第2日目
きょうは台北市内観光です
■総統府
中華民国の元首及び首脳である中華民国総統が執務を行う官邸
日本統治時代の1919年に完成した建物で 台湾総督府
車窓からの見学です
■龍山寺
正式には ??龍山寺(もうこうりゅうざんじ)と称する
本尊は観世音菩薩であるが 現在は道教や儒教などの様々な宗教と習合しており 孔子や関帝(関羽、三国志)、媽祖など祀られている神は大小あわせて100以上にも及ぶという
人々は様々な神が祀られた7つの香炉を順に廻りながら それぞれの神に参拝するのです
霊験あらたかなご利益のスポットとして知られ おみくじはひき方があって名前 住所 職業 生年月日 占いたい内容を三宝仏に伝え操作をするのであるが3回までしかチャレンジできない まぁ私は幸いにもおみくじを手にしましたがその内容は“秘密”ですよ
昼食はアンバサダーホテルの川菜廰で四川料理です
そろそろ中華料理には飽きてきたのかも
■国立故宮博物院
故宮博物院は 1924年に北洋軍閥のひとりである馮玉祥が薄儀を紫禁城宮殿から退去させ 1925年に宮殿内で清朝が持っていた美術品などを一般公開したのが始まりだそうな
その後 満州に駐留していた日本軍が華北地方に軍を派遣してきたため 蒋介石の国民政府は博物院の所蔵品を戦火や日本軍から守るべく重要文物を疎開させた
現在の台湾(中華民国)の国立故宮博物院は 台北市北部の士林区にあり 中華民国政府が台湾へと撤退する際に故宮博物院から精選して運び出された美術品が主に展示されており その数は合計6万件にものぼる
フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並び世界の4大博物館のひとつに挙げられていることが頷けました
ルーブルには行きましたから2つは制覇です
それにしても代表的な所蔵品である“翆玉白菜”のなんと小さいこと(長さ18.7cm 幅9.1cm 高さ5.07cm)“人と熊”はなんと高さ6cmでした
大陸からの観光客が多いせいか 押すな押すなの大混雑でゆっくり鑑賞出来なかったことが悔やまれます
■国民革命忠烈祠(こくみんかくめいちゅうれつし)
忠烈祠は中華民国台北市中山区にある辛亥革命を始めとする中華民国建国及び革命 中国大陸での日中戦争などにおいて戦没した英霊を祀る祠で中華民国国防部の管轄下にある
日本統治時代は台湾護国神社が当地に建設されたのですが その跡地に創設されたのだそうです
忠烈祠は衛兵交代のセレモニーで有名なのです
陸・空・海軍より選抜された兵士が1時間交代で大門と大殿を各2人ずつで守っている
任務に就くと1時間微動だにせず瞬きもひかえている 傍には世話係がついていて汗を拭いたり面倒をみているのでした
夕食はリージェント・タイペイの「晶華軒」で中華料理を
ここはオススメです 久々に本格的な中華料理を楽しめましたなぁ
■台北101
台北市信儀区にある超高層ビル
高さ509.2mで 地上101階 地下5階からなり 名前はこれに由来する
施工は熊谷組
509.2mという高さは2007年にブルジュ・ハリーファに抜かれるまでは完成建物としては世界一であった 全面ガラス張りの近代的な建築ながら 輪郭は伝統的な宝塔と竹の節がイメージされている
風による振動を緩和するために 巨大なTMD(チェーンドマスバンバー)が建物上部に設置されており見学できる
地上1階から展望台のある89階(地上382.2m)まで東芝製エレベーターで39秒で到達します 綺麗珠寶会社の珊瑚や宝石の土産物屋がありますが買いませんでしたが
円山大飯店で2連泊です
円山大飯店は日本の統治時代 剣澤山に建設されていた台湾神宮の跡地を利用して建設されたそうです 1952年に開業
建設に際しては龍の彫刻を多用し 龍宮と称されているそうな いわば迎賓館的な存在でしょうか
台北のランドマークになっているのです 5階の部屋からシテイビューの眺めが爽快でした
第3日目
台北の朝市雙連(そうれん)市場の散策はパスして ゆっくりと街なかへ出掛けましょう
■行天宮(ぎょうてんぐう)
台湾道教とも呼ばれる独特の多様性を持つ民族宗教で 祀られているのは関羽、呂洞賓、張単、玉善、岳飛の五恩主である
■國立國父紀念館
中国革命の指導者であり 台湾の父とも呼ばれる孫文 現在でも高い尊敬を受けているのでしょう 100元札の肖像も孫文です
日本との関わりも大きいことはよく知られているのですが「三民主義」(民族の独立、民権の伸張、民生の安定)は現在の台湾政府の基本理念であり 学生の必須科目となっているそうです
國父紀念館の中心にあるメモリアルホールには孫文のブロンズ像が鎮座
ここでも毎時 衛兵の交代セレモニーが行われます
中国では本名に加え「号」と言う呼び名を持つ習慣があるのですが 孫文の号である「中山」を記念した呼称が多くみられるのです 國父紀念館の周囲をとりまく中山公園は広々として 台北101 がよく見えます
昼食の後は 早めに空港に向かいましょう
空港の掲示で眼につく「行李」の文字が妙に懐かしい
現地ガイドは3日間ともKさん(♀ 57歳 自称楊貴妃の生まれ変わりと言っておりましたが) 『 また来ますよ! 』
広島からは気軽に行ける海外旅行であり親日的です
現在の健康状態を考えると このぐらいの旅程が《 楽しい旅 》にちょうど良いのかも知れません