Enough Said/Bill Jennings
(Prestige 7164)
(Prestige 7164)
ルイ・ジョーダンやビル・ドゲットなどとの共演で有名なギタリスト、ビル・ジェ二ングスはプレステッジのアルバムをディグしたことのあるコレクターにはとりわけ興味深い名前ではないでしょうか?事実、自分も第2作をStatusラベルで入手はしていたものの、この第一作"Enough Said!"(タイトルが最高だ!)はなかなか入手困難で実物すらお目にかかったことがありませんでした!遂に、これをNJラベルで入手することができました。やった!!!
さてこのジャケを見てゲゲゲ。今まで小さな写真でしか見たことがなかったのですが、レフティでありながら右利きのギターをそのまま使っています。ピックガードは上向き、それだけじゃない!よく見ると弦の順序も右利きギターのままなのです。構えたときに一番上が太い弦(6弦)が来るのが当たり前ですが、ジェニングスは一番上が最も細い弦(1弦)が来る張り方でそのまま弾いているのです。こういうのは黒人のブルース系のギターには多いのですかねぇ・・・???。いろいろ想像をめぐらしますがスゴすぎるとしか言いようがありません。
ジェニングスのギターは硬質サウンドで音色については好き嫌いがありましょうが、ここではウィリス・ジャクソンのグループで長く共演することになるJack McDuff(org)とAlvin Johnson(ds)の2人にWendell Marshall(b)を加えたカルテットで演奏されます。タイトル曲のA-1"Enough Said"で、充分に語り尽くされたジェニングスのギターを満喫できます。個人的にはA-3"Volare"とB-1"Dark Eyes"のメロディックなテーマに乗ったジェニングスが最高に好きですね。
所有盤はプレステッジのBergenfield NJ盤です。番号から行くとオリジナル盤ですね。マーシャルの力強いウォーキングもビビッドに録音されておりさすがです。このジャケ写、若干の痛みはありますが、すばらしい!!!
運指の方を利き手で弾くというのも一つの考え方かもしれないなーと思いました。
おそらくジミヘンもポール・マッカートニーも弦の張り方は反対かと思うのですが・・・。
やはり、あまり見かけないですよね。
ちょっとアコースティックブルース系のカバーのような感じで以前から探していました。キング盤は残念ながら未聴です。なかなかお目にかかれないですよね。
日本人にもいます。確か、浅川マキの昔のレコードで弾いていた杉浦芳博というギタリストがそうでした。ちょっと不思議な感じのリズムギターでしたね。
最初の段階でそうやって弾いて、もう後戻りできなくなるんでしょうか?
アルバート・キングとか杉浦芳博さんの動画をみてみたいですね。どんな感じの右手の動きをするのか・・・???
かなり無理が有るような気がするのですが、凄くないですか?
貴重な情報ありがとうございました。