述べさせてもらっていますがBLUE NOTEは国内盤も良く出来ていてオリジナル盤と然程の差はありません。但し「SOUL STATION」のように擬似STEREO盤を踏襲して国内盤を作ってしまうとオリジナルMONOとの体感する音の差は歴然としてしまいます。
MOBLEYに関しては10年以上前には1568番以外の蒐集が終わっているので、なんとかなりましたが最近の値段じゃとても手がでませんよ~。
DIPPIN’は一般的にはMOBLEYの一番人気盤でしょう。「RECADO~」は大好きですがジャズロック調がそろそろ顔を出し始めて全曲OKとは言えないのが残念です。
BN, Prestige, PacificとNOTさんのオリジナル度の高さには脱帽です。モブレイのオリジの異常高値には閉口、笑うしかないですね。
自分の場合、最初に聴いたモブレイがソウルステーションでディッピンは随分後のなってからですね。でもはじめて聴いたときから、もうファンになってしまいました。当時は、国内盤が出てなかったので、輸入盤(NY, liberty)しかなかったですが学生にはちょっとこたえる値段でしたね。今なら欲しいけど・・・。
私もモブレイ狂ですが、オリジナル率50%です。
オリジナル盤を良い再生装置で聴くとモブレイのマウスピースのズルズルという音まで聴けて感動した覚えがあります。
この再生装置・・・家が一軒建つほどの金額でした!
モブレイ狂は結構たくさんおられますね。
4438milesさんの時代は、輸入盤買えば半分位の確率でオリジナルが買えた時代なのかもしれませんね。
モブレイは自分もほとんど所有していると思うのですが、全てが再発輸入盤か国内盤です。こんな風に初期に購入したものは学生時代で資金繰りが難しく、海外取引など出来なかったのでやむおえないですね。その代わり、思い入れだけはこのDippin'のように他のオリジナル盤達と変わりませんし、それ以上なのかもしれませんね(笑)。