研修のために江戸への出張である
ホテルのイルミネーションが綺麗なのでさすが東京と思ったらクリスマスなのでした
夜はH氏と一献酌み交わす約束があり 東京駅で車を待つ
東京駅は98年前の1914年( 大正3年 )の開業 関東大震災では耐えたが終戦直前に米軍の空襲で炎上し 67年ぶりに復元工事が完了したばかりである
写真を撮っている人たちが大勢なのです
広島より暖かいなぁと思いながら約束の場所へ向かう
創作家庭料理「 御 燗 」OH! KAN! は 一ツ橋の日本教育会館の地下に在る
教育会館の地階が居酒屋 と言うのも興があります
暖簾の前には 今宵も秋田犬が待っている よく出来た人形である
女将のSさんが秋田出身であり 酒肴は“ 秋田料理 ”を供してくれるのだ
女将の秋田訛りが心地よい響きですよ ずう~っと訛っていて欲しいものである
この夏の研修の際にH氏に連れてきていただいてすっかりお気に入りになっての再訪なのです
“ 秋田料理 ”を詠っているだけに「 ハタハタ 」がでてきました
《 秋田名物八森ハタハタ 男鹿で男鹿ブリコ 能代春慶 桧山納豆 大館曲げわっぱ~ 》と秋田音頭の最初に出てくるハタハタである
ハタハタの語源には諸説があるが「 霹靂( はたはた・へきれき )」は雷のことだそうな
冬の雷は日本海特有のもので 日本海の熱と冷たい季節風の大気の乱れで発生し 雪も降り始めるのだ
風雪を伴った雷が鳴り響き 海が荒れて海水温が下がるとハタハタは接岸してくる
ハタハタは【 霹靂神( はたはたがみ )】の使者なのだ
したがって漢字では神の魚【 鰰 】と書く
ハタハタの商品価値を上げているのが卵巣である ワシが生まれ育った秋田では「 ぶりこ 」と言うのです 「 ぶりこ 」無ければ値打ち半減なのです ハタハタの世界でもどうも ♂ は肩身が狭いらしい
H氏と酌み交わす盃は またしても充分量をいただいてしまいました