67camper's Blog

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FUNKY & EXOTIC HORACE SILVER!!!

2006-06-20 02:52:24 | jazz & vocal
The Jody Grind/Horace Silver
(Blue Note BST84250)


 今から20年以上前になりますが、広島・流川にシルバーというジャズ喫茶がありましたね。歓楽街の中、地下に階段を降りたところにあったと記憶していま す。こう言ったように、日本のジャズ喫茶の店名になるほどホレスは有名、人気のアーチストであったと言えます。ほとんどがブルーノートに録音されているよ うに、オルガンのジミー・スミスと並びBNの最重要アーチストであったと考えられます。彼のジャズ界へのデビューはスタン・ゲッツのグループであった事は 良く知られておりゲッツのサウンドなどルーストのアルバムで初期の彼の演奏を聴く事が出来ます。BNには初代メッセンジャーズの演奏をはじめ彼のオリジナ ルグループの演奏を含め多くの人気盤があり、それぞれで彼のオリジナル作品が紹介され、いずれもファンキーでややエキゾチックな印象を持った佳曲が数多く 生まれてきました。  

 本日UPのアルバムは、シルバーの諸作の中ではかなり後期、この後ぐらいから演奏はビッグバンドっぽくなったりで少しヤバくなってきますので、このアル バムもこれら後期のアルバムと同様に考えられているかも知れません。そんな事はないですよ。このアルバム、ジャケットも60年代っぽいややヒップな感じな ので、購入するには少し勇気が必要だった記憶があります。内容は後期シルバー、ファンク&エキゾティックフレイバーが横溢したなかなかの好盤です。フロン トはウッディ・ショウのトランペット、ジェームス・スポールディングのアルトとフルート、タイロン・ワシントンのテナーで、ラリー・リドレイのベース、ロ ジャー・ハンフリーズのドラムのquintet or sextetです。全曲がシルバーのオリジナルというのも彼の作品らしいですが、ファンキーなタイトル曲のThe Jody Grind、Mexican Hip Danceのマリアッチ風の曲想など彼の作曲の才能が充分に発揮されています。またB面トップのBlue Silverでは彼のピアノプレイがフィーチャーされています。皆様ジャケットにだまされる事がないように!  

 自分の所有盤は新品で石丸電気で購入したリバティ盤です。廉価盤コーナーに置かれており駄目もとで買ってやれと思って購入した一品です。儲けましたよ。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シルバー! (swan)
2006-06-20 06:49:47
おはようございます。



シルバー大好きなんですがこれは持ってません。この辺の(65年~のブルーノート)いいの結構あるんですよね。シルバーでは最初に買ったblowin the blues awayが定番ですが愛着あります。一番後期では“親父のための歌”でしょうかね。以前cape verdean bluesという渋い盤が再発されましたが見送ってしまいました。ミッチェル~クック以降のシルバーバンドも聴いてみたいですね。



ご紹介盤のジャケットいかにも60年代中期って感じでいいんじゃないでしょうか?
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BN後期シルバー手が出ません (george)
2006-06-20 09:26:54
ホレス・シルバーは、ブルーミッチェルとジュニア・クックを擁したころまでですね。BN後期の

シルバーには触手が伸びません。往年のファンキー・サウンド戻ってきたcolumbia盤、Impulse盤は、持っています。

>内容は後期シルバー、ファンク&エキゾティックフレイバーが横溢したなかなかの好盤です。

是非、聞いてみたいですね。
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後期BN (67camper)
2006-06-20 22:48:15
swanさん、コメントありがとうございます。シルバーのBNでは、御指摘のBlowin The Blues Away, Finger Poppin', Horace-cope, Doin' The Thingのミッチェル、クックがフロントのグループの演奏がベストだと思います。

Song For My Fatherはシルバーの代表的な佳曲と思います。

アップしたThe Jody Grindの一つ手前がCape Verden Bluesですよね。JJの参加が目玉ですよね。この辺りのシルバー(4200番台)も捨て難いですよ。
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Columbia?Impulse? (67camper)
2006-06-20 22:52:56
georgeさん、コメントありがとうございます。

後期BNのシルバーもなかなかのモノですよ。



自分は残念ながらColumbia盤やImpulse盤を所有してません。

是非、貴ブログでアップしていただければと思います。

宜しくお願いいたします。
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愛聴してます♪ (サイケおやじ)
2006-06-21 06:41:20
これ、私も愛聴盤です♪

この頃のシルバーは、ちょっと盲点になっていますけど、続く「Serenade To A Soul Sister」「You Gotta Take A Little Love」までは、なかなかシビレます♪

それは密かに内容されたロックビート、ジャズロックではない、シルバーだけのグルーヴの痛快さだと思います。



後の人民連合三部作はかんべんしてほしいのですが……。
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人民連合三部作 (67camper)
2006-06-21 10:17:49
サイケおやじさんこんにちは。コメント有り難うございます。

>「Serenade To A Soul Sister」「You Gotta Take A Little Love」までは、なかなかシビレます。

同感ですね。

これ以後のモノを人民連合三部作という呼称があるのを知りませんでした。勉強になります。ところでどなたの命名ですか???
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人民連合 (サイケおやじ)
2006-06-22 05:49:56
この言葉はジャズ喫茶に集う先輩達からの伝承です。

FMラジオのジャズ番組でも、由井先生あたりが使っていたような記憶もありますが……。



あと、BN後期のシルバーでは「Silver 'N Brass」も捨てがたい魅力があります。
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ジャズ喫茶 (67camper)
2006-06-22 06:27:19
サイケおやじさんこんにちは。Re有り難うございます。

そうでしたか。ジャズ喫茶って面白い方の集まりだったですよね。でも常連さんがいてなかなかとけ込めないお店もありましたね。初めて行った店では、客までも”何者だ?”って顔で見られる店もありましたね。変な空間でもありました。話の出来ないお店もありましたよね!



FMラジオのジャズ番組“ジャズフラッシュ”でしたっけ・・・?

NHK-FMだったと思いますが、良く聴いてました。時には、カセットに録音したりしてましたね(笑い)
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