青春の詩を探してみましょう と出掛けました
【 KAYAMA YUZO ON STAGE ~Live in 廿日市~
加山雄三オンステージ 】
2016年11月26日(土)
はつかいち文化ホールさくらぴあ
いやぁ~ 驚きました! 予想通りに満席なのですが大半が後期高齢者の方たちです
大半と言うよりも殆どが と言うべきでしょうか
私も充分に高齢者なのですが
加山雄三は1937年生まれで現在は80歳です
俳優 シンガソングライター タレント ギタリスト ウクレレ奏者 ピアニスト 画家
ニックネームは若大将 作曲家としてのペンネームは弾厚作
父親は俳優の上原謙 母親は女優の小桜葉子
この程度のプロフィールは誰でもが知っていることでしょう
加山雄三を 若大将シリーズで知ることになった
東宝が1961年から1971年まで製作した加山雄三主演の喜劇映画のシリーズ名である
1965年に映画「エレキの若大将」の主題歌として発売された「君といつまでも」は350万枚の大ヒットになり俳優そして歌手としても人気となった
若大将シリーズは駅前シリーズ・社長シリーズ・クレージー キャッツの映画とともに1960年代の東宝の屋台骨となったのであるが これらの映画もすでに懐かしい記憶のなかにあります
映画では1977年の「八甲田山」(高倉健 北大路欣也 三国連太郎)が印象に残っております
「八甲田山死の彷徨」新田次郎の小説の映画化です 死が運命なら生もまた運命である
そして北大路欣也のセリフ『天は我を見放したぁ~!』は当時の流行語となりました
加山雄三は 青森歩兵第5連隊大尉の役で圧倒的な存在感と存在感と温もりを感じさせてくれたものです
ステージのオープニングはエレキギターを奏でながら「お嫁においで」からどんどん続きます 「旅人よ」は好きな歌でした
最近ではTVの「愛は地球を救うの」テーマソングの「サライ」を作曲しているのが記憶に新しい
そしてフィナーレの「君といつまでも」と 休憩することなく歌い続けることができるのは80歳と言えども健康なのだろうなぁ
パワフルです この頃アンチエイジングに関するTV-CMに出てくるのが頷けます
医療系のCMパンフにもよく登場します
今夜の最終便で帰って 明日は午前中から東京高島屋でサイン会そしてその合間にトークショーがあると言う
私は日帰り東京往復しただけでヨタヨタしているのですが
いやぁ~ 驚きました! 満席の大半が後期高齢者の方たちでした
青春ソングに酔いしれつつ 老老男女が小躍りしておりました
Liveの雰囲気としてはやや特異な感じが否めませんでしたが加山雄三でなければ演出出来ない魅力なのでしょうか
…やはり 年齢を重ねただけでは人は老いない
情熱や憧れを失う時に初めて老いがくる
歳月は皮膚のシワを増すが 情熱や憧れを失う時に精神はしぼむ…のだろう
コンサートの帰り路に ………
私は後ろを振りかえることをしないことに決めていたのですが ここのところ自分を振り返ることが多くなってきたように思うのです
年齢を得たと言うことなのだろうか なにしろ70歳代なのだ
気がつくともう老人なのでした
しかし青春というのは過去なのだ
1963年の坂本九のヒットソング『明日があるさ』では
明日があるさ 明日がある
若い僕には夢がある
いつかきっと いつかきっと
わかってくれるだろう
明日がある 明日がある 明日があるさ
と未来への虚構のような気がしたものなのだが
1969年の森進一は『港町ブルース』では
明日はいらない 今夜が欲しい
港 高地 高松 八幡浜
と未来の幻影よりも今夜という確実なものを求めた
今やるべきことに全力を注ぎこめばいいのだと思う
人生と言う燃える季節はまだまだ続くのだ
なにが起きるのかわからないのが人生だろう
“もう” と言うべきか“ 未だ”と言うべきか2年半前になりますが入院生活を余儀なくされた
恐らく心ない人は「あいつはこれで駄目だろう」くらいに思ったことだろう
しかしながら退院する時に『病前よりは元気になるのだ!”』と言う気持ちが強くなった
病気 災難 不幸 失敗などが“回復力”というプラス志向を呼んでくれたのだろう
悪条件が復元力を育むのだ
日本人の平均寿命まで生きればいいやと思っていたのですが 男の平均寿命が80歳まで延びたことでもあるし“いつ死んだって …… よくない!”ことにしました
と 私の独白はいつまでも続きそうである
青春を語る時に きまって思いだすのは 君も知っているだろうが
サミエル・ウルマンの「青春の詩」なのです
you are yang as your faith, as old as doubt;
as young as your self-confidence, as old as your fear;
as young as your hope, as old as your despair.