The Soul is Willing/Shirley Scott
(Prestige 7267)
シャーリー・スコットとスタンレイ・タレンタイン,一体この2人の共演盤と言うのは何枚あるのでしょう?スコット名義はプレステッジ、スタンレイ名義はブルーノートと会社が異なりますが内容が似通ったアルバムをかなりたくさん作っていますよね。それも,3大レーベルの2つで激しく録音していますので、ジャズコレクションの観点から述べるとある意味避けて通れない最強の夫婦なのかもしれませんね。タバキン/トシコなんて何枚出してもかないませんよね。なんたってPRESTIGEとBLUE NOTEな訳ですから・・・。さて本日は,プレステ側からスコット名義のカルテットです。
メンバーはScott, Turrentineに加えてMajor Holley(b), Grasella Oliphant(ds)からなるカルテットです。演奏,黒いです!タイトル通りのソウルフルな仕上がりはお約束ですが,RVGの太い録音をボリュームあげて聴くと最高に黒さが引き立ちます。タイトル曲A-1からスタンレイが太いテナーで圧倒的にグルーブして行きます。コンピングを入れるスコットとの相性は言わずもがな、抜群です。個人的にはB面が好きなのですが,B-1の"I Feel All Right"はソウルフルな好演,続くSecret Loveは渋いスタンダード。最後の"Remember"はモブレイへの挑戦状とも思える好きな演奏ですね。ジャケもブラックでいい感じです。
所有盤はシルバー/ブラックのNJ, stereo盤です。RVGの録音でスタンレイのサックスはさらに太く逞しく聴こえますね。